ポルシェ356スピードスターの幌は「雨漏りする」と、聞いた事のある方も居ると思いますが、どれ位酷い状況になるかは、想像がつかないと思います。 実際には滝の様に、なだれ込みます。 汗)同じ356のオープンモデルでも、カブリオレやロードスターとは、比べ物になりません。土砂降りに遭遇すると、幌を上げていても、靴の中に入るくらい、雨水が溜まります。汗)※356は、雨水の侵入を想定していない車両なので、放置しておくと、フロアが錆びて抜け落ちます。レストア時には、7~8割のスピードスターが、「フロアの張り替え」と言う、大手術を行います。※私のは、ドアから下のパネルを、70%位を新調しました。汗)デザイン重視の、曲率の高いフロント・スクリーンの為、大きな隙間だらけです。ウエザーストリップはありません。少雨の場合は、サイドカーテンが無い方が、車内への流入が少なくなります。笑)矢印部分から、雨水が侵入します。フロントスクリーンの両サイドのポストから、大量に流入するので、足元には「イチゴパック」を置き、貯めます。笑)○印の穴に、サイドカーテンを差し込みます。サイドカーテン 表面(カンバス地 仕様)サイドカーテン 裏面サイドカーテンの収納スピードスターの大先輩から教えてもらった、雨漏り対策事例。 笑)コンビニ袋を吊るして、雨水を貯めます。 最悪、雨に遭遇した場合は、吸水性の良い大判の「プラセーヌ」を携帯しておき、水を吸い取り、絞り出します。^_^ ・・・・ 優れものです。雨水の侵入が酷い場合は、ラバーマットを剝ぎ取って、奥のトイボード(木製)を外して、奥に溜まった、雨水を拭き取ります。 ※トイボードを外すには、アクセルペダルを外さなにと出来ないので、一般の方には、敷居が高い作業です。バッジ類や、モールの隙間の雨水は、エアーブローで吹き飛ばします。内部の雨水を拭き取ったら、幌を半開きにして、除湿器をガンガンに回します。私のスピードスターは、内装が本革なので、雨天時には乗れなくなりました。 汗)356スピードスターを所有していた方の中には、土砂降りの惨劇に遇い、懲りて手放された方は多いと思います。 ^_^この欠点の多いスピードスターと、付き合って行く事を決めました。その代償としては、レストを機に殆どのイベントには、スピードスターでは参加せずに、現在に至っています。 ^_^