
この日の朝も気持ち良く晴れました。今日は昨日時間的に行き損ねた知床五湖を歩いてみることにしました。その後再び網走へ戻り、サロマ湖を見て、今日の宿は大雪山の近くです。またしても知床半島を往復することになるのでツーリングルート的にはどうかとも思いますが、まぁ観光旅行でもあるのでヨシということで。
のんびり朝食を食べ・・・朝食は普通に和定食な感じでした。宿自慢のお米は「ゆめぴりか」という我が家で食べてるのと同じ品種のお米なのですが、農家から直接仕入れている市販より良いものなのだと。確かにお米は美味しかったけど炊き方はもう少しかな・・・。おかずも地のものを使って全般的に美味しかったです。
ようやく宿を出て、昨日と同じルートを戻る感じで再びウトロを目指して走ります。ウトロを過ぎるとR344から外れて知床五湖へ向かいます。
知床五湖は素晴らしい自然が残された状態で遊歩道が整備されていて原生林の中を歩くことが出来ます。ただし鳥や動物に遭う機会も多く、特にヒグマに遭遇する確率が結構高いので歩く前にレクチャーを受ける必要があります。レクチャーはヒグマに遭った時の対応がほとんどなのですが、嫁はこれですっかりビビってしまいましたw。実際前日に船から結構見てましたし、ヒグマは大きいですからね。私自身もヒグマに出遭ったらもちろんテンパるでしょうw。散策は3kmのコースと1.6kmのコースがあるのですが、ライディングシューズで長く歩くのも辛いですし、時間を使いすぎても到着が遅くなってしまうので1.6kmのコースを歩きました。カナディアンロッキーやヨーロピアンアルプスも行きましたし、日本でも多少山を登って素晴らしい絶景を見てきたつもりですが、それでもここは素晴らしい。
この日は特に天気も良かったので最高でした。しかし暑かった。気温は30℃を超えており、もう汗だくです。この辺がバイクの辛いところ。着替えもままならず、車内で涼しくもならないw。たまらずすぐに出発。今度はサロマ湖を目指します。
再びR334からR244で網走へ向かい、今朝部屋から眺めていた網走湖を通り、サロマ湖へ。そういえばGoogle mapさんはこの辺はあまり広域農道を案内してくれませんでしたね。。。サロマ湖は大きな湖で、汽水湖としては日本最大。とても細い砂州で海と隔てられています。
色々と見どころもありそうなのですが、少し離れたところにある展望台へ向かうことにしました。この展望台は下から歩いて登ると1時間くらいかかるらしいのですが、クルマやバイクでも行くことが出来ます。ただし、クルマ同士ではすれ違いが困難な箇所もある基本的にシングルトラックのダートを登っていくのでそのつもりで・・・。
こういう時GSは躊躇なくダートへ入っていけるので良いです。これくらいのダートはロードのバイクでも慎重に走れば充分行けるのですが、タンデム+荷物満載でも安心して走れるというのはまたちょっとレベルが違う話です。
サロマ湖展望台からの眺め
さて、今夜の宿へ向かいます。ルートは基本的に国道なのですが、交通量は少なめで気持ち良く走れました。途中対向車に有り難いパッシングを頂き、待ち伏せも回避w。ちなみに北海道はパトカー自体にレーダーを装備していて、パトカーが隠れて補足、違反するとそのまま追跡されるのが標準的で、道端のレーダーに気を付けているだけでは見落とします。
今夜は大雪山、層雲峡そばの大きな温泉宿です。食事は所謂バイキング形式ですが、種類も豊富で楽しめました。温泉は思いのほか質が良く、気持ち良かったです。
翌日の7日目。この日は小樽からフェリーで帰る日です。フェリーは17:00なので15:00過ぎには乗船です。そしてせっかく小樽へ行くので、昼ご飯を小樽のお鮨屋さんで食べることとし、実は7月の段階でフェリーと同じく予約を入れていました。小樽までは3時間くらいなので、9時前には出発。この日はひたすら移動日ということなります。R39で上川町まで行くと、ここまで有料道路が延びていてあとは高速でひたすら小樽へ。
小樽の鮨屋はかなりの人気店。
とにかく最高だったのがキンキ。キンキを延縄で揚げるのは日本に4隻だけしかいないとか。これは網走産。湯引きして上に肝を乗せて頂く。少しカワハギにも似た素晴らしく上質な脂と旨味。美味かったなぁ〜。それから北寄貝、縞鯵、平目の昆布締めが抜群でした。いや、ぼたん海老も。って全部か!実際いくら以外は全て美味しかった。以下写真とは順不同(握りの写真は何故か2枚足りないのでお椀の写真も・・・w)
釣きんき湯引き
ムラサキウニ
時しらずの漬け
ぼたん海老(中に味噌入り)
スルメイカ
時しらずのいくら(これは今ひとつ)
秋刀魚
北寄貝
帆立
縞鯵
鮑(生)
中トロの漬け
平目の昆布締め
フェリーに乗る前にランチで頂いたので、酒が飲めなかったのが極めて残念。ランチは基本的にこれで¥5,500という安さ。(今回は1貫追加してるのでもう少し高いですが)日本酒のラインナップも結構良さそうだったので、今度北海道来る時は絶対に小樽に泊まって夜に来よう・・・。
そして食べ終わったら今度は仕入れですw
小樽の市場でお土産用のウニを物色。ムラサキウニと・・・お勧めされたのはぼたん海老。透明で極めて新鮮。というかまだ活きてます。これを見繕って発送しました。
いよいよフェリーへ乗り込みます。新日本海フェリーの「らべんだあ」。
部屋は和洋室というツインベッドの部屋。これまたとても静かな船で、道中は海も穏やかで極めて快適なクルーズでした。何と風呂には露天風呂がありました。これ以上ないくらい超オーシャンフロントの露天風呂w。朝は気持ち良かった。
そうして新潟から関越で真っ直ぐ帰ったのですが、この日の新潟〜群馬はとんでもない暑さで、気温38℃。埼玉に入ったら少しはマシでしたが、それでも車載温度計はずっと42-43℃を示すという本当に苦業でした。走っていて熱中症になりかけました。バイクは走行中に水分が取りにくいので、本当に注意しないといけませんね。
というわけで昼過ぎに何とか自宅に到着。今回はあまり走りませんでしたが、それでもトータル2,700kmでした。
本当に北海道は素晴らしいですね。またいつか行こう。
でもそろそろ海外へ行きたいなぁ
Posted at 2020/09/21 17:20:06 | |
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バイク旅 | 日記