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今年の年末年始は３年ぶりに福島の妻の実家へ帰省していました。以前はAnycaでクルマを借りていたのですが、2020年に実弟がクルマをCX-5に乗り換えていたのでC63と交換して今回は借りることにしました。（C63は気を遣うらしく結局使わなかったようですが・・・）

CX-5は2020年モデルのXD L packageという仕様。ディーゼルの4駆です。現行モデルは200psあるみたいですが、確か190ps 450Nmくらいのスペックだと思います。タイヤはブリザックのDM-V3という最新のタイヤで17インチにサイズダウン。というクルマなのですが、これは実に良かった。価格帯が違うから直接比較しちゃいけないかもしれないけど数年前に借りたスバルXVとは雲泥の差。どちらも一応CセグのSUVというカテゴリーだとは思うけど・・・。とにかくドライバリティが天と地ほど違う。街中、高速道路、ドライのワインディング、郊外のカントリーロード、スノーロード、全てのシチュエーションでほとんど変な動きがない。スタッドレスでもステアフィールはあるし、シャシーもすごく自然。トルクもあるので気持ち良く走って、そして乗り心地も良くて快適。インフォテインメントはApple car playに対応していて、Google mapをSiriから起動出来て音楽はAmazon Musicから流しっぱなし。これ以上何を望む？？　



とは言えもちろん気になるところが全くないわけじゃないです。一つはターボラグ。これは特に雪のワインディングではちょっと気になりました。もう一つはサスのストロークが案外短いこと。これはこの手のSUV全般にそうだと思いますが、もう少しストローク感が欲しいです。他は細かいけど360°の車外カメラが雪を走ると汚れて使い物にならないこと。Cクラスのリアカメラは普段は格納されていてリバースに入れると出てくるので雨でも雪でも常にクリア。あとはマツダに限らず日本車特有の親切なうるささ。。。ACC入れるだけで「ピッ」、何かやると「ピピッ」いちいち音を出さなきゃ気がすまんのんか日本車は・・・。



意外で驚いたのが4WDの優秀さ。基本はスタンバイ式としながらも最新のハルデックス同様に予測制御で滑る前から4WDになるということなのだと思いますが、じわっと踏むのはもちろん、ラフに踏んでもフロントが全く滑らず。そして発進時だけでなくコーナリングや巡航時も結構リアにトラクションがかかっています（多分）。走らせていてすごく安心感がある。でもスタビリティコントロールの解除が出来ないのか分かりませんが、借りている間は解除出来ずに振り回すような曲げ方が出来なかったのはちょっと寂しい。μの低い登りヘアピンとかでは恐る恐るアンダー探りながら曲がるよりオーバーステアで曲げたいんですが、そういう自由度はないのかも・・・。雪での注意点はコーナリング限界は高くないことくらい。もしかしたらブリザックの特性（ブレーキングとトラクション重視）かもですが、重心高もあると思います。重いはずのC43+Michelin X-ICEの方がコーナリングは全然速かった。逆にX-ICEはブレーキングとトラクションは少し足りなかった印象で。

スキーにも頻繁には行かなくなってしまったので、年に数回のためだけにこういうクルマにすることはないと思いますが、とは言えこのサイズのSUVは色々な意味で万能感があって良いですね。でもCVTは絶対NOとなると選択肢は日本車ではCX-5くらいか。もう少し趣味性も、となるとやっぱり行き着くところはマカン・・・。気付いたらもうデビューから7年以上経つんですね。以前試乗したポルシェエンジンが良かったけどACCとかApple car playも欲しいしな・・・。アウディエンジンとポルシェエンジンでどれほど違うんだろうか。