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2020年03月31日 イイね!

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day8-10

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day8-10別府の朝は二日酔いと共に・・・(汗


だるい・・・そして軽い頭痛・・・


全くバイクで走る気になれないw



この日の宿は熊本県の人吉市の旅館を取っていました。高知で知り合った方から人吉の鰻をお勧めされ、それなら、と人吉で良さそうな旅館があったので一昨日取ったのです。人吉までは高速を使えば2時間ちょっとで着く距離。なので昼過ぎくらいには人吉へ着いて、鰻を食べる予定でした。しかし二日酔いという情けない有様・・・。昨日会った方のように数ヶ月レベルの旅なら「ちょっと一休み」くらいの感覚で宿で寝てるんですが、そういうわけにもいかず。チェックアウトを遅らせ、体調が回復した昼過ぎに別府を出発しました。高速は使いたくなかったので、ワインディングを通るルートを探してあとはGoogleへ入力してその通りに走ります。

別府市内は山に囲まれているのでどこへ出るにも基本的に山を超えるんですが、いきなり峠を超えて由布市へ向かいます。由布市では良く分からない住宅地を色々と案内してもらいw、山里へ向かいます。県道690号は典型的な山里の道。交通量も家も少なくのどかな風景が続きます。本当はくじゅう連山を周る道路もあるのですが、今回は諦め。県道690号〜30号〜131号と繋いで竹田市を通ってやまなみハイウェイへ。阿蘇市からはR265で南下し、R218で山都町へ入り、そこからR445で人吉を目指します。高速や幹線道路を使わないルートとなるといずれにしても山越えで人吉へ向かうこととなるのですが、R445もなかなかの酷道でした。(汗) 



そして飽きるほど長いw。そろそろ広くなってくれぇ〜・・・と思いながら走っていました。何しろ幅は1車線分でブラインドの連続なので、とにかく気を遣う。路面もマリオカート状態だし。人吉に着いてツーリングマップルを確認したら「道幅狭いウネウネ道。まさに酷道」とか書かれててw 知ってたらこの体調では通らなかったわ。という感じ。

ようやく広くなって快走路と思ったらもう人吉はすぐそこでしたw。

取っていた旅館は人吉旅館という旧い宿で、建物自体が国登録有形文化財になっているという、とても雰囲気のある宿でした。そして泉質がまた良くて、ぬるぬるとしていてミネラル分の高そうなお湯。飲泉出来るようですからそこまで極端なミネラルじゃないんでしょうけど、滞在中何回入ったことやら・・・。



さて翌日。この日は遂に九州を離れる日です。鹿児島県の志布志からフェリーに乗る日です。なので当初はまず霧島を目指し、その後桜島を周り、時間があれば佐多岬へ行こうと考えていました。が、その前に・・・。昨日行き損なった鰻屋情報をチェックすると、何と10:00オープンだと。それならば、と朝食を控えめに食べて出発を遅らせ、10:00に鰻屋へ・・・。



何とお休み・・・。まぁ3連休の翌日ですからね・・・ご縁がなかったようです。こんなことなら出発を遅らせるんじゃなかったなぁ。

そこからR221でえびの市へ向かい、そこから霧島バードラインでえびの高原を目指します。途中狭いところもいくつかありますが、とても気持ち良い快走路。



気持ち良くえびの高原に着くと・・・えびのスカイライン生駒高原方面は硫黄山噴火のため規制中で通行止・・・。これはそもそも昨年からずっと続いているようで、行き当たりばったり君がダメなんですね。



しょうがないので、えびのスカイラインを霧島方面へ向かい高千穂高原を通って山を下りました。ツーリングマップルを見ると霧島周辺には良さそうな道がいくつもあるのですが、時間もあまりないので諦め。霧島市内で昼食を食べ、桜島を目指します。海沿いを走るR220はずっと桜島を見ながら集落を通過していく快走ルート。この地域の幹線道路なので交通量は多めなのですが、パッシングポイントもあるのですいすい走れます。実は鹿児島自体来るのは初めてだったので、桜島の大きさにちょっとびっくり。



近づくにつれて細かく見えるようになりますが、上の方は溶岩に覆われ、下の方は裾野がなだらかになり森が広がる火山独特のその姿はハワイの島を海から見ているような感覚になりました。似てると思うなぁ・・・。そしてこの日も噴煙は普通に(?)上っています。

そして桜島へ入り時計回りに一周することにしました。東側では灰が降っており、ポリカーボネートのスクリーンもヘルメットのシールドも拭いたら傷がつくのでちょっと困りますね・・・。それから展望台へ登りました。湯之平展望所からは鹿児島市内も一望出来るのですが、距離はかなり近いのですね・・・。山を降りて今度は北側へ周りますが、海が近い。波が高くなることはなどなさそうなクローズな湾内なのでこんなに低いところを道路が走っていても良いのでしょうね。

桜島を出て志布志へ向かいます。17:55の出航予定なのですが、1時間前に着かなければいけないようです。大型のフェリーは車両の搭載に時間かかりますからね。となると佐多岬までは難しいか・・・。行けるところまで行って、志布志へ向かうことにしました。海沿いをR220からR269と南下していきます。徐々に南国の雰囲気が濃くなってきた錦江町で15:30。ここらで残念ながら時間切れです。佐多岬は諦めて志布志へ向かいますが、どうやら広域農道っぽい道路で山を超えることが出来そうなので、肝属グリーンロードという道に入り志布志を目指します。所々路面に苔が生えているので多少注意は必要ですが、気持ち良い快走路でした。



しばらく走ると山を下り、田んぼが広がりました。おそらくもう海はそんなに遠くないはず。R448に合流して志布志港に到着。チェックイン時に体温測定と問診票への記入がありました。それからレストランは残念ながらクローズ。これは随分前にメールで通知がありました。なので一旦チェックインして再びコンビニへ買い出しへ行き、船に乗り込みました。



大型フェリーは重要な物流を担っているのでトラック/トレーラーはそれなりに多いですが、乗用車やバイクは平日ということもあるでしょうけどとても少なく、バイクは10数台、クルマも20−30台程度だったと思います。

フェリーは「さんふらわあ」。このさんふらわあというのは子供の頃からイメージしていたフェリーそのものです。多分乗り物図鑑とかに載っていたんだと思います。関西の船なので子供の頃は見ることすら出来ませんでしたが、ちょっと感慨深いw。

2018年に就航した新造船らしく、パーキングロットすら綺麗。そして船内はもはやビジネスホテル以上!? とても綺麗です。そして何より驚いたのはこの船の静かさ。エンジンの音がとても静かでした。湾内を航行するアイドリング+αくらいの感覚でそのまま外洋も航行していました。志布志を17:55に出て大阪に7:40に到着予定のフェリーなのですが、17:20には乗り込んでしまったので、停泊している間に風呂に入りました。とりあえずやることもないので、コンビニで買ってきたビールとツマミで乾杯。これがこの旅の最後の夜なのでちょっと寂しいですがwしょうがないですね。この日は波は高くなかったのですが、とにかく風が強く、志布志湾を出てから3時間程度は大きなうねりがありました。夜23:00くらいには揺れなくなりました。



それにしてもこのフェリーは良かったです。一人用の個室は窓もない最小限の部屋ですが綺麗で機能的、数年前に乗った仙台〜苫小牧の太平洋フェリーよりも良かったです。それからやっぱり船旅を入れるというのが良かったですね。鹿児島から自走で大阪までとなると、普通は途中で1泊しなければ無理なので、高速道路代やガス代、時間的にもコスト的にもそれから疲労まで考えるとフェリーの方が遥かに良いんですよね。

翌朝大阪へ到着し、どこにも寄らずガスと食事以外の休憩も取らず真っ直ぐ自宅へ帰ってきたのでした。(寒いのと強風には参った)
総走行距離はちょうど4000kmでした。


Posted at 2020/03/31 19:32:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記
2020年03月30日 イイね!

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day7

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day7この日は阿蘇周辺を走ることにしていましたが、さてどこに宿泊するか・・・。黒川や湯布院などの温泉旅館は一人では難しいところも多いので、別府に取りました。それでどこを走るかなんですが、何しろ目的地らしい目的地はないのですから、今回は本当に気ままに適当に走り回りました。道路的には阿蘇パノラマライン、ミルクロード、やまなみハイウェイ、グリーンロード南阿蘇など定番どころを走りたい。毎年のように黒川温泉に来ているのでこれらの道路はレンタカーでは走っていますし、昨年ボクスターでも一部を走っていますが、去年ボクスターで来た時は天気が悪かったこともあってあまり楽しめなかったのです。

熊本市内のビジネスホテルを出て、まずはグリーンロード南阿蘇へ向かいます。グリーンロード南阿蘇は最近ではケニーロードとも呼ばれるらしいです。(というのを雑誌で知りました)あのケニー・ロバーツが、友人とのプライベートのツーリング「KRラリー」を開催してその中でもお気に入りのルートだったのだとか。単なる自称wではなく南阿蘇村と西原村の正式な許可が出て、今ではケニーロードという名称に。まぁ、それでも地図上はグリーンロード南阿蘇なんですけどね。このグリーンロードは熊本市内から阿蘇の南側の外輪山を登って超える峠道なんですが、実に良いんです。最初は緩やかな丘陵地帯、草原を登っていきます。



徐々に標高を上げて振り返ると熊本市内の景色が広がります。



そこからはしばらく尾根沿いを中高速コーナーが続き、さらに進むといよいよ勾配がキツくなって地蔵峠を超えます。この地蔵峠を超えると今度は阿蘇を左手に見ながら緩やかに爽快に下るルートです。・・・が、その序盤の丘陵地帯を登っていくと消防団の方が・・・。



聞けばここで通行止めではないが、野焼きを行うので一部で通行止・迂回があるとのこと。野焼き? そう。私は知らなかったのですが、この辺の野焼きは細々とローカルでやるものではなく、大々的に日にちを決めて一斉にやるようなのです。そしてそれが今日だと。ということでどこで迂回するのか分かりませんが、気持ち良くグリーンロードを登ります。野焼きの影響なのか交通量は物凄く少なく、5-6速で気持ち良く流せます。いよいよ外輪山を登り、峠を超えてしばらく下ると迂回路へ案内されました。この後は・・・高千穂峡にでも行ってみますか。正しくは高千穂峡と阿蘇を結ぶいくつかの広域農道っぽい道路が良いんです。とは言えまずはGoogleさんの案内通りR325で高千穂峡へ向かいます。が、そう言えば今日は3連休の中日。高千穂峡へ向かうクルマは多く混んできました。なので途中で行くのを諦めてUターンw。阿蘇へ戻ります。R325から県道212号へ。この周辺の県道はどこを走ってもクルマが少なく、快適に走れる道路ばかり。県道212→218と繋いで阿蘇の東側を走るR265に入り、その後すぐに阿蘇の麓を走る農道へ。そしていよいよ阿蘇パノラマラインへ。



今回は南側からアプローチしましたが、何度走っても気持ち良い道。素晴らしい景色の中、徐々に高度を上げていって火山らしい風景へ辿り着きます。中岳の噴火も見れるのですが今回は至るところで野焼きをやっているのでどこも煙だらけw。それはそれで中々見れる光景ではないので良いのですが、長く居ると目や喉が痛くなってきて、ちょっと辛い。草千里の駐車スペースにバイクを停めて周りを見ると、荷物満載のバイクが・・・。見ると「日本一周中215日目」でしかも熊本ナンバー。



ということは・・・。話を聞くと先週大分へ入り、47都道府県はコンプリートしたらしい。色々面白い方だったのですが、服装がジーンズで・・・冬はどうしたのか聞いたら、ヒートテックのタイツ+ジーンズで過ごしました。暖かいの着たら戻れないでしょうけど、これで雪の中も大丈夫でした! ・・・って強いなww キャンプを中心に各都道府県で数日以上過ごしていたらしいです。走行距離はこの時点で26,000kmだって。爽やかな青年でした。いやぁ、GSで宿を転々とするツーリングなんてラクなもんだなぁ・・・と自分と比較してしまいました。しかし話し込んでいるうちにどんどん目も喉も鼻まで軽く痛くなってきたので草千里を撤収、山を下ります。



もう少しウロウロしようと思ったのですが、煙は凄いしクルマは多いしで全然気持ち良く走れないので早めに別府に行って温泉に入ろう・・・と思いミルクロード〜やまなみハイウェイで湯布院へ向かうことに。ところがミルクロードも通行止。

しょうがないので小国町、黒川経由でやまなみハイウェイへ入りました。



湯布院からは高速で別府まで行き、早めにチェックインして風呂に入ったのですが、着ていたウェアだけでなくパニアの中の着替えまで煙臭くなっているのには参りました・・・。

その夜。鮨を食べようと心に決めていました。大分と言えばもちろん豊後水道。関サバ、関アジを始め美味しい魚が食べられます。別府市内の鮨屋を探してみると、ネットでは何だか微妙な評価のところが多いですね。私はネットの「評価」は全く信用していないのですがw、でも何も情報がなかったら決められません。ということで点数ではなく何を出しているかなどの情報や写真を参考にしています。その中で評価の高くないとある鮨屋さんへ伺ったわけですが・・・。とても良いお店でした。ご夫婦お二人でやられていることもあって凝ったものは出ませんが、何よりネタが良かったです。もちろん何ヶ月も前から予約を入れるような高級鮨屋とは違いますが、でも充分美味しかった。めちゃくちゃ安かった。関サバももちろん美味しかったのですがカンパチも良かったし、何よりムラサキウニ・・・。漁師さんから直で入れた数少ないモノだそうですが、食べた瞬間甘みと旨味、クリーミーさが広がり美味いのなんの。ムラサキウニはこれだよこれ!と膝を叩くことに。昨日の天草のウニは何だったんだ・・・。





アナゴも良かったし、これは再訪だな、と思ったら来年でお店を閉められるのだとか。何しろご高齢のご夫婦なのでそれもやむを得ないですね。因みに奥様は大型二種免許を持っていてw、その昔免許を取る時に普通か大型って選択で大型を選んだ、と。その時代の大型ってのはトラックじゃなくシボレーだとかフォードだとか乗用車の大きいヤツのことを指していたらしく、それでシボレーか何かで免許を取ったらその後の改正で大型バスまで乗れる免許になった、とw。カウンターで常連の方も交えて色々話をしながらご馳走されたりして好きに食べて飲んでいたので、どういう会計か全く分からないのですがwエラく安かった。その後その常連の方とスナックへ行き2時位まで飲んでしまい、翌日午前はダウンしていたのでした・・・w。 それにしても美味かった。

本日の走行距離は280km程でした。

Posted at 2020/03/30 15:00:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記
2020年03月29日 イイね!

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day6

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day6今日のルートは、昨日友人から聞いた情報も参考に、まずは生月(いきつき)へ向かうことにしました。生月島の西側にはサンセットウェイというCMの撮影などでも使われる良い道があるので、まずはそこへ。それからマイナーですが生月島に牛が放牧されている牧場があり、友人がバイクならゲートを開けて中へ入れると言うのでそこも。宿泊は熊本市内にしました。実は下着含め服を5日分しか持ってきていないので、ここらで洗濯をする必要がありw、そのために熊本市内のビジネスホテルにしました。熊本市内にしたのはもちろん翌日に阿蘇周辺を走るためです。

宿を8:00に出発してまず生月島へ。生月島は東側に街が形成されていて、西側には街はありません。そして生月サンセットウェイは島の西側の海岸線を走るワインディング。見えている海は東シナ海ということになりますね。ここは正に絵に書いたような絶景ロード。南側から北上すると、右手に山を見つつ左手は断崖と美しい海。海は水が綺麗なんでしょう、コバルトブルーです。そして北海道の日本海オロロンラインとまでは言いませんが人工物が少ないんです。建物も少ないし、信号もないし電柱も少ない。ガードレールじゃなくてワイヤーなので開放感もあります。島の西側なので朝走ると日陰を走る感じになりますが、午後走ったらもっと美しいことでしょうね。



ついでに言えば北上するより南下する方が景色が美しく見えますね。ここは是非お勧めしたいところですが、何しろ西の果てですから遠過ぎるw。でも九州へドライブやツーリングへ行く機会があれば是非足を伸ばしてみて頂きたいところです。

気持ち良く流して走ると街中へ入り、大バエ灯台へ向かいます。灯台でパノラマビューを見た後は友人お勧めの山頭草原へ。ここは牛が放牧されている牧場だそうなのですが、ゲートを開けて中へ入れるとのこと。サンセットウェイからはとても狭い農道(?)を走って10分〜15分程度のところです。ゲートを開けて中へ進むと少しダート(ガレてる)がありますが、それを超えると歩道のような狭さの舗装された道があり登っていけます。クルマでは道が狭く上まで登るのは無理なので、歩いて散歩するような感じでしょうね。頂上では島の左右の海が見渡せる素晴らしい景色が望めます。





生月を出て、どういうルートで熊本に行こうかと思ったのですが、長崎市まで海沿いを走り、島原から天草へフェリーで渡って熊本へ入ることにしました。佐世保もなかなか見所があって観光的には寄りたいところもあったのですが、今回はひたすら走ることにしたので諦めました。でも調べてみるとやはり面白そうなところがいくつもあり、全力で通過してしまったことをちょっと後悔・・・。

生月を出て平戸島を少し周ることにして、県道19号を右折。平戸島の西岸を南下します。やはり海の水が綺麗です。あまり波は高くなさそうでしたがサーファーが何人か入ってました。民家もそれなりにあるのでのんびり走っていたら時間が経ってしまったので、最西端へ行くのは諦めて佐世保へ向かいました。佐世保へは交通量の多いR204を行くしかなく、地図を見るとショートカットになりそうな道もあるのですが、Googleさんに拠ればR204が最速だというのでクルマに連なって淡々と・・・。佐世保市に入ってすぐくらいから西九州自動車道に乗れます。これが見事に佐世保市内をバイパスする道路で、眼下に市内の町並みや米軍基地を見ながらあっという間に佐世保市内を通過。米軍基地で停泊している艦船が何かまでは分かりませんでしたが、後部にヘリ用の甲板を持っていたので強襲揚陸艦の何かでしょうね。それも一隻じゃなく複数。流石佐世保。横須賀にはいないタイプの艦船です。あと潜水艦も見えました。市内を過ぎると高速を降り、ハウステンボスのそばを通って西海市を経由しR202の海岸沿いへ出ます。長崎県では西側の海岸沿いの道路を「ながさきサンセットロード」と名付けているのですが、このR202もその一部です。景色は良いのですが、この日は3連休の初日ということもあって交通量がかなり多く、イメージ的には早川〜湯河原のR135、という感じでしょうか。R202を辿って長崎市内まで海岸沿いを行こうと思って流していたのですが、エンジンオイルランプが点灯・・・(汗) しまった・・・忘れていた・・・。ウチのR1200GSは空冷なのでエンジン各部のクリアランスが大きく取られており、そのためエンジンオイルを消費するのです。実はこの時点で出発してから既に2500kmを超えていました。今までは大体3000km前後でエンジンオイルを交換していたので補充ということをやっておらず、消費するということを忘れていたのです。ちょうど道の駅があったのでバイクを停めてオイル量を確認すると・・・。窓からオイルが見えません・・・(汗) どこかでオイルを調達して足さないと・・・。



ところが。このエンジンオイルが今時なかなかない20W-50のミネラルオイル。(鉱物油) オートバックスとかそういうところでは売っていないのですね。まぁまだある程度走れるから熊本市内に入ってからオイルを買おうとBMWのディーラーを検索すると、幸いここから20kmほどのところにあるようなので海岸線と分かれてお店へ向かうことにしました。というより、何と熊本県にはBMWのディーラーが無いんですね・・・。熊本に入ってから探していたらもっと大変でした。もっと言うと佐賀と宮崎にもありません。各都道府県に1店舗くらいはあるのだろうと勝手に思っていたのですが、全然そうではないのですね。あらためて”道の駅 夕陽が丘そとめ”で景色を見ると、いや美しい。天気も良く南国的な雰囲気もあります。そしてバイクが多いです。ここ数日バイクに出会う機会が少なかったので何となく嬉しい。



さて道の駅を出発してバイク屋へ向かいます。ここから20km程度のところに店があったのは本当にラッキーでした。距離も距離なのでオイルの追加じゃなくて交換をしてしまおうと相談したら、大きな整備が入っていてピットが空かず作業着手まで時間がかかるとのこと。ということでオイルを買って足しました。同じMOTULの3000plusはなかったのでちょっと旧いMOTUL 3000。



流石に時間を使ってしまい既に昼過ぎ。長崎市内で食事をしようと思っていたのですが、諦めて雲仙を目指すことにしました。雲仙はもちろん温泉で有名ですが周辺のワインディングも良さそうなんです。有料道路をいくつか乗り継いでR251へ。雲仙市に入って少しすると県道128号(雲仙千々石線)に入ります。これが普通の県道だと思って気持ち良く走っていたら急に1速まで使うUターンレベルなところがあったり。そうして雲仙温泉へ辿り着いたのですが、温泉は後にして走りたかったのは「雲仙仁田峠循環道路」です。ここは一応100円という利用料ではない”協力金”を払うことで走れるのですが、何と一方通行。もはやヒルクライムとしか思えない道路というかコースw。 ココはヤバいですねぇ〜。一方通行でしかも駐停車禁止なので、もう安心してめちゃくちゃ攻めたくなるw。いや攻めませんが。ぐんぐん標高を上げて景観が良く、路面も良い素晴らしい道路です。が、観光道路であることには変わりないので気を付けないと・・・。



仁田峠を下り、島原から熊本へフェリーで渡るのも選択肢だったのですが、何となく天草へ行きたくなったので天草行きのフェリーに乗ることにしました。これまたローカルなフェリーでw 乗客は全部で20人くらいでしょうか。サイクリストの方が多く乗り込んでいました。



船は湾内なので余程揺れないのでしょう、バイクは何と固定せず、サイドスタンドで立ててギアを入れて輪止めのみ。船で妻とLINEをしていたら、「天草へ行くとはウニを食べる気なのか?」と。ウニ?3月からムラサキウニが解禁になっていて、天草生うに三昧というキャンペーンが何と今日から開催だと!ちょうどお昼も食べていないので、中途半端な時間ですがウニを探すことに。港から程近いお店に入ってムラサキウニ丼を・・・。 あれ・・・。確かに美味しいしバフンウニとは違うけど・・・。期待したほどじゃなかったな。これなら函館や金沢で食べたウニの方が余程美味い。



さて天草を後にして熊本市内へ向かいますが、三連休だけに渋滞が凄いですね・・・。Google先生がもう人生で二度と通らないような裏道を色々案内してくれたので良かったですが、クルマだったら大変でした。

そんなこんなでこの日は400km程走って熊本市内のビジネスホテルへチェックインし、洗濯に勤しむのでした・・・。

Posted at 2020/03/29 11:04:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記
2020年03月28日 イイね!

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day4-5

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day4-54日目の朝。さて今日はどこへ行ってどこへ泊まろう。iPadでツーリングマップルを開く。走ってみたいのは四万十川周辺と、しまなみ海道。せっかく室戸岬も行ったのだから(?)足摺岬も行ってみよう。それから昨夜出会った子に教えてもらった須崎の鳴無神社にも行ってみようか。とするとしまなみ海道で尾道まで行くだけで500km弱か・・・。など色々考えていた時間は実は既に8:00am近く・・・。昨夜良い感じでカツオその他を食べて飲んで、気付いたら気持ち良く寝坊w。出発が遅れることになりました。時間的に尾道まで行くのはやめて、しまなみ海道で渡る島の一つ、大島の民宿を取りました。それから鳴無神社は諦めて足摺岬へ行くことにしました。マップを見る限り足摺岬へは結構退屈なルートになるので、ちょいちょい脇道の農道っぽいところへ寄り道しながら向かいましたが、相変わらず四万十市は陸の孤島というか、高知から結構ありますね。四万十までが長い・・・。



それで足摺岬に着いた頃には既に昼を回っていました。足摺岬のViewポイントを軽く散歩。景観は流石に美しい。Michelin Guideで二つ星となっているそうです。時間も時間なので出発です。ルート的には四万十市まで戻り、四万十川沿いを北上、宇和島市を目指します。四万十川沿いは随分前にクルマで来たことがあり、その時は幹線道路だと思っていたR441の狭さにに驚いたのですが、今は所々道が広げられているのですね。相変わらず四万十川流域は美しいですね。沈下橋でお約束の写真を・・・





R441は四万十川を横目に見ながらのんびり走りたかったのですが、どういうわけか対向車が良い勢いで来ることが多く、こちらが慎重に走っていても道路の真ん中を突っ込んで来てギリギリですれ違うこと数回・・・。普段滅多にすれ違わないということなんでしょうかね。そうだとしてももっと慎重になってもらいたいですが・・・。

R441は四万十川と広見川が分かれる頃から道路が広がり、快適な快走路に。とは言え交通量は結構多いです。途中R320へ入って宇和島北ICから松山自動車道に乗りました。あとはひたすら高速を淡々と今治へ向けて走ります。途中のSAで休憩していたら、Ⅱ型VT250Fのインテグラが入ってきました。珍しいなぁ〜・・・。30-40年前はあれほど沢山走っていたVTも流石に最近は見ないし。と思ったら、20歳そこそこの女の子で二度びっくり。VTは自分より15歳も年上だと笑っていました。色々聞いてみたいところだけど、同じこと何回も聞かれてウザいかもしれないのでwそのまま出発しました。

松山自動車道から今治小松自動車道へ入り、終点の今治湯ノ浦ICで降りるとしまなみ海道=西瀬戸自動車道の今治ICまでは少しだけ今治市内をを走ります。しまなみ海道へ入ると今日の目的地大島はすぐ。出発は遅かったものの何とか明るいうちに宿へ着きました。

宿の対岸には今治の街。というか工業地帯ですね。そしてしまなみ海道の橋も見えます。

ここの宿は食事が自慢の宿ということで楽しみにしていたのですが、これが正に期待以上。どれもこれも本当に美味しかった。1人なのでどうするのかと思ったら、1人用に小さめの魚をきちんと一尾ずつ出してくれました。もう最初から最後まで魚一徹! 野菜無し! 肉だとう⁉️ あるわけねぇだろ!

アコウダイ姿造り
サザエお造り

たもりの煮付け

真蛸の唐揚げ
真鯛の姿焼き+サザエの壺焼き+エビ
鯛めし





全てが美味しかったのですが、アコウダイのお造りと、たもりの煮付けが特に良かったです。アコウダイは新鮮なのでぷりぷりとした歯応えがあり、ほんのり脂が乗っています。たもりはカサゴよりは少し淡白で、ちょっと銀ムツに似ているかも。味付けも濃過ぎず良い塩梅。それにしてもアコウダイ(の刺身)とたもりは東京じゃ食べたことがありません。こいつらは瀬戸内以外にもいるけど瀬戸内だから旨く、安い魚だから輸送費がかけられないんだと。だから昔から漁師の魚らしいです。朝食には伊勢海老の味噌汁が出ましたし、食事は大満足。ご馳走様でした。


5日目はまたフェリーで佐田岬から大分へ渡ろうと思っていたのですが、ふと長崎の平戸に友人がいることを思い付き、メッセージを送ったら夜の予定は空いてるとのことだったので訪ねてみることにしました。平戸市は長崎の中でも一番西の方なので、となるとフェリーで大分から向かうよりは高速で福岡経由で向かった方が時間的に節約出来そうです。それなら途中で寄るようなところは・・・。おっ、秋吉台。ここもカルスト台地を走る観光道路=秋吉台カルストロードがあるんですね。ここに寄ってみることにしました。別にカルスト好きとかではないんですが…。



大島を出てしまなみ海道へ乗り、尾道へ。確かに景色は良いのですが、何しろ高速道路なので停まるわけにもいかず、ここは自転車で側道を走ったほうが遥かに楽しめそうです。尾道からは中国自動車道をひたすら西へ。いや結構距離ありますね・・・。出発前に距離を確認していなかったのですが、秋吉台まで300km近くありました。。。秋吉台は2月の終わりに野焼きが行われたらしく、辺りは独特の雰囲気でした。カルストロードは景色も良く、路面も綺麗でとても気持ち良い道路だったので、思わず2往復w。



再び中国自動車道へ乗り、福岡市内の都市高速を経由して西九州自動車道へ。去年ボクスターで長崎から福岡へ向けて逆ルートで走っているのですが、唐津市付近が交通量多くてかったるかったなぁ〜、と思い出していたら・・・ 何と高速が延びてる・・・!有り難や〜。唐津市はあっという間にパス。高速を南波多谷口ICで降りて県道297号へ。伊万里湾を渡ったら再び西九州自動車道があり、松浦まで。いやぁ〜早い。夕方には無事平戸に到着。距離は600km弱走りましたが、想像以上にラクでした。

初めて訪れた平戸は異文化を感じさせる街づくりがされている独特の雰囲気の街でした。その夜は10数年ぶりに会った友人と酒を酌み交わして寝たのでした・・・。

Posted at 2020/03/28 07:25:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記
2020年03月27日 イイね!

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day3

紀伊・四国・九州ツーリング2020 Day33日目は四国を周ることになりますが、昨年ボクスターでツーリングをした時は四国山脈を横断したので、今回は海沿いを走ることにしました。そして一度走りたいのは四国カルスト。それも四国カルスト公園縦断線という道路を走りたい。
というわけで、まずは室戸岬を目指して南下することにしました。基本的には室戸岬までR55をずっと南下することになりますが、R55は牟岐町まではかなり退屈な道路のように見えたので、日和佐から県道147号=南阿波サンラインへ寄り道。この道路は眼下に時折海を眺めつつ断崖を走る、2速〜3速がメインで時折4速も使うタイトなワインディング。



交通量が極端に少ないので気持ち良く走れました。その後R55へ再び合流して南下。どんどん交通量は少なくなり、高知へ向かうR493と分かれてからは一段とクルマは減り、ひたすら海岸線を走ります。朝日を左手に見ながら海外線を流すことの何という気持ち良さか。



これは正に高知のGreat Ocean Roadか。と何シテル?でも呟きましたが、本当にそう思いました。昨日は雪の中を走っていたというのに、何という違いでしょう。

室戸岬で少し休憩して今度はR55を高知へ向けて北上しますが、半島の西側となるルートは大きな街をいくつか抜けることになり、しかもどういうわけか白バイがめちゃくちゃ多いw。そんなわけで快走は諦めてクルマに連なって走ります。高知自動車道に高知ICから乗るつもりなのですが、何と南国市の高知龍馬空港から高知東部自動車道なるものが出来ていました。(知らなかった)迷わずこれに乗り高知市内へ。これは空港から市内が近くなりましたね。四国カルストへはいくつかアプローチするルートがあるのですが、今回は南側からアプローチすることにしました。高知自動車道で須崎東ICまで行き、そこから県道を経てR197へ。R197は山中へ登っていく広いワインディング。いくつかある集落に気を付ければ快走出来るルートでした。津野町というところで県道378号へ入り、ここからが本番のワインディング。この県道378号はツーリングマップルで気持ちの良いワインディングと紹介されているルートなんですが、ルートの最初は想像よりタイトでしたが、気持ち良く左右に切り返しつつ一気に標高を上げます。ところが・・・段々気温が下がってきて遂には雪が現れ始め・・・・またしても路面に雪がっ! え〜〜〜〜・・・・。



日向は溶けているのですが、山陰に入る部分は雪があり・・・轍の部分は溶けていましたので何とか走れました。ドキドキしながら峠となる穴神トンネルを超えると、四国カルストの素晴らしい景色が広がっていました。



しかし山並みを見る限りは結構雪が積もっていそうです。昨日フェリーでお会いしたZX-14Rの方は四国山脈を横断するルートで高知へ向かうと言っていましたが、どうなったんでしょう。ひとしきり休憩をしてから、さらに天狗高原を目指します。道路自体は非常に気持ち良さそうなのですが、流石に慎重に行かざるを得ません。日陰側は特に気を付けつつ走っていき天狗高原へ近くなってくると今度は除雪されており、道路中央はドライになってきました。・・・ということは本当に結構雪が降ったのですね。



除雪されているとなると結構安心して走れます。そして山頂付近となる天狗荘に到着。ここからの眺めは実に素晴らしい景色です。しかし石灰岩は雪に覆われていてカルストっぽい感じは良く分かりませんね。

そしていよいよメインとなる四国カルスト公園縦断線へ・・・。

って・・・あれ・・・何とまさかの通行止めw。くぅ〜〜〜〜っ、ここを走りたかったのにっ・・・。またしても雪かぁ・・・。しかしこの雪の量じゃどうしようもないですね。除雪されていない部分で見ると15cmくらいは積雪がありそうです。

たまたま県道378号でアプローチしましたが、公園縦断線でアプローチしようとしたら天狗高原まで来られなかったことになります。来たルートを高知市内へ引き返すのもつまらないので、ここで再びツーリングマップルを確認。四国カルストの北側となる谷間沿いに帰ることが出来そうなので、県道304号でR440へ降りて北上、R33へ入りダム湖沿いを東へ走ります。R33もルート自体は快走ルートと言えますが、山中と高知を繋ぐ幹線道路のようでダンプなどを始め交通量が多く、気持ち良く走る・・・とまではいきませんでした。

そうして高知市内へチェックインし、初ガツオを満足行くまで食べたのでした・・・。この日は南国っぽい海岸沿いから雪の山まで走り、我ながらとても同じ日のこととは思えませんでしたね。走行距離は400km程でした。


Posted at 2020/03/27 05:07:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記

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何シテル?   08/09 09:35
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