S2000もさほど疲れないかもしれない

仕事の合間ができ、かつ七月と八月は忙しくなりそうだったため、予定より二ヶ月前倒しで夏休みを取得しました。

つっても、単なる有給消化なんですが・・・。

今年の夏休みは東北にS2000で行く予定だったので、急いでスケジュールを立てて、宿も予約。二週間前なら割引があるのに、一週間切っていると殆どありません。本当に休み予定が立てられない職種です。

今回は多賀城から始まり、最後に秋田の久保田城を回るという二泊三日のコースです。

6時30分頃に出発したわりには、大した渋滞もなく。多賀城にはほぼ予定通りにつきました。

駐車場までかなり狭狭い道でも、911と違いS2000なら全然気を遣いません。すれ違いも楽々でした。

最初に行ったのは多賀城碑です。



お堂??と間違いそうな感じ。この中に石碑が収まっています。石の下はセメントで固められ、倒れるのを防いでいるようです。

中尊寺の金色堂に比べると全然マシですが、建築物とか碑を別の建築物で囲むと凄い違和感があります。とはいえ・・・史跡としての多賀城において、実は建物としてはこれぐらいしかありません。

他どんな感じかというと・・・



あるのは階段ぐらいで、その階段も復元物ではなく、観光客向けの歩きやすい石段。政庁へは南門のさらに南付近から買収が完了し、復元工事を待つだけらしいですが、放置状態です。他、役所跡とかも囲って杭か石を打ち込んであるだけで、何にも無いです。広さはかなりのものですが、同じような物しか見られないので、歩き回る割には飽きてきます。

多賀城市全域を見回れば変わってくると思いますが、政庁付近、多賀城寺跡ぐらいだとあんまり時間をかけずに回れます。そのため、予定より1時間近く早めに多賀城を出発し、盛岡に向かいました。

途中、高速道路で結構な豪雨になったのですが、相変わらずぶっ飛ばしていくミニバンとか・・・家族全員とか友達全員巻き込んで死にたいのか?と思ってしまいます。

S2000は別に雨でも不安定な車ではないです。納車された年に下関まで行っていますし、意外に疲れません。R32 GT-Rや911と比べると分が悪すぎるのですが、実はS2000の方が997よりホイールベースは長く、この手の車にしては縦方向の安定性が結構高いです。この前ステアリングインフォメーションの話をしましたが、さすがに雨の路面で危険を感じられないほど雑ではないです。

こうしたS2000の意外に高いGT性能のおかげで、「遠出なら911」という必要性を薄め、S2000と911のどっちを使う?を決めるのは、ただの「気分次第」になっているわけです。今のところは、現地の下道が多いならS2000を積極的に使うようにしています。理由は単にオープンで走りたいから、だけなんですが。

話を戻して。盛岡到着は18時前。建築物が何も無い盛岡城址公園に行きました。



ここは、石垣を構成している石のひとつひとつの大きさがかなり大きく、よくもまあこれだけ大きな石で、これだけ綺麗に積み上げたものだなあ!!と感心するのですが・・・それだけです。石垣以外に何も残っていません。本丸があった場所に何か建てられていましたが、違う。写真に見えている赤い橋も、支えているのはコンクリートの柱です。かなり寂しい状態でした。

この後はホテルに直行しました。途中、タイヤで何かふんづけて汁が飛び散ったようだったので、カンかペットボトルでも踏みつけたのかもしれません。車を運転する側からすると、こういうゴミを捨てる奴らの気が知れませんね。タバコを車の窓から投げ捨てるヤツも同類ですが、大事故に繋がる要素なので本当に止めて欲しいものです。