• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Tetsu@のブログ一覧

2016年01月30日 イイね!

718 Boxster

718 Boxster既にたくさんのブログがUPされており周回遅れな感じですが、ポルシェのInternational Siteにカタログ情報がUPされており、興味深い細かい情報もあったのでいくつか上げてみたいと思います。

クルマ全体の印象として、マイナーチェンジにしては随分手を入れた印象ですね。別シリーズを名乗らせるために今まで以上に変える必要があった、というのは穿った考え過ぎるでしょうか。エクステリア全体としてはスリークでシンプルだったデザインを力強い印象に変えたかったようですね。フロントフード、リアフード、フロントウインドウ以外は全て変えたとのこと。しかしこの手のマイナーチェンジにありがちですがオリジナルデザインの良さが随分と無くなってしまっているのが残念なところです。フロントエンドはノーズ形状を若干尖らせるような形状にし、インテークを低く配置。ヘッドライト形状は縦長だった前期型に対して987に近い形状になりました。



リアエンドはテールランプをブラックアウトした上で左右間にブラックのガーニッシュを挟み、その上にスポイラーを乗せた感じ。ワイド感を強調したかったのでしょうね。リフレクターはフロントのスモールランプ同様独立してバンパーに配置しています。フロントバンパーのインテーク周辺、リアバンパー下部やサイドインテークなどには段差やラインが設けられており、複雑な付加物を追加したごちゃごちゃした印象を与えています。もちろんこれは狙ってのことでしょう。また、ドアミラーはGT3のようにVシェイプになりました。



インテリアはダッシュボード、センターコンソールを変更。ようやく導入されたインフォテインメント=PCMが日本仕様でどうなのか楽しみですね。しかしスクエア基調な全体のデザインへ、ラウンド形状のエアコンの吹き出し口の組み込むというのは全く理解出来ません。なんでこんなことに・・・。ちなみに超細かいところでは、ルームミラーの形状が変更されているようです。w



エンジンですが、2リッター、2.5リッターとも圧縮比は9.5とされています。一般的にターボ車で高出力を狙う場合はブースト圧を高くかけるわけですが、実際のところ高圧縮でハイブーストとなるとガソリンエンジンでは燃焼上課題があり、今のターボ技術でも両立は難しいようです。例えば最新のハイパワーターボだとAMGのA45が2リッター4気筒から何と380psを出しているわけですが、圧縮比は8.6まで落とされています。近年のダウンサイジングターボでは高圧縮比として基本的なトルクを確保する方向とした上で小さいターボを使ってトルクを上乗せ、ブーストはそれなりにかけるもののトップエンドまではパワーを出しません。マツダのSKYACTIV-Gターボはレギュラーガソリン仕様にも関わらず圧縮比は10.5とかなりの高圧縮です。そう考えていくと、ポルシェのフラット4はその中間と言え、さらなるハイパワー仕様を出す余裕を残してある、もしくは特性的に高回転域までブーストをかけ続けて伸び感を作っていると考えることも出来そうです。

トルク特性・パワー特性を見るとインターセプトは2.0、2.5とも1950rpm。この辺りは1200-1500rpm程度というアイドリングのすぐ上でインターセプトするダウンサイジングターボと比べれば随分「ターボ車らしい」特性のようにも思います。



NAでリッターあたり100psという一般的な上限を出力していたのに対して今回のターボ仕様では基本的な余裕があるわけで、これが頭打ち感を生まずに気持ち良い特性となっているのかは興味あるところです。ちなみに車重は5-15kg程度重くなっています。ターボ化による補機類の追加を考えれば2気筒のドロップなどより重量が嵩むのは明白で、むしろよくコレ位で済んだな・・・という印象はありますが・・・でもなぁ・・・。

シャシーですが、当然ながら基本は同じようですが、スポーツシャシーがPASM仕様になりました。今のところはSのみ選択可能なようです。固定式ダンパーでせっかく良いセッティングを出していたスポーツシャシー、PASM化で辛口に振られたのか甘口になったのか・・・。いずれにしても高額なオプションになったのは間違いないのでしょう。



他にも細かいところで変更があり、タイヤサイズに変更はありませんがリアホイールは0.5インチ広げられており、18インチで9.5、19, 20インチで10インチとされています。これはリアのスタビリティを上げるのが目的でしょうね。前後トレッドのサイズの情報が見当たらないので不明ですが、ホイールサイズから見れば0.5インチ広げられた一方でインセットは0-2mm程度しか変更されていないので、左右で10mm前後はワイドトラック化されたようです。ちなみに例によってホイールデザインも一新されています。


左から18インチボクスター、19インチボクスターS、20インチカレラクラシック、20インチカレラスポーツ、20インチカレラS

さらに細かいところでは遂にレーンチェンジアシストが選択出来るようになりました。これはもうホントに羨ましい。ロータスや超高額なスーパースポーツと違って日常性の両立がポルシェの売りなわけで、こういった日常性の向上はとても良いと思います。




というわけで、興味深いポイントもいくつかありますが、以前から書いている通り全く買う気はありません。好意的な書き込みがほとんど皆無の中、こうなったボクスター/ケイマンがどこまで売れるのか、受け容れられるのか、NA仕様の前期型は人気が上がるか・・・にむしろ興味が沸いてきました。(笑)

そして最新のビデオ。スポーツカーじゃなくデートカーですから、と言われているようでなんだか複雑・・・

Posted at 2016/01/30 10:56:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | Porsche | 日記
2016年01月28日 イイね!

フォード日本市場撤退

フォード日本市場撤退フォードの日本市場からの撤退が決まったようですね。オペル、サーブに続いての日本市場撤退。オペルもサーブも走らせて面白いクルマではなかったので、そこまで残念には思っていなかったのですが、今回のフォードは残念でなりません。フォード車を所有したことはありませんが、レンタカーとしては随分乗りました。そしていずれも良い印象ばかりでした。イギリスでは一時期レンタカーと言えばフォーカスばかりで、ゴルフが少なかった時代すらあったのです。





初代フォーカスのハンドリングには本当に驚かされたものです。個性的なデザインに最初はギョッとしましたが、走らせていてとにかく気持ち良く、素直な曲がり方に感動すらしました。2代目になってもハンドリングマシーン的なキャラは変わらず、幅が随分広くなりましたが良いクルマであることには変わりありませんでした。

ハワイではお約束のマスタング・コンバーチブル。これも素直なクルマでしたね。


それぞれが良いクルマではあっても、やはり、日本ではガイシャ=高い(イメージ)=プレミアムでなければならない…という図式でしか輸入車市場が成り立たないということなのでしょうか。世界の街を見ると日本は特異なマーケットだというのは分かります。しかしフォードジャパンはマーケットをちゃんと見ていたのか疑問も大いにあります。日本のマーケットは、結局のところ「ガイシャ」は高級品というイメージは長年変わっていないわけで、VWを例外としてそれ以外の非プレミアムブランドは軒並みドイツプレミアム御三家に敵わない状況。これがずっと続いています。しかしその状況に対してフォードがマーケットに投入しているのは中途半端なモデルばかり…。ニッチならニッチなりの戦略でモデル展開すれば良いのに…。そもそもヨーロッパフォードは大衆ブランドで存在が地味であり、一方アメリカフォードはデカい、燃費悪い、日本に合わない・・・というイメージを持たれている。そんな状況でありながら、走り好き・マニアが好む飛び道具的なSTやRS、もしくは如何にもアメリカ車といったクルマ・仕様はあまり入れず、無印良品的な素朴で自然な、しかし一般には受けないフィエスタとフォーカスの通常モデルはほぼモノグレードでしかもATのみ展開。そしてこれまた一般層には存在感自体希薄なエコスポーツやクーガを入れてみたり…。ニッチなら思い切ってターゲットを絞って面白そうなクルマを入れても良かったと思います。

2000-2005年くらいは、ヨーロッパフォードのSTモデルやRSモデルが非常に評価が高かった時代で、フォーカスのSTやモンデオのST220などマニアックな仕様も入れていました。


今現在もルノーなんてカングーとRSだけみたいなもんです。何故そういう戦略が取れなかったのか…。

そんな走り仕様のクルマばかりでなくても、例えばF150は日本では大きいけど、正規でそこそこの価格ならニーズはそれなりにあるような気もするし、




そもそもマスタングは4気筒なんかじゃなくてV8のみ、そしてGT350も入れる、とか。



とは言え、実際のところ、少し特殊なクルマ以外の普通のクルマとなると、アメリカのラインナップにもヨーロッパのラインナップにもフォードにはイマイチこれだ、と思うクルマが少ないのですよね…。私がイイなと思うのはマスタング、F150、エクスプローラーといった辺りですし。CセグならゴルフやV40の方が良くなってしまいましたし、Dセグも先代アテンザのシャシーがベースのモンデオ/フュージョンなら今のアテンザの方が良いし…。

そう考えると、むしろ数にもならない日本市場に今まで長きに渡って参入していたこと自体が不思議なのかもしれません。しかし、選択肢がどんどん少なくなって日本車と一部ドイツ車しかなくなってしまったら・・・。何ともつまらないですよね・・・。

Posted at 2016/01/29 00:34:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年01月03日 イイね!

新年の散歩

新年の散歩我が家は喪中であったため、正月と言ってもこれといってやることもなかったのでボクスターで散歩に出てみました。

気温も高く、気持ち良くオープンで走り始めたのですが・・・そこはやはり正月。挙動不審車ばかりの首都高のカオスっぷりには驚くやら呆れるやら・・・。

事故も多くイヤな感じがしたので早々に撤収しました。


帰ってからボクスターを洗車。

年末からカバーをかけずに足として走り回っていたのでパッと見は綺麗でも結構汚れていました。

ところでボクスターのフロントセクション、カバーを外してみると色々と興味深いことがあります。



まず目に付くのは仕上げの雑さ。(笑) いや、普段はカバーしていて見えないのですから余計なコストをかけないのは売価にも関わる話なのでヨシとすべきですが、とりあえず色は適当に吹かれているのみです。中央手前付近の白い部分は多少白飛びもしてますが、黄色が塗られていなくてアンダーコートの白が見えている状態です。(汗)バルクヘッドやストラットタワーも同様に下に行くほど白くなってますね。

次にストラットのタワー。ここはキャンバー調整が出来るように長穴になっているわけですが、そのボルトの位置設定が左右で異なります。もちろんアライメントを合わせた結果がコレなので結果的にはこれで良いのですが、ウチのクルマは結構な差がありまして・・・。そんなものなのかな。今までのクルマではここまで大きな差はなかったような・・・。それから、ストラットタワーとバルクヘッドを繋ぐブレース類や、所謂タワーバーがありません。エンジンが前にないので負荷は小さいのかもしれませんが、しかしなくても剛性が出ているということなんでしょう。この辺り、GT4やスパイダーがどうなっているのか興味深いですね。

その他、マスターバックはLHDなので当然車両左側にあります。RHD仕様はどうレイアウトされているのでしょうね。ポルシェなんでさすがに右側にあるんだと思いますが・・・。ちなみにマスターバックは昨年ZFに買収されたTRW製でした。

ちなみに結構雨天を走っている割には全体的にかなり綺麗でして、下からも上からも水が入りにくい構造になっているのが良く分かります。


さて、今年はどんな年になりますやら・・・。

皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。


Posted at 2016/01/03 19:09:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | Porsche | 日記

プロフィール

「@Sekiai さん 初めて見ました!こんな動きだったんですね。ツインシャシーとは知ってはいたものの、どういうことなのか全く分かっていませんでした。」
何シテル?   08/09 09:35
10年以上続けていた2輪レース活動を休止し、のんびりとバイク/クルマ生活を楽しんでます。今はやる方ではなく観る方に変わりましたが、モータースポーツは2輪・4輪問...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/1 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627 2829 30
31      

愛車一覧

ランドローバー レンジローバースポーツ ランドローバー レンジローバースポーツ
アウトドア系の趣味に使える利便性と上級サルーンのような快適性を求めてポルシェ・カイエンと ...
ポルシェ ボクスター (オープン) ポルシェ ボクスター (オープン)
求めていたのは速さではなくスポーツカーとしての動き。つまり専用シャシー。そして出来ればミ ...
KTM 1290 SUPER ADVENTURE S KTM 1290 SUPER ADVENTURE S
R1200GSからの乗り換えとなる新たな旅バイク。アドベンチャーカテゴリーの中で一番楽し ...
ホンダ CB1100EX ホンダ CB1100EX
最後の空冷4気筒。これぞ日本的なバイク。細部まで拘った惚れ惚れする美しいデザイン。クロー ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation