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紺の豚のブログ一覧

2016年02月21日 イイね!

紺ミニとの日常-初めてのCVT-

紺ミニとの日常-初めてのCVT-水曜日にやってきた紺ミニ(ミニクーパー・コンバーチブル CVT)だが、早速嫁さんのアシとなって娘の塾の送り迎えや母の介護施設への送り迎え、そしてテニスコートへのアシなどに八面六臂の活躍をしている。横の写真ではRover75が前にあるけど、水曜日からはずっとミニが前にある。
「CVT、慣れた?Rover75よりは小さくて気楽だろ?」
と聞くと
「うーん。まだガクガクすることがあるけど、だいぶ慣れたわ。でもやっぱり75の方が楽。大きいけれど(車両感覚が)掴めてるし、やっぱり左斜め後ろが見えにくいのが怖いわ。」
とのこと。
初代BMWミニのクーパーだけがこのCVTを使っている。二代目からは普通のATになったので、ドライバビリティや信頼性に難があったのだろうと思っていた。実際に乗ってみると、加速が二相性なのだ。それは
1)まず普通のトルコンのように回転数が上がり、それに応じて車速が上がる。30-40km/hまで。
2)その後回転数の上昇が止まり、同じ回転数で車速が上がっていく。それ以上。
調べてみると、このようなHPに行き着いた。それを私なりに解釈すると、
1)はトルクを最初に伝達するクラッチがONになっていく相
2)はその後CVTによる無段変速の相
のようだ。

問題はその二つの相のつながりが上手くないこと。
特に減速時2)から急にエンジンブレーキがかかり1)の相に戻る時が問題で、そこで再加速するときガクガクするのだ。交差点で減速して左折、その後増速といった、市中で最も使うシチュエーションで露呈するため、非常にイライラした。
しかし、4日間乗っていると、学習機能があり、だんだんスムーズになってきた。減速時も2)からスーッと止まることもあり、やっぱりトランスミッションが温まらないといけないようだ。2)の相も慣れが必要だが、最大出力回転数の3000回転前後をキープするので、それなりに力強い。

2/19金曜日。夜9時半。
「久しぶりに夜の街にガオーしてくるね。」
「ホント久しぶりね。気をつけて。」
と嫁さんに快く送り出してもらう。
土曜日も半日仕事だし、慣れないクルマ。近いし箕面に行ってみるか。夜の街じゃないけど(笑)
粟生団地から勝尾寺に登っていく道がホームコース。ここで、初めてDモードから右にシフトレバーを倒し、SDモードにする。
お、けっこう楽しいじゃないか!
変速を全く気にせず、ステアリングとブレーキだけで、けっこう楽しく走れる。3000-5000回転をキープしてくれるので、十分速く感じる。いや、速いかどうかは問題じゃない。キビキビとゴーカート感覚で曲がり、小さく角張った車体は取り回しがよく、楽しいのだ。上記のHPにもSDモードの楽しさが描いてある。
箕面川沿いの高速コーナー。回転数で車速がわからないのが怖い。あまりにゴーカート感覚でロールしないので、一回オーバースピードになりかけて冷や汗をかいた。でも、楽しい!

やっぱりミニにして良かった。
アルファスパイダーも楽しかったけど、ずっと現代的。ちょうどRover75を小さくしてきびきびさせた感じだが、がっしりとグリップがよく、剛性感があって、素直に曲がって行くあたり、やはり同じメーカーの実験部隊が仕上げたことがよくわかる出来上がりだ。難点を一つ言えば、やはり乗り心地はそれなりに硬い。

土曜日は雨。雨の日に娘の送り迎えに使ってみるが、フロントからの雨漏りは全くない。今まで所有したNAロードスターやFアストラカブリオレでも皆無では無かったので、さすがというべきか。

日曜日はオープンにして、小春日和の中を「ママの休日」の嫁さんの送りに走って行く。
「オープン日和だね!」
「そうね!でもフルオープンにしなくても、前半分だけ開ける『サンルーフモード」で十分よね。」
確かにそうだ。フロントウインドウが立っているため、サンルーフモードでさえ、おでこの斜め上に青空が広がる。前を向いて運転している限りは、フルオープンでもサンルーフモードでも同じだ。今日1日、ほとんど走っている間はサンルーフモードにしていた。
今までよりずっと機敏にスイスイと街中を泳ぎまわれる気がするが、ついつい左追い越しをしたりして下品になってしまう。嫁さんも
「前をトロトロ走られると、『何トロトロしとんじゃー!』っていう気になっちゃうわね(笑)」
と言っていた。
私はクルマのキャラによって運転が変わると嫁さんに言われていたが、あんたもやんか!(爆)

久しぶりに新しい車(新車じゃないけど)を導入して、カーライフが新しい方向に展開していく気がする。紺ミニとの生活を楽しんでみよう。
Posted at 2016/02/21 22:02:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミニコンバーチブル | 日記
2016年02月18日 イイね!

そしてみんな揃ったー紺ミニの顛末ー

そしてみんな揃ったー紺ミニの顛末ー今まで紺ミニについては、見に行ってきたというお話しかしていなかった。それにはここに書く顛末があったからだ。やっと全てが終わったので、お話しようと思う。

1/4にP6の修理を出した後、ちょうどその場所で車庫証明を取ることにした。書類を嫁さんに所轄警察署に持って行ってもらうと
「字が汚くて読めない」「道幅が書いていない」
と突き返し(涙)
嫁さんに清書してもらっていくと
「この車庫のどの場所に入れるんですか?前と場所が変わってますよ。」
「マンション内でみんなで時々場所を入れ替えるんで。」
「それは困ります!その場合は全部再登録してください」
もー!これだからお役所はイヤだ。

やっと車庫証明をとり、納車になったのは1/27だった。
売主は枚方の業者さんだった。オークションに出しているが、個人商店という感じだ。12/27に見に行った時はまだ試乗も何もしていなかったので、動く紺ミニは初めてだ。
最寄り駅に降り立ったら、迎えに来てくださったのだが、
「年末年始、動かさないようにしていたんですが、バッテリーが上がってしまって。それに付け替えてから、ATがおかしいんですよ。回転が下がらなくて。年末には僕がナンバーを付けて乗っていたので、大丈夫だったんですが。」
えー!


初代BMWミニの有名なウイークポイントがこのCVTだ。だから安いという話もあるくらいだ。
もし壊れていたら部品交換なら70万、O/Hでも15万。一番高くかかる問題点だ。
年末には確かにナンバーが付いてたけど、奥に押し込んであったから、自分では乗ってない。
年末に見た時は売主さんを信用して試乗しなかったのに。
「安物買いの銭失い」か?

ホントに??元から調子悪かったんじゃないのか?
「まあ、横に乗ってみてください。」
乗せてもらってショップへ。走り出すと3500回転くらいまで上がり、回転が下がらない。40-50キロでガクガクする。
「一度CVTのオイルを変えた方が良いかもしれません。」
走行約5万キロ、オークションでは記録簿無しだったが、実際には全ての記録簿があり、走行距離と時期も整合しており、これなら問題なさそう。事故歴もなさそうだ。
NCNRだから仕方ない。乗って帰るしかないなあ。
15万、ひどくすれば70万か。相場より安く買ったのがふっとぶ価格だ。

多分暗い顔をしていたのだろう。売主さんが
「紺豚さん、オープンに良くされそうですか?」
「なるべく開けるつもりでいます。」
「それなら...これを使われますか?」
出してきてくれたのが、ミニコンバーチブル用のウインドデフレクターだった。
「これ、オークションで見てましたけど、結構高く売れるじゃないですか。」
「ええ。でも気持ち良く乗ってもらいたいですからね。」
「ありがとうございます。早速付けて乗って帰ります!」

寒い中、オープンにして国道一号線に乗る。
やっぱり自分で乗っても、どうアクセルを緩めても、3500回転から下がらない。高速に乗って80キロあたりになって、2500回転あたりに下がる。でも速度が落ちると、また回転が上がり、40-50キロの一番繁用する速度でガクガクする。
ウインドウの上の空にうろこ雲。きれいだなあ。
それをしみじみ眺めたいからオープンにしたのに。前途多難だ。

家の車庫にまず納めたが、心は晴れない。

翌日、さっそくギャルソンガレージに電話。大社長が出てくださった。
「これこれこういう理由で、オークションで買ったんですけど、CVTがおかしくて...泣きつけるのがギャルソンさんしかなくて。ホントに申し訳ないんですが、見てもらえます?」
「いいですよ。見ましょう!」
即答。地獄に仏だ。BMWもたくさん扱ってるし、うちの75を含めローバー車のディーラーでもあったショップなので、ありがたい。
「昨日、ネットで調べてたら、バッテリー上がりの後にCVTがおかしくなることがあるが、リセットとリプログラミングで治ることがあるらしいですね。」
「それだとありがたいですけどね。まあ、うちで出来るだけ安く挙げてみましょう。代車、今は無いんですが、いいですか?」
「お願いします!おたくで買った車じゃないので、代車はいいですよ。」

1/30土曜日午後、ギャルソンにお邪魔する。若社長が居られたので、
「すみません、ご迷惑かけて」
「いえいえ。うちでもこのミニ、結構売ってるんですけど、CVT自体が壊れたことは無いんですけどね。」
「それだとありがたいんですが...」
「それから、今工場が一杯なので、少しお待ちいただけますか?代車ありますけど乗って帰られます?」
「いえいえ。そんな。申し訳ないですから良いですよ。最寄り駅まで送ってください。」
「まあ、そう言わずに、お家まで送りましょう。」
ホントに申し訳ない。

「あれ、こんなのまで売ってるんですか?」
「いえ、これはお客様のクルマの整備です。」
お客様のクルマで写真は出せないのだが、ツートンのムルティプラ!(初代!)
送ってくださるのが、
「え、これって売り物のE500リミテッド 94年式じゃないですか!」
「まあ、丁度前に出てましたからね。」
「でも、以前代車で出してもらいましたが、すごい加速ですよ。」
「そうだ、紺豚さん。Sクラスの素晴らしい個体があるんですけど、見てみます?」
「買えないけど、良いんですか?」
「話のネタにどうぞ。」
これは後日引き取り時に撮影させていただいた写真だ。

珍しいソリッドのブルー。
「90年代のほとんど最終のS380(だったかな?)ヤナセ物です。2万キロしか走っておらず、初めのオーナーが亡くなって、ずっと会社の倉庫で保管されていたんです。」

うわー!なんという内装だ!MBテックスが全く新車!

これは動態保存だ!あまりにきれいで使えない!
「これって300万くらいですか?とても買えないし乗れないほどきれいですけど。」
「まあ、そんなもんです」
ご興味のある方はギャルソンガレージまで(笑)
家まで送っていただき、吉報を待った。

2/15、私の誕生日の前日。
家へ帰ると嫁さんから
「ギャルソンさんから電話があって、出来たって。」
「え!それはすごい。値段のこと何か言ってた?」
「何も言わないけど、あそこはお金がかかる時は言うから、安かったんじゃない?」
翌日コールバック。受付の女性が出てくださる。
「2/17水曜日の午後に取りに行きます。お値段わかります?」
「三万円ちょっとですね。」
良かった!!リセットだけで済んだみたいだ。

2/17午後、はやる心を抑えて中央線に乗り、ギャルソンガレージに。
駅まで紺ミニにのって若社長の弟さんが迎えに来てくださった。
「安くで済んだみたいですね。」
「CVT本体ではなく、制御コンピューターとCVTを繋ぐハーネスの接触不良でした。すべてクリーニングしてカプラーを接点復活したあと、コンピュータのリセットと再設定で、ほらこの通り。」
確かにCVTらしいエンジン回転の上がり下がりだが、回転はちゃんと下がっている。
「ありがとうございました!」


走行距離5万キロ足らず、実質ワンオーナー。あと車検まで3月しかないけど、でも助かった!

でも家に帰ると、P6も戻っている。どうしてみんな一緒に帰ってくるの(爆爆爆)


やっと3台揃った。フラミニアはまだカウント外(笑)

仕方がないので、P6は少し堺の嫁さんの実家に預かってもらうことにした。最終目的地には次の週末に行くことになりそうだ。

趣味車、交代!




フロントウインドウの上に見える青空が、やっと楽しめる気分になった。
Posted at 2016/02/18 22:55:28 | コメント(5) | トラックバック(0) | ミニコンバーチブル | 日記
2016年02月16日 イイね!

P6修理完了

P6修理完了以前のブログでハブベアリングから音が出ていることはお話した通りだが、そのあともP6で通勤をしていた。でもJapthugさんから早く治さないと...と言われていたこともあり、決心して年明けに入庫させることにした。

1/4、まだバハは開いていないのだが、小大将のご好意に甘えて、P6を預けに行った。緑地公園駅までP6で送っていただき、さあ地下鉄に乗ったところで、ETCカードや有料橋の回数券、そしてP6だけでなくRover75の鍵まで忘れていたことに気がつき、引き返す羽目になった。おかげで小大将の妹さんのまりこさんとも会うことができ、ついでに
「kotaro号と同じようなシートカバー、作ってくださいな」
と依頼できたので、良かったと思っておこう。皆さん、御迷惑をおかけしました。

1週間ほどしたら、小大将からお電話をいただいた。
「リアからの異音は、やっぱり右リアハブベアリングでした。国産部品もありますが、教えてもらった英国のHPで見ると、ずっと安いですね。それから、エンジンのクランクシールからかなりポタポタオイルが漏れてます。これは修理しないといけないですね。フロントかリアか判らないので、両方を取ってみてください。いずれにせよエンジン下ろさないといけませんが、どうします?」
「わかりました。エンジン降ろしてやってください。いつものRover classicsから取ってみます。」

数日して私から電話してみると、
「もう部品は届いていますよ。」
早い!1週間たっていないはず。
「今立て込んでるので、少しお時間いただけますか?」
「春のシーズンに間に合えばいいので、ゆっくりでいいですよ。」
ちょうど紺ミニの車庫証明のため、うちの車庫を開けておかなくてはならない。ちょうど良かった。でもエンジン下ろしとなると、かなり金額も...それを見越して、手持ちの16番模型を処分したり、蔵出し品を買って整備して売ったり、いろいろ模型でなんとかしてみようとはしているのだけど...

2月10日に着信履歴。
バハにコールバックすると、小大将より少し年上の声が。
「もしかして大将ですか?kotaroさんから伺ってました。紺の豚です。」
「おお、聞いてますよ。P6できましたよ。」
「エンジン下ろしたんですよね?」
「後ろだけだったので、エンジン下ろさずできました。トランスミッションは下ろしましたけど、もう戻してますよ」
助かった!
ついでにフラミニアの革の事も相談するが、やっぱりここまでくると張り替えしか無いかな?という事だった。
「わかりました。2/13土曜日昼から取りに行きます。」
やっぱり1ヶ月はかかったな。

2/13土曜日は雨。あまり雨の日に直った車を引き取りたくはないが、仕方ない。
到着するとさっそく大将が出迎えてくださる。
「お初におめにかかります。いろいろ電話でありがとうございました。」
「パワステポンプのステイが折れていて、それを直しましたけど、プーリーのガタが出てます。次に部品を取る時にはそれも取ってください。それから、手動で動かしていたクーリングファン、ちゃんとジムニーのセンサーを使って85度でonにするようにしました。手動で動かすスイッチも残してます。」
「ありがとうございました。」
「せっかくだからリフトアップしましょうか?おい、手伝って!」

他のお客さんと話をしていた小大将を呼び止め、ちょうどリフトのところにあったkotaroさんの850クーペを押し始めた。
「手伝いましょうか?」
「いやいや、軽いから。」
本当に二人で押して行ってしまった。

ちょうど二台の車が一緒の構図に入ったので、写真を撮ってみた。kotaroさんの所有車と元所有車。早く850も復活させてあげてくださいな。大将がコツコツ天井の内装を直してくださってましたよ。

まりこさんが作ってくれたシートカバーもいい色合い。
facebookで「シャワーキャップのローバーおばさん」公開中。爆笑必至。


「ここのステイが折れていて、パワステポンプがブラブラでしたわ。ベルトも痩せてました。」
こういうのは後から後から出てくるものだ。
医療の世界でも「後医は名医」と言うが、後から見た方が症状が揃っているので、診断がしやすい。だから前の主治医が見逃していたわけではなく、単にどんどん悪いところが露呈してきただけなのだ。

リアのドディオンアクスルとインボードディスク。
小大将に
「これ、ブレーキパッドとかディスク交換とか、うっとおしいんじゃないですか?」
と聞くと、
「これなんかましですよ。アルファのトランスアクスルのやつの方がよっぽどうっとおしいです。」
「じゃ、kotaroさんのAlfa75はうっとおしいんですねえ。」

お二人にお礼を言って、バハを後にする。エンジン下ろしで無かったので、トータル30万以下で済んで、ホッと一安心。でも7月には車検があり、どうせ娘の受験イヤーだから、ミルキーも何も家族では出られない。どうしようかなあ。

音が消えて、しずしずと快走するP6の中で、今後のことを考えされられていた。
Posted at 2016/02/16 23:39:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | ローバーP6 | 日記
2016年02月16日 イイね!

アルミの地肌

先日フラミニアを見に行った時に、
「下地を入れる前の無塗装の写真を送ります」
と言われていたのが届いた。

うーん。美しい。
Posted at 2016/02/16 22:19:00 | コメント(5) | トラックバック(0) | フラミニア | 日記
2016年02月07日 イイね!

折り返し地点

折り返し地点待ちに待った日曜日。昨夜は横浜泊まりだったので、朝に横浜を出て新大阪にお昼に到着。
でも、娘の忘れ物を塾に届けに行ったり、レストア代+整備の資金の足しにしたいと模型を売り払っているので、その発送に追われたりがあって、モンツァに向かえたのは2時過ぎだった。









モンツァのNさんと秘密工場に伺うと、早速フラミニアがお出迎え。

おお、下地まで完成している!
「なんとかここまで来ました。」と板金屋さん。
「アルミ地肌の時の写真がありますから、送っておきますね。」とNさん。
ありがとうございます。なんだかクルマの形らしくなって、嬉しい。

フロント。

特徴的なリア。
「サイドマーカーの穴はパテ埋めしましたが、それ以外はあまりいじらずに済みました。」
助かった。

「ところで、そろそろ色を決めないといけませんね。」と板金屋さん。
「ええ、紺かな、と思ってるんですけど。」
「でも、これがオリジナルですよね。」
と見せてくれたのが、全体写真で右フェンダーに乗っているグローブボックスの蓋だった。
「元色はこのシルバーですよね。ネットで検索すると、ほとんどこの色なんですよ。」
「確かに王道なんです。フラミニアと言えばシルバーですね。」
同時期のマセラティ3500GTもシルバーが多い。
「実は、これ、緑がかってますね。ほんの少しメタリックですよ。なかなかいい色だと思いますよ。」と板金屋さん。
「ホントだ。確かに。」
Nさんも、
「ホントは現行車の「どこそこメーカーのあの車種の銀色、って言ってもらうのが一番分かりやすいんですけどね。ほら、アストンにグリーンのかかった銀色があるでしょう?こんな感じの。」
「あ、これは上品ですね。ブルーががかったのもいいですよね。R32のGT-Rのシルバーが少しそういう感じだったので好きでした。」
Nさんが
「シルバーは難しいんですよ。でも普通の銀色じゃなくて、こういう少し色の入ったのはどうですか?イタリア車だけど、上品でいいと思いますよ。」
板金屋さんも
「元色のシルバー、けっこう渋くていいですよ。」

「私も実は銀色と紺色で迷っていたんです。でも少しこういう色目のついた銀色なら、他のクルマと差別化できますよね。そうしてみましょう!」
あっさりと「紺の豚」ならぬ「銀の豚」になってしまった。(笑)
「一度試しに小さい鉄板に塗ってみてよ。それから考えてみよ。1-2週間で出来るでしょ?」とNさん。
「わかりました。」と板金屋さん。

「それから、内装ですけどね。」とNさんが切り出す。
「今までなら、ぜったい張り替えって言ってたんですけど、これだけクラシックの値段が上がってくると、そのままで乗るのもいいかもしれませんよ。」
「でも、革が終わってるんじゃ...」
「もう一度、店に帰ってみてみましょうか。」

帰りの道でNさんが
「まあみんな上がってきましたね。」
「356のカブリオレもこの2年で600から1000万越えらしいですね。」
「ええ、ストラトスも2000万から5000万に上がってますよ。」
「そんなに!」
「紺豚さんに乗ってもらってたマラネロも上がってますよ。」
「え!あの時600万位でしたよね。」
「今や1000万です。なぜか575Mは上がらないんですけど。」
「そのままのっておきゃよかったんですよね。あの時512TRも薦めてもらいましたよね。」
「あの時2000万以下が、今や3000万以上です。」
「まあ、そんな元金が無かったから、無理でしたけどね」
二人でニヤッとした。
「でも、456は少しは上がってるんですか?」
「少しは、上がってますよ。V8フェラーリもね。ポルシェも全て。」
「どうしてなんでしょう?チャイナマネーですか?」
「いや、やっぱりヨーロッパの景気が良いんでしょう。どんどん日本から戻って行ってますね。」
「そうなのか...」
友達でも74年式の911を2年乗ったら、+200万で売れたっていう人がいる。
「だから、」とNさん。
「今は苦労してますけど、値が上がると思えばやりがいも多少はありますよ。下がっていくクルマに金をかけるほど悲しいことはないですからね。」
ランチアテーマ8.32で、それは嫌という程経験した(涙)

モンツァに帰ってきて
「この革、水吸ってるんですよ。そのままにしてあったから、割れてるところからポロポロちぎれて行くんです。劣化したプラと同じですわ。こうなるとレストアは出来ないですね。」
「さすがにこれは無理でしょう。P6は今シートカバー作ってもらってますけどね。」
「これだとアンコの入れ替えをしても、革が裂けてきて縫えないですね。」
「やっぱり張り替えしか無いんですかね...」
stratosさんのフラミニアもそれなりに革は傷んでいるけど、裂けてはいない。やっぱり張り替えしか無いのかな。

クローム部品も手配せねばならないし、まだまだ先は長い。
でもようやくゴールが感じられる折り返し地点という気分だ。
Posted at 2016/02/07 23:11:45 | コメント(9) | トラックバック(0) | フラミニア | 日記

プロフィール

「@KEI@FSZ 修学旅行以来でしたが、やはり素晴らしかったです。来年も行きたいです」
何シテル?   06/07 08:23
紺の豚です。 「飛ばさねぇ豚はただの豚だ」 でも、三角窓を使うには、それほど飛ばせない(笑)。 よろしくお願いします。
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