ツーリング5日目、この日は1日目に宿泊したTwizelを通過し、Lake Tekapoで宿泊。特に予定は無いのですが、天気が良いようならMt.クックに登れるだけ登ってみたいな・・・くらいでした。この日は朝から曇っており、予報では途中までは弱い雨が降りそうです。ルートとしてはまずは東海岸をOamaru(オマルー)まで北上し、そこから山の方に入りMt.クックへ向かいます。オマルーまでの道はState Highway 1号線なので交通量も多く、リエゾン的な感じ。雨も降っており景色もあまり綺麗に見えないので少し退屈さを感じながら北上。
オマルーの少し先でSH83号線に入り、Waitaki 川沿いに山へ向かいます。SH83号線は極端に交通量が少ない道路で、川沿いに段々と山へ近づき登っていく気持ち良いルートでした。途中いくつかダムがあり、湖が形成されています。
SH83号線沿いの小さな街(というか集落レベル)、Krowで初めての休憩。ここまで既に200km近く走ってます。既に昼を過ぎていたので、コンビニ(?)でサンドイッチを買って道端のベンチとテーブルでランチ。
この写真で見える300mくらいがほぼ街の全て
クルマの通りも少なく、もの凄くゆっくりと時間が流れています。。。ずっとここで休みたいような気になってしまうのですが、暗くなる前にLake Tekapoへ到着したいので出発です。
出発して少しすると湖が見えてきました。まずはLake Waitaki。
続いてダムがあってLake Aviemore。天気も良くなってきたので気持ち良く快走。フィヨルドの壮観さとはまた違いますが、実に気持ち良いルートです。
段々と山間に入っていき、OmaramaでSH8号線を右折。このSH8号線は1−2日目に走った道路です。まずはClay Cliffという景勝地があるらしいのでそこへ向かいました。結構な距離のグラベルを走りゲートまで来ると、どうやら私有地らしく$5を支払うとのこと。
特に誰もいるわけではなくBoxへ入れるだけなので無視することも出来るでしょうが、実は現金を全く持っておらず、払わないのも気が引けるので引き返しました。(因みにこの旅では最後まで一度も現金を使わず、そのつもりもなかったのでATMで下ろすことも両替もやってません)
再びグラベルロードを戻り、今度はいよいよMt.クックを目指します。とは言えもちろん山頂まで行けるはずもなく、登山のベースキャンプ地となるところにあるView Pointがとりあえずの目的地です。SH8号線をLake Pukakiで左折、SH80号線に入ってLake Pukaki沿いに北上、Mt.クックを目指します。
Lake Pukaki・・・何という湖の色なのか・・・。初日に見た時は普通の(?)大きな湖でしたが、太陽光が射すととても美しいミルキーなターコイズブルーの湖でした。写真では全然再現出来ている感じがしませんし、この何倍も美しいです。この湖からMt.クックを望む景色はニュージーランドの観光ガイドなどで使われている代表的な景色の一つです。あぁ、加工じゃなく本当にこんな景色、こんな色だったのか・・・本当に素晴らしい、美しい景色です。
しかし一つ残念なのはMt.クックの方がどうやら雨のようで曇っており、山頂が見えなかったこと。雲行きから見ると目指すView Pointに行くまでに雨が降り出しそうです。雨自体は全然良いんですが、景色が見えないのでは行く意味がありません。しかし行けるところまで行くことにしました。美しい湖を眺めながら山を目指すこの道路もまた、素晴らしいルートでした。しかし遂に雨が降り出しガスってきました。やむを得ずここでUターン。宿泊地となるLake Tekapoへ向かいました。
Lake Tekapoへ着いたのは夕方16:00くらい。Lake Tekapoはかなり有名なリゾートで、多くのホテルやモーテルがあります。Mt.クック観光の拠点にもなりますが星空が美しいらしく、夜の星空見学ツアーなどもあります。しかし火曜日のこの日は多くのレストランが休みで、星空見学ツアーもお休み。こんなこともあろうかと取っていたモーテルはStudioタイプの部屋だったので、この日は自炊することにしました。
まずはスーパーで買い出し。あまり手間をかけるつもりも無いので肉を焼くこととしてワインを物色・・・。うぉ・・・凄い。NZワインのラインナップが素晴らしい。行きたかったけど行けなかったワイナリー、Rockburnを買い、肉を焼きながらワインを開けたのですが・・・美味い。ほんのりスパイスを感じさせるフレーバーの、しかしバランスの取れたこれまた素晴らしいピノ・ノワール。美味過ぎて野菜や肉を焼いている間に半分くらい無くなってしまい焦るw。もう1本くらい何か買ってきておくべきだった・・・。(それは飲み過ぎ) それにNZビーフがまた凄く美味い。オーストラリアもそうですが当然のようにGrass Fed(=牧草のみを食べて育成)です。赤身の旨さと脂のしつこくない感じが非常に好み。
こうしてLake Tekapoを観光もせず、ゆっくりと夜を過ごして5日目が終わるのでした・・・。
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Posted at 2024/05/12 13:49:16 | |
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バイク旅 | 日記