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2016年11月03日

E250 カブリオレ

E250 カブリオレ オーストラリアで借りたE250カブリオレ、なかなか興味深いクルマでした。クルマそのものというよりは4シーターカブリオレとの生活、ということかもしれませんが…。

レンタルしたクルマは最新のE250で、オプションはエアキャップという電動ディフレクター、エアスカーフという首元から温風が出る機能、レーダーセーフティなど最新装備が全て付いている快適仕様でした。しかも、走行8000km程度というちょうど慣らしが終わった位かな? という新車に近い個体でした。

このE250は、ご存知の通り名前こそEクラスながら、シャシーはCクラス(W204)をベースにしたクルマです。エクステリアはフロント部はW212後期型、サイドラインはW212前期、テールランプは後期型…などなんだかコラージュしたようなデザイン。メルセデスのコンバーチブルでは唯一(当時)ソフトトップとなるこのクルマ、Eのデザインを無理に縮小した感じもあってどこかチグハグな感じは否めません。最新のCクラスカブリオレ、A205の綺麗なデザインを見れば尚更そう思います。しかしカブリオレ独特の全く生活感のない贅沢な雰囲気、エレガントさは良いですね。この辺はボクスターのようなスポーツカーよりも雰囲気があります。インテリアはW212デザインほぼそのままです。まぁ一昔前、という感じ。




借り出してまずはスーツケースを積み込む訳ですが、トランクはルーフを開ける前提だと高さがかなり厳しかったのですが、中サイズのリモワは何とか(若干無理矢理)押し込めました。大きい方はリアシートへ。A207はリアシートのトランクスルーはないので、リアシートを前に倒せません。この辺りはシートが倒せるA5カブリオレの方が使い勝手は良さそうですね。


走り始めてすぐ、乗り心地がイマイチな感じを受けました。ハーシュが遮断されず、かつボディ剛性が高くないのでブルブルと振動が残るんです。大きくストロークする時は比較的良い感じなのですが、初期の動きが良くないようです。ダンパーの動きなのか、単にタイヤなのか…。それともブッシュを含めた全体のバランスか…。そもそもタイヤが薄い19インチで、かつ履いていたタイヤが驚きのナンカンだったので乗り心地を評価しちゃイケナイかもしれませんね…。このタイヤはトレッドが硬く、最後までタイヤが冷えている時のような感触が抜けませんでした。MO認証はなかったので、レンタカー会社が変えた?仕様なのでしょうかね。

何れにしてもボディ剛性は低いですが、マスタングやカマロよりは高い印象。まぁ開口部の広さを考えれば2シーターオープン並みのボディ剛性を求めるのは酷ですね。また、ボディ剛性は乗り始めて最初は気になりますが、しばらく走っていると特にオープン時は気にならなくなりました。

エンジンはC200と同じM274の211ps/350Nm仕様。しかし、重いのか低負荷でブーストをかけないセッティングなのか、思ったよりもトルク感はありません。まぁターボラグも気になりませんし、可もなく不可もなくといういつものM274エンジン。


ワインディングでは普通に走らせる分には特に不満はありませんが、多少踏むとボディ剛性がついて来ず、切り始めで車体の反応が遅れ全体的にラグがある感じがします。


高速道路でのシャシーは可もなく不可もなく…。クルージング性能という点では優れていて、ルーフを閉じればクーペ並みに快適ですし、エアキャップが非常に上手く風をコントロールしてエアスカーフ、シートヒーターとも相まって気温10℃前後の中を薄着でも快適にオープンでクルーズ出来ました。この辺り、4シーターカブリオレという非日常を日常的に楽しませるように作り込んであるのが素晴らしいですね。SLでのノウハウが活きているように思いました。



エアキャップをデプロイした状態。フロントウインドウ上部にディフレクターがせり出し、リアのヘッドレストが上に伸びる。フロントディフレクターにはネットが付いているが、ここに夥しい数の虫が張り付く・・・。

今回は取り締まりの厳しいオーストラリア・ビクトリア州だったこともあってスピードはほぼ制限速度、かつ絶景の中をオープンで走らせていたので多少の不満は全く気になりませんでした。むしろ4シーターカブリオレならではの後ろまで開けた感じやエレガントな雰囲気が印象的でした。


今や6気筒エンジンも贅沢ですが、カブリオレを足にするというのも別の贅沢です。でもそれもアリかな、と思いました。4人乗るケースが多くなく、オープン時のラゲージサイズが気になるのもゴルフの時くらい。それでいてオープン時の我慢ポイントが少ないならダメな理由が少ない。いざという時は4人乗れるしルーフを閉じれば荷物も大抵乗る。斜め後方の視界は多少難がありますが、ボクスターよりは遥かにマシ。そう考えるとむしろ今まで選択肢の中でオープンを特別視し過ぎていた?かもしれませんね。

流石にオープンを2台にするつもりは全くありませんが、こういう選択もアリだと思いました。そう考える程、単なるクルマの出来以上に4シーターカブリオレの雰囲気が良かったのです。

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Posted at 2016/11/03 11:40:15

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この記事へのコメント

2016年11月3日 12:17
“4シーターカブリオレを足にする” というのもアリなのかなぁ・・・と、ぼくもここ数年考えています。そのようなクルマの選択肢が多くないことがちょっと悩ましいですが、そういうクルマで優雅に流すのも楽しそうだなぁ・・・と。(笑)
コメントへの返答
2016年11月3日 14:17
今までマスタングやカマロのコンバーチブルを借りても何とも思わなかったのですが、メルセデスを借りてから初めて足にすることを考えました。

でも確かに4シーターカブリオレは選択肢がかなり少ないですね。今の日本ではドイツ車以外では最近出たイヴォークのコンバーチブル位でしょうか。あれ結構良いかも。

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