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マーチニスモS納車から一ヶ月経ち、走行距離は1,050kmに達しました。

時期と距離が到達したので、新車一ヶ月点検に行ってきて。
当然ながら問題無い状態でした。
でも、想像はしてましたが、エンジンオイル交換するかどうかすら聞かれませんでした。
まあ、今時のディーラーだったらそんなもんですかね。

一ヶ月経って思うことは、「このクルマ、チューニング前提でないと相当に厳しいな」ということです。

初期の86じゃあるまいし、弄ること前提ではディーラーとしては売っていないんでしょうが、作ったオーテックやニスモはどうなんでしょうかね。いや、そもそも想定されている購入層に自分が含まれていないのか??

これまで書いてきたとおり、シートは高さも形状も大いに問題があります。

シフトフィールは軽すぎなのとストロークが長すぎて、「とりあえずMT」なだけぽい。

ブレーキの曖昧さはスポーツカーとは見られないです。

ステアリングインフォメーションや足のしっかり感は良く、クルマに揺すられ感はなく剛性感は高いです。エンジンはまだ全然回せてないですけど、現時点でもかなり期待はできます。

とにかく。このクルマ、走行性能は悪くないのに、直に触れる部分の操作系が色々と駄目というか、全体で見るとアンバランス。「走る部分は金かけて作ったけど、他は金かけると値段上がっちゃうし、とりあえずにしておいて、後はオーナーに任せるか」になった感じです。

これまで乗ってきた車は、殆ど弄っていません。ノーマル至上主義というわけではなく、弄らなくても「基本的」には問題のない完成度があったからです。（GT-Rは何だかんだで弄った気はするけど、ブレーキ以外は性能向上のため）

でも、今回は違う。弄らないと、心身ともに相当厳しい。

結果、シート交換。（来週実施）

そう遠くないうちにクイックシフトも導入予定。（たぶん一ヶ月以内）

ブレーキは効きは悪く無いけど、タッチが曖昧過ぎて何とかしないと踏みすぎの急ブレーキになりそうでおっかない。半年以内にはパッドを替えたい。

先週聞いた話だと、最近はMT車自体が少ないせいで、マーチもノートも、ニスモSに乗った人は「これがMTなんだ」と思う人が少なく無いそうな。そういう話を聞くと、やっぱり「気になる人は後で弄ってね」な感じで売ってるんじゃないかなあ、としか思えなくなってくるわけです。

新車時の販売価格は、競合他車と比べて同程度なマーチニスモSですが。こうやって「最低限」を求めて替えていくと、「最低限」を満たす頃には「BRZが買えるんじゃね?」ぐらいになっていそうですよ。