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2020年12月29日 イイね!

890DUKE R近況

890DUKE R近況890DUKE Rが納車されて4ヶ月弱ほど。ロングツーリングへはほとんど行っていないのですが、仕事の合間を見つけて箱根や伊豆、富士五湖などへのショートランを中心に楽しんでいます。790DUKEで見られたヘッドからのオイル漏れや、790では定番のトラブルとされていたカウンターシャフトからのオイル漏れ、冷却系からのクーラント漏れなどもなく、意外なことにw至ってトラブルフリーです。

サスペンションのセッティングも色々と楽しんでいますが、やはりKTM推奨のスポーツセッティングに近づいていきますね。因みにKTM推奨の標準セッティングとスポーツセッティングはかなり違います。リアサスのセッティングは結構悩ましいもので、DUKEの汎用性やカジュアル性とスポーツを両立させるのが難しい。汎用性(様々なコンディション、速度域で怖くなく楽しめること)を求めると長めのストローク(ホイールトラベルで150mm)を使ったセッティングにしたいところなのですが、890DUKE Rはリア寄りの重量バランスなのであまりリアが入るセッティングだとペースを上げていくとアンダーが強まってしまうんですね。



なので今は若干プリロードをかけてアンチスクワットを強めにし、リアがあまり入らないようにしているのですが、こうなるとギャップで跳ねるし、スライドもピーキーでちょっと恐く感じるケースもある。本来なら車高を上げてプリを下げたいところですが、車高調整は出来ないという・・・。そういうセッティングなのでちょっとリアサスの動きが悪いんですよね。いずれにしても中速以上のワインディングを追ってしまうと低速での楽しさや汎用性が失われていくので、本当に悩ましいところです。ここは車高調整付きのショックでバネレートを見直すべきか・・・。


WPの上級ショック。高精度・低フリクションと多彩なセッティングを可能に。

フロントはダンパーを伸側、圧側とも最強から2-3クリック戻しという状態で結構良いバランス。柔らかめのバネレートをダンパーで締めてる感じですが、もう強める方向にゆとりがないのがちょっとな…。

シャシー周りはパーツインプレに上げた通りアルミ削り出しのトリプルクランプを入れてみました。これはノーマルのアルミ鋳造(ちなみに790はスチール鋳造)に比べて軽量・高剛性化が図れる他、クランプの精度が高いのでフォークのアウターチューブを適切に締め付けることになり、結果的にサスが良く動くようになるというものです。これは今の段階ではちょっと体感出来ていないですね。おそらくもっと荷重をかけられるような走り方の時に違いが出てくるはずです。



シャシーとしては本当はスイングアームピボットの剛性を上げたいところなのですが、そんなパーツもないし、ここの剛性を上げたら今のバランスが崩れるのかなぁ・・・と。


DUKEはフレームの外側にスイングアームが来る構造で、あえて剛性を落とした設計と思われる。



エンジンの方は慣らし中のインプレでトルク感のなさを書きましたが、実際はスロットルをきちんと開ければ素晴らしいトルクがありました。なので790よりトルクもパワーもしっかり上だと思います。ただ燃調が全体的に薄く感じるのは変わらずで、高回転でのスロットルオフではアフターファイアが少し気になります。薄いおかげで燃費は良く、箱根の往復(ワインディングではそこそこ開ける)でもトータル24km/Lほどは走ります。逆に言えばもっとトルクやパワーを出すよう燃調セッティングを行うことは可能なはずで、色々試したのですが失敗してノーマルに戻っています。(笑) KTMの診断機で純正オプションのフルエキ(Akrapovic)用のECUマップを入れられるのですが、これが随分濃い。スリップオンで入れても濃すぎて回らず、カブることすらありました。そこで触媒をカットする中間パイプへ交換したのですが、これがもう爆音過ぎて駄目。形状見れば分かりそうなものですが、ほぼ直管でしたw。そんなわけでスリップオン+ノーマル燃調になっているのですが、フルエキ+オプションマップにすると随分変わりそうなので将来的にはそれも考えたいと思っています。

その他エルゴノミクスをイジりました。高速や高速ワィンディングで踏ん張れるようにバックステップを入れ、広すぎるハンドルバーを左右12-13mmずつカットしました。ポジションはかなり良い感じになりました。

何だかバイクがどんどん尖った方向に進んでいるように感じてしまいますがw、これでもきちんとバランスを取って汎用性を無くさないようにしています。

さて、そんなわけで今年も終わりですね。私にとっては人生における正にターニングポイントと言える年でした。20数年ぶりに転職し、在宅勤務が基本となったことで(しかも1月よりオフィス大幅縮小、通勤費カットで完全在宅勤務へ。)時間の使い方自体が極端に変わりました。それに合わせて仕事部屋を作ったり移動用のバイクを買ったりw。一方でクルマ趣味はバイクへシフト。まぁこれは数年おきにローテーションのように変わるだけなのですw。今のところはバイクに重きが置かれていますが、クルマを諦めたわけでは全然ありませんしボクスターもC63も楽しんでいます。

それでは、皆様におかれましても良い年をお迎えください。

Posted at 2020/12/29 16:13:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | KTM | 日記
2020年12月25日 イイね!

GoTo ワイナリー

GoTo ワイナリーなんだかGoToが大した根拠なく一部の圧力を受けて(?)停止してしまいましたが、12月もGoToで出掛けようと色々探していました。しかし年末にかけて人気の温泉地はかなり予約で埋まっており、特に良い宿は軒並み満室でした。どこかないものかと探していたら山梨県の石和温泉が結構空いていました。最初はバイクかクルマでのツーリングを考えていたのですが、ふと勝沼のワイナリーが近いことを思い出しました。そうだ。ワイナリーへ行ってみよう。今までアメリカ、フランス、オーストラリアでワイナリーを訪れたことはあるのですが、日本のワイナリーに行ったことはありませんでした。理由は簡単で、単純に日本のワインをあまり好んで飲んでいなかったからです。もっと言うなら日本のワインもそれなりに飲んだことはありますが、「ちょっと頑張れば買えるレベル」でこれは美味しい!というワインにあまり出会ったことがない。美味しいと思うものも中にはありますが、とんでもなく高い。比較的手に入りやすいもので美味しいと思っていたのは比較的生産量の多い島根の奥出雲葡萄園くらい。(これだって美味しいものはあっという間に買えなくなる)

でも最近ワインについて思っていることの一つは、カルトではなく、高級でもなく、スーパーなどで手軽に手に入るワインでそれなりに美味しいワインはやっぱり素晴らしいということ。例えばアメリカのロバート・モンダヴィ(プライベートセレクション)、チリのモンテス(アルファ)とか。大体¥2,000台前半で手に入るのでデイリー+αとしてはこれで良いな、と。

そんなわけでまずは日本で長い歴史を持つシャトー・メルシャンへ行くことにしたのです。そうであればメルシャン以外も回りたい。でも本当にどんなワイナリーがあるのかすら全然分からない。もちろん美味しいところを廻りたいけれど、見当すら付かない。そんなわけでみん友さんにも教えを乞いw、プランを立てました。

当然ワイナリーを回るからには試飲はしたいわけで、宿に相談してクルマを朝から置かせてもらうことにして石和温泉へ向かいます。早朝暗いうちから出発。8時前には石和温泉へ着きました。そこから電車で勝沼ぶどう郷駅へ。



駅からまず一番遠いというか坂の上の方にあるワイナリーへ向かい、そこから歩きながら下る感じにしました。最初に向かったワイナリーは朝9時過ぎですが既にバス(!)が着いていて、多くの方がちょうどショップから出てくるところでした。6種類ほどテイスティングさせて頂いたのですが・・・どれもイマイチ。甲州は水のようだし、上のキュヴェになると樽香がキツいばかりで果実感が薄い。ベーリーAも同じ傾向。うーん。残念ながらここは私がイメージする昔ながらの日本のワイン。それでいて¥2000-¥4000位しますからね・・・。ちょっと厳しい。



気を取り直して次へ向かいます。畑の中の道を下ってしばらく行くと勝沼醸造。ここはプリペイドカードにチャージして試飲するシステム。これから先のことを考えるとあまり数を飲んでいられないのでw、上級キュヴェを試します。イセハラとピッパ。



うん、これはどちらも美味しい。それぞれバックビンテージも試飲出来たのですが、現行ピッパの方が値段とのバランスが良いのでピッパを買うことにしました。もっと試そうと思っていたけどメルシャンのツアーの時刻が近づいていたので諦め、メルシャンへ向かいました。



メルシャンのツアーは今年の10月から始まったペアリングツアーというものを予約していました。受付を行うと今回は我々2名のみということで事実上プライベートツアーになりました。案内頂いたのは上野さんという40年以上ワイン作りに携わっている日本のワインの生き字引と言われる方。Youtubeを色々見ていたのでお顔やどんな方かは知っていたのですが、まさか上野さんに案内頂けるとは思わずこれにはびっくり。我々2人だけなのに・・・。

そこからは超濃密な時間でした。ど素人のレベルの低い質問についても本当に丁寧に色々と教えて頂きました。当然ですが造り手側(しかも今もご自身が畑を所有し、キュヴェ・ウエノとしてリリースしている)の話なのでソムリエから聞く話とも全く違うのです。圧搾機の話、ステンレスタンクの赤用/白用の違い、バレルの形状や焼き、日本の気候でのワイン作りの難しさ、ピノ・ノワールは何故難しいと言われるのか、ワインスペクテイター誌のコンクールに出品した話・・・などなど。とても書ききれないですが最初から最後まで本当に貴重なお話ばかり。猛烈に楽しかった。



テイスティングは地下のカーヴに専用のスペースが用意されています。樽とワインの良い香りで充たされていて本当に素敵なところです。



基本3種類で料理(フレンチのお弁当のような感じ)に合わせて上野さんがセレクト。甲州にロゼ、ベーリーAの3種類。その前にさらにベーリーAの新酒を飲ませて頂きました。ベーリーAの新酒は当然ですがとてもフレッシュさを感じる味と香り。酸味もそこまで強くなく、これはこれで悪くない。甲州も意外に果実感が強く端的に言って濃く、バランスも良い。ロゼは甲州をベースに何と10種類以上の葡萄種をブレンドしてるらしいのですが、とても複雑な香りと味わいでした。ピノっぽい?いやシャルドネっぽい?ベーリーAはキュヴェ・ウエノ。料理に合わせただけで、ご本人のだから選んだというわけではないと仰ってましたw。ベーリーAは薄いイメージがありますが、それよりはずっと果実感があり、しかし酸味も結構ある。とは言えやっぱりちょっとベーリーAは好みから外れるな・・・。テイスティングにも関わらず食事を食べながらおかわりまで頂けるのですっかり良い気分にw。因みに料理も良かったです。豚の煮込みは流石に冷めて脂が固まってたので論外でしたが、それ以外はどれも美味しかったです。



テイスティング後は祝村ヴィンヤードを見学。ここは元々ツアー参加者に葡萄の品種や樹齢の違いを見てもらうために植えたものだそうで、どうせならということで先程のロゼを作った、と。先程飲んだロゼはこの小さなヴィンヤードのほんの少しずつ植えられた葡萄をブレンドしたものだったのです。単一品種としてはまともな量のワインが作れないほどの少量栽培なのですが、結果的に面白いワインが出来たと。



コースは2時間の予定だったのですが、何と3時間に渡ってお付き合い頂きました。それでもまだまだお話を伺いたいところでしたが、私達は次のワイナリーでツアーを予約していたのでここで終了。とは言え既に次のルミエールワイナリーは5分後w。遅れる旨を連絡したところ、他のお客様もいるので時間変更は出来ずやむなく諦めることに・・・(涙)

それから数件廻りまして、すっかり酔いも回ったところでw電車で宿に向かいました。

イケダワイナリー


シャトーホンジョー


蒼龍


メルシャンがあまりにも充実した3時間だったので、他のワイナリーでのテイスティングが消化試合というか、本当に買うためだけのテイスティングになってしまった感がありました。

翌日、GoToクーポンを持ってクルマで前日行ったワイナリーを廻って色々と買って帰ってきました。今回は7本。白4、赤1、ロゼ1、オレンジ1。椀子は長野のヴィンヤードですがw。



とても楽しい旅になりました。今年の旅行はこれでおしまいです。
Posted at 2020/12/25 17:13:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ旅 | 日記

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「@Sekiai さん 初めて見ました!こんな動きだったんですね。ツインシャシーとは知ってはいたものの、どういうことなのか全く分かっていませんでした。」
何シテル?   08/09 09:35
10年以上続けていた2輪レース活動を休止し、のんびりとバイク/クルマ生活を楽しんでます。今はやる方ではなく観る方に変わりましたが、モータースポーツは2輪・4輪問...
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