車ビンボーの始まり

もう15年ほど過去になった2000/12/17(日)。仕事が忙しくて全然車に乗れず、ようやく休めたのでちょっと寒かったけど早朝からDC2 TYPE-Rで走りに行った。新笹子隧道(地元ローカルですみません)を抜けて道の駅でちょっと休んだ後、走り出して直ぐに悲劇は起こった。

道は緩やかな下りの右コーナー。コーナーを抜けてストレートになる所で一気にアクセルを踏み込んだ、と同時にノーズがハンドル切った方とは逆(つまり谷底)を向いた。カウンター当てても戻らない。「死んだ!!」と思った瞬間(やけに長く感じた)、ガードレールにぶつかり、一回転して崖側を向いてそのまま街灯に突き刺さった。

車が止まって生きていたことに安堵したが、車を降りて愕然とした。フロントぐっしゃり。リアもガードレールにぶつかった時に思い切り凹んだようだ。明らかに、全損だった。

この車、新車で購入して、初めての車検をとってから半年経っていない状態だった。距離は12,000km程度。若いことと料率の高さで自動車保険があまりにも厳しく、車検を機に車両保険を対車+Aにしたばかりだった。

自動車保険は使えない。事故車で売ることも出来ない。修理する金もない。売れる部品をちょっとだけ売ってそのまま廃車となった。

これで、一気に180万ほどマイナス。ここから、車ビンボーな日々が始まった。