トヨタの中国でEV生産発表で思うこと

あくまでも車のブログなんで政治的なことを書く気はあまりないのですが、あまりにも色んなことが不思議に思えてきたのでちょっと書きます。

昨日、トヨタが2012年から中国でEV生産を行うと発表しました。

尖閣諸島問題で揺れ動いている今の時期に、何故こんな発表をするのか?物凄く疑問です。これではまるで、「企業は政治問題とは無関係」とでも言っているようなものではないですか。それともこの問題はこのまま無かった物として発生前の状態に戻るとでも考えているのでしょうか?

沖縄ですら中国領である、なんて発言をしている国が、今後問題を起こさないとは思えませんし、確実に起こすでしょう。そうなったとき、2年先の中国の計画を今発表するなんて、ズレているとしか思えません。悲観したいわけではありませんが、楽観的すぎませんか?と言いたいわけです。

と、こんな感じでトヨタに疑問を抱きつつ。実は今回の騒動自体に疑問があります。中国国内であまりにも迅速かつ大げさに騒がれすぎていませんか?まるで人民が煽動されたみたいです。

なぜそう思ったのか、と言いますと。先日のブログにて「兼六園で外国人が邪魔だった」というニュアンスのことを書きましたが、そこに居たのは実は中国人です。

「問題のまっただ中」の時期にあまりにも普通に居るので「なんでこいつらいるの??」と素で思ってしまいました。無関心なのかなめられているのか全く分かりませんが、日本人は中国に行くだけで襲われると怯えているのに、逆は夢にも思っていないのでしょうね。無関心なのではなく、「無関係」と考えられているのかもしれませんが。

話をトヨタに戻しましょう。もしもこのまま計画通りに事が進んだとしたら。天津一汽豊田汽車が離れていくというより、全く別の所が出てきて難癖つけられて追い出されるか、食われる気がします。

今や中国は世界中の自動車メーカーにとって、もっとも注力すべき最大の市場と考えられていますが、このまま中国市場を最重視するということが、中国を慢心させることになりそうで、全てにおいてつまらない方向に進んでいきそうで嫌です。

中国との関係次第で値段がバカ高くなったりとかしないだろうな。