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レジェンドの国内生産が終了するそうですね。

今直ぐってわけではなく、来年(2013年)のようですが。

次期モデルからは米国生産だとか・・・。

今のモデルって、2004年10月デビューなんですよね。今年の10月で8年。来年ということは9年目ですか。

人気があって長寿モデルだったら良かったんでしょうが、こいつの場合は次期型を開発する金が無ければ売れる展望もなかったから作り続けたというところでしょうか。

これがデビューした時には結構格好良く、重厚な感じもしたし、SH-AWDという技術をひっさげて「ホンダ高級セダン復活できるか!?」という感じだったのですが。残念でした。

当時のカタログを引っ張り出してきたのですが、こんなこと書かれてますね。

新しい歓びが全身にみなぎっている。
その意味において、このクルマはHondaそのものです。

じゃあ、これの国内生産が終わるってことは、ホンダの歓びは国内では終わりってことですかあ!?

まあ、正直言って2013年どころか既に終わっている気もしますけど。

このクルマもある意味、ホンダF1第二期の遺りみたいなものなんですが・・・今、あの頃のクルマってどれだけ残っているんでしょうか?

ちょっと調べてみると・・・アコードとインスパイアだけですね。

「走りのホンダ」のイメージは初期のオデッセイやCR-Vにもありましたが、F1の後ですしね。この二車種だっていつまでも保ちそうに無いし、モデルチェンジの話も全く聞かないし、そろそろ「F1の頃のホンダのイメージ」は完全に消えてしまいそうです。

N BOXから新しいホンダというか、原点回帰するようですが、気持ち的にはS800のようなクルマを出して「新生ホンダ」として欲しかったです。

昔も今も、ホンダに期待するものは「MM思想で造った走りのクルマ」ですから。

今年の一月も中旬を過ぎ、ちょくちょくドイツ勢が新モデルやら装備削減の値下げモデルを投入し始めましたね。

①VW ゴルフ ブルーモーション：264万
②Audi TT 1.8T：414万
③Audi A1 (装備削減)：273万

ここまで円高ユーロ安でこの程度はないんじゃね?昨年末、「今年出るモデルから為替が反映されたものになるでしょう」なんて言われていたのは、やはり輸入車のプレミアつけまくり販売の実態を知らないだけだったなあ、なんて思ったりもするのですが・・・。

じゃあ、どれぐらい安かったら「そこそこ妥当」と言えるのでしょうか?少なくとも、世界的に見て販売台数がそれなり程度の日本に仕様を合わせ、かつ輸送費と輸入時の検査もあるので、ドイツ本国と全く同じというわけにはいかないでしょう。

一つずつ見ていくと・・・。

①VW ゴルフ ブルーモーション：22.150ユーロ → 1ユーロ約119円
②Audi TT 1.8T：32.650ユーロ → 1ユーロ約126円
③Audi A1 (装備削減)：20.200ユーロ → 1ユーロ約135円(対象の本国モデルがよく分からなかったので一番安い物を想定)

まあ、色々と思惑を感じますな。

一時的とはいえ、昨年の4月には1ユーロ122円となったことがあります。7月からの下降線を辿るまでは、約115円ぐらいでした。

受注生産～納車の期間を考えても、6ヶ月ぐらいは安定していないと困るわけでして。今月も一時期1ユーロ97円とかなってましたが、昨日99.5円まで戻りました。ユーロ圏不安が根本的には解消されていないので一気に戻ることはないでしょうが、それでも戻ったときのリスクを考えて、1ユーロ100円での価格改定は出来ないでしょう。

三年間の動きを見ると、1ユーロ115円ぐらいの価格設定が妥当かと思われます。その換算で行くと、それぞれこんな感じ。

①VW ゴルフ ブルーモーション：254.7万
②Audi TT 1.8T：375.4万
③Audi A1 (装備削減)：232.3万

本国サイトの装備が全く不明なため、概算にすぎませんが、ゴルフに限ってはほぼ妥当に思えます。Audiの両モデルは、あと30万ぐらい安いと「まあ納得感が出るかなあ」と思いますね。

なーんて書いてますが。ぶっちゃけ自分を納得させているだけの気もします。だって、もしも為替レートが1ユーロ130円になったら、きっと直ぐに値上げするでしょうから。

こうしてバッチや高速性能の付加価値で金がかかる輸入車よりも、最近は日本車の方が面白いかなあ、と感じています。

86やBRZだけでなく、デミオSKYACTIVEやスイスポにしても、高すぎず、過剰性能や品質をもてあますこともなく。メンテ代も安いし、日本で走るにはこっちの方が楽しめるし楽だと思うのですよね。次期ロードスターにしても、1t切って1.5Lで130PSのFRって、凄く面白そうじゃ無いですか。

買う側にとって一番大事なのは「性能や品質」ではなく、まずは「買えて維持できること」ですしね。