うっきい鈴木のブログ一覧

最近、クルマの本ではXACARぐらいしか買いません。

後は立ち読みです。

昔はベストカーとかCARトップとかLEVOLANTも買っていたのですが・・・。

金が無いのと、紙媒体は一冊で後はネットでも十分かなあ、という感じになってしまいました。

そんな状態でもときどき買うのが「～のすべて」シリーズ。

これも、以前はカローラだろうがマークⅡだろうが、「ほぼ何でも」買っていたのですが、最近は極めて興味を引いたクルマだけになりました。

で、今回買ったのは「BRZのすべて」。

いつも通りの構成で、全体としては良いのですが・・・いわゆる「ライバル車比較」がちと引っかかりました。

一つ目はロードスター。これは「どちらにも良い点があり甲乙付け難し」という感じだったのですが・・・二つ目のケイマンとZ34を相手にした内容はちょっと「あれ?」という物でした。

BRZをこの二台と比較して、何が良くて何が足りていないのか、ということが書かれていることを期待したのですが・・・「ケイマンというか、ポルシェ賞賛記事か?」と。

レポーターがポルシェが好きなのがよく分かります。BRZやZ34を褒めている所はあっても、「部分的には良いところもあるけれど結局はポルシェが上」ということが言いたいってのが感じられます。

でかい文字で「正解はない。無限の可能性を持っているのがスポーツカーなのだ。」なんて書かれていますが、本文読む限りでは、「この人そんなこと思っていないんじゃないか?」と思ってしまいます。

私自身、911に乗っており、かつ他の車種も試乗はしているので、カイエンを除くポルシェのクルマは全て好きですし、「良いクルマ」であり「良いスポーツカー」というのは分かります。

でも。この本ってBRZの本ですよね?

BRZを褒めちぎれ、なんて言うつもりはさらさらありませんが、もうちょっと「ちゃんと」比較してほしいなあ、と。ポルシェンを褒めることに字数を裂くのではなく、BRZがこれらと比較して何が良くて何が足りてないのか、どうなっていれば好ましいのか?をちゃんと書いて欲しいです。

「そんな所はどうでも良い、とは言わないけどさー」と言いたくなるレポーターの個人的な使い勝手云々ではなく、もっと日常的な使い勝手や、上質とか精度云々ではなく、「楽しむことを主眼に置いて走って感じた点」について、ね。

だって、BRZは「肩肘張らずに誰もが楽しめるスポーツカー」なんですよね?