ポルシェ356の車検整備に入りました。
※私のは356Aなので、四輪ドラムブレーキです。
ブレーキシリンダーの固着が過去に数回あったので、全シリンダー(6コ)を分解清掃します。
リアをジャッキアップして、右リア側から作業します。
コッターピンを抜いて、リアのアクスルナットを緩めます。
アルミ製の大径ドラムです。 356Aは冷却フィン無しです。
ポルシェ356のアクスルナット:締め付けトルクは55kgf・m
※同年式のビートル:30kgf・m
緩めるのに、スペシャル?工具(トルクマイスター)を使用しています。
※リアは、アクスルナットさえ緩めば楽勝?です。
内部は綺麗で、フルード漏れはありませんでした。 ^_^
ブレーキーシューの取り外し(残厚OK)
ホイールシリンダー分解
清掃して再使用します。
シリンダー内
若干、虫食いがありますが、漏れが無いため様子を見ます。(30年以上、交換していません)
ブレーキ・ドラム確認
スプラインの状態を確認します。 OK!
※締め付けトルクが弱く、破損した(山が潰れた)事例を見た事があります。 ・・・大出費になります。
※ポルシェ・クラシックで復刻させましたが、4本セットだと200万近くすると思います。
ドラムの内径を測定。 (摩耗限界:φ281mm)
ブレーキシューの組み付け完了!
ドラムを付けて終了。
左リア側
フルードの漏れも無く良好! ^_^
シリンダー内図も良好!
こちらは数年前に交換しています。
清掃して組立。
フロント上げて力尽きたので、本日の作業は終了しました。^_^
空中に浮いたスピードスターを観ると、ユーミンの「埠頭を渡る風」が思い浮かびます。^_^
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356 | クルマ
Posted at
2024/03/14 00:02:30