春寒次第に緩み、一雨ごとに春の息吹が立ち込めて参りました。
皆様方におかれましては、益々ご壮健の事と存じます。
…。
…どうでもイイ、どうでもイイね。
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
…さて。
納車早々にフェンダーのツメを短冊状に切り、叩き、折り、純正ブリスターフェンダーが持つ美しく筋肉質なアウターラインを変える事無く、ノーマルフェンダーの限界を知ろうとしていたワタシとスカイライン。
そこにまず履かせたのは、どことなくBCNR33の純正ホイールを思わせるようなデザインでもある「WORK EMOTION CR kiwami」でした。
コイツを使って、ツラ出しのデータ採りを散々してきた訳ですが、ここへきてようやく「純正フェンダー&ワタシ仕様の足廻り」での限界インセットが見えてきました。
前後共に「10.5J −20」です。
このサイズを導き出す為に、買ったばかりのホイールはキズだらけになり、タイヤのショルダーやリムガードもガチャガチャにしてしまいました。
何度もリムをフェンダーにヒットさせたせいでリアフェンダーアーチは歪み、塗膜を失ったフェンダーは赤錆でみっともない状態になってしまいました。
しかし、それでも一切妥協をする事無く、何度もトライ&エラーを繰り返したお陰で、純正フェンダーの限界インセットは自分が思っていたよりも相当早い段階で探り当てる事が出来ました。
この間、ワタシが見ていたのはなにも「インセットの数値」だけではありませんでした。
車全体のフォルムバランスや、色彩、そして一番の魅せ所とするポイントをどこに置くか…。
まず、フォルムバランスの点では主に「車高」「出ヅラ」「外装パーツ」についてを考えました。
ご存知の通り、車高と出ヅラは切っても切れない関係で、車高を下げればツラを我慢しなければなりませんし、出ヅラを出そうとすれば車高を我慢しなければなりません。
しかし、今回はそのどちらも我慢や妥協をしたくなかったので、実現させる為の方法は後から考えるにしても、自分が理想とする「車高」と「出ヅラ」を度重なる調整を行う間に数値化しておきました。
外装パーツについては、薄いボディのわりにフロアメンバーよりも低い位置に各パーツが置かれている事によって、実際の地上高に対してかなり腰高な印象を与えてしまっている現状を拭う為に、純正サイドスポイラーの下に追加装着するタイプのエアロパーツを色々と考察してみました。
…しかしながら、なんと言いましょうか、ワタシは昔から「エアロパーツに頼った低さ」というモノに対して若干の抵抗感が御座いましてね…
…結局は「そんなモン理想の車高まで落としゃ、どうせ気にならなくなるべ」という、どうにもワタシらしい結論に至りましたけれどもね。
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
次は「色彩」です。
ワタシの車に使われている「色」を、大まかに分けてみました。
白、黒、灰色の3色でした。
この「色彩」につきましてのワタシの持論ですが、シンプルに車を仕上げていこうとした場合、使って良いのは3色まで。
そして3色のバランス配分が重要。
但し、黒は1色として考えなくても(もちろんボディカラーが黒の場合は1色として考える)良し。
…といった、簡単なモノなんですけどね。
で、そこに当てはめて考えてみると、現在ワタシの車に使われている色は2色。
なるほど、ワタシの車に漂うどこか「単調」なイメージはその辺りに原因があるのかも知れないな…と、思いました。
そして、三つ目。
「魅せ所とするポイント」をどこに置くか。
まぁ、コレはすぐに決まりましたけどね。
…ちゅーか、この車を購入する前からそう思っていた部分ですし。
ワタシと同じ「R33 GT-R」をお乗りになられている方々なら、もうお解りですよね?
そう。
バンパーに開口部がガバッと空いたフロントセクション。
そこから続く、流麗で筋肉質な美しいフェンダーラインを持つサイドビュー。
そして、後ろを走る車達にその伝統と伝説を見せ付けるかの如く「Rバッジ」をトランクへと備え、ボリューミーでドッシリ感のある、迫力のリアセクション。
…はい、間違い御座いません。
この車最大の「魅せ所」は、迫力のリアビューで御座いますッ‼︎
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
…そんな事を考えながら最終的に辿り着いたインセットを元に、ワタシの仲間達のオシャレな足元を支えるショップ、横浜の「D'Art」へ連絡し、次期ホイールの相談を致しました。
ワタシのブログをご覧になられていらっしゃる皆様方でしたらもうご存知の方も多いと思いますが「D'Art」のオーナーは、しょっちゅうホイールを取っ替え引っ換えしながらセンスの良いLS460ロングに乗っている「daigo@D'Art」こと、ダイちゃんです。
彼と長きにわたって熟考を重ねた結果、ワタシの本命ホイールは「WORK MEISTER S1 3P」という結論に辿り着きました。
そしてオーダー時のポイントは2つ。
1、前後ともディープリムにはしたいけど、どちらともあまりにも深過ぎるリムにはしない事。
2、リアは275サイズのタイヤを引っ張りで履かせられる事。
結果…
フロント Lディスク 11J −9
リア Oディスク 12J +5
…上記のサイズに決定致しました。
色彩のところでちょっと触れましたが、色味が足りなかった分はホイールのディスクカラーを茶系にする事によって少しだけ色彩に変化を持たせる事にしました。
…待つ事、数週間。
…届きました。
…開封致します。
…おぉッ‼︎
早速、車輌に装着です。
懸念していたフロントインナー側のクリアランスは問題無し‼︎
続いてリア‼︎
スペーサーレスでインナーリムとダンパーとのクリアランスは5mm確保‼︎
よし、計算通りッ‼︎
上手くいったぜ…へっへっへっ…
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
そして、はやる気持ちを抑えながら、ゆっくりとリフトを降ろしました。
「…なんかちょっとリアの車高とキャンバー角が変な気がするけど、サイドブレーキを掛けたままリフトで上げ降ろししたんだから、降ろした時はこんなモンか…」
エンジンを掛け、車輌をリフトから出そうとするも、車が動かない…
「こりゃ、どっか当たってるな⁉︎」
そう思ったワタシは、すぐにまたリフトで上げ、ホイールを外してタイヤハウス周辺を確認してみました。
…リアのインナーリム、思いっきりダンパーに当たってんじゃんか…
細かい事は省略しますが、結論から言うとホイールのサイズを指定する時、インナー側クリアランスの数値はノーマルの足廻りでの計算上数値で考えてしまっており、各アームを変更して8度のネガティブキャンバーがついているワタシの車では、そのキャンバー角分を加味した数値に変換しておかなければならなかったのです。
…ホイールをオーダーする時なんて、EDのワタシがフル勃起するくらい興奮していたから、そんなモンすっかり忘れてたわ。
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
…そのままにはしておけないので、まぁ、色々とやってみましたよ。
内側が当たらないようにホイールをスペーサーで外に逃がしてみたり、アウターリムとフェンダーとの干渉にビビって車高を上げてみたり、インナーリムが干渉しているダンパー部をグラインダーで削ってみたり。
結局は訳がわからなくなって、スペーサーでホイールを外に逃がしつつ、車高も落として走らせたので、哀れ新品ホイールはものの3時間でキズだらけになってしまいました。
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
…で、最終的には、いつもの神様にお世話になる事にして「EXE STYLE 310」に車を運び込みましたけどね。
…ワタシ、一人じゃなんにも出来ないの。
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
…そして現在。
ハブボルトは前後ともロングハブボルトに入れ替えてもらい、万が一の時には安心してスペーサーを入れられるようにしておきました。
ダンパーとインナーリムの干渉対策としては、リアダンパーが内側にオフセットされるようにマウントブラケットを加工製作して頂いてインナーリムとの干渉を防ぎ、更にアウターリムとフェンダーの干渉対策としてダンパーのストロークをある程度制限する為にこの車の特性に合わせたバンプラバーも製作して頂きました。
すると…
…まさに、ノンストレス‼︎
干渉無し‼︎
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ
今回も神様の知恵と技術とセンスの前に、ワタシはひれ伏すしか御座いませんでした。
…こういう話を聞くと「じゃあ、最初からショップに頼めば良かったじゃねぇかよ」と言う方もいらっしゃる事でしょう。
確かにワタシは届いたばかりのピカピカのアルマイトリムを一瞬でキズモノにしてしまいました。
しかし、この経験、この失敗こそが、必ず次への糧となるのです。
今回は自分の「うっかりミス」が原因でこのような結果となってしまいましたが、その代わり、全てショップ任せで失敗の無いカスタムだったとしたら、そこからは何も学べなかったと思います。
今、自分でカスタムをしようかと考えていて失敗を恐れて立ち止まっているあなた‼︎
「失敗を恐れずにおやりなさい‼︎」
コレが、このブログを通して皆様にお伝えしたかったワタシからのメッセージで御座います。
それでは、ワタシはそろそろお風呂で耳の後ろをナイロンタオルで強くこすらないといけない時間なので、さようなら。
…そして、こんなゴミブログに触発されてホントに自分で作業しちまったヤツは、みんなワタシのようになればイイ…
他人の不幸は蜜の味…
( .´ิ∀´ิ)ハッハッハッハッハッ