「なかなかあたらないんだよな・・・」と思いつつ、「日本ライティング オトナの工場見学ツアー!」のプレゼントに応募。
しばらくして「当選しました」とメールを頂戴する。
しばらく呆然としてしまいました。冗談ではなく。
これは千載一遇のチャンスというか、一生分の運を使い果たした感が。
だって当選するのは、たったの五組ですよ。
コンビニのくじですら当たらない私が。
「是が非でも伺おう」と3週間前から当日仕事が入らないよう、念入りに準備・根回し・
強行スケジュール。
楽しみで眠れないという感覚を久しぶりに味わい、起きたら秋晴れ!ではなく台風前の怪しいお天気。
ま、屋外イベントじゃないし(^^;
神戸から尼崎なら隣町とは行かないまでも、高速使わなくても1時間半もあれば充分にたどりつけます。
ちょっとびっくりするほど綺麗な社屋に案内していただくと、
お茶にお菓子とすでに歓迎ムード満点で、こちらのテンションも上がります。
一方で休みの日に早く起こされ不機嫌気味の嫁の顔色もうかがっておかないと。
ところが・・・。
社長から歓迎のお言葉をいただき、見学会が始まります。
開口一番、驚くべきお言葉を口にされ仰天。これはまた後ほど。
工場見学と言えば、参加者がぞろぞろと連れ立って工場内を広報担当者について移動し、
各セクションの担当者がその場の説明をしてくれる。それが終わると「ハイ次の工程です」
というのが定番ですが、ここでも度肝を抜かれます。
なんと一組に一人社員の方がついてくださり、マンツーマンでご説明いただけるとのこと。
見学会が始まる前から「この会社はひと味もふた味も違う」と思った次第であります。
各社のLEDヘッドライトの温度の違いをサーモグラフィーで見せていただいてから、工場に出発。
私たちの担当は、まさかの「社長御自ら」でした!
母材が製品に加工されていく様は男性から見たらおもしろい物ですが、
意外や意外食いついたのはかみさんでした。
積極的に質問したりして、こちらが驚くほど。とりあえず楽しんでるみたいで良かった・・・。
私の前職を思い出させる工作機械の作動音、機械油のニオイ!血が騒ぐわけです。
ずらりと並んだNC旋盤は圧巻にして、「こりゃこのフロアだけでン億だな」と圧倒されました。
もう一つ気づく、多少は機械加工に携わった人間ならではの驚き。
工場内がものすごく清潔です。NCの機械そのものも使い込んでいるはずなのに、
本当に綺麗。これは仕事終わった後もしくは定期的ににぞうきんで拭いてるはず。
クリーム半田の原盤に真空リフロールの機械は未知の世界、機械では出来ない部分の半田付けのエキスパートのお姉さんの仕事ぶりに脱帽。私も半田ごては商売道具ですが、そんなこと彼女には恥ずかしくて言えません・・・。
車のボンネット内を模した箱の中で延々点灯テストをされる製品サンプルたち。じっと熱に耐えるサンプルさんたち。健気なり。
と、ちょっと感傷に浸りそうですが、冷静に考えるとこれ凄いことです。
純正装着品ならまだしも、アフター品でここまでやるのか。
完成品チェックの工程は工業製品のテストとは思えぬ幻想的な雰囲気。
どこぞのお盆の灯籠なんとかみたいな趣でしたが、「ここまでやるのか」とこれまた驚くわけです。
それこそあっという間の90分が終わり、お昼までいただくことに。選り取り見取り。
社長自ら「本来不要」とおっしゃるおしゃれな社内と居心地の良い応接ルームで快適な時間を過ごします。この快適さの秘密はこれまた後ほど。
いよいよ装着の順番が回ってきました。まずは今ついているハロゲンの明るさを測ります。
狭いヘッドライト裏のスペースに苦労させてしまいましたが、
無事装着。もういちど数値を測るとなんと、ハロゲンのハイビームより光量が出てます。
となると心配なのが・・・でも大丈夫。光軸測定機によると、びしっとカットラインが出ています。
グレアなんか無し。これで安心して走れます。
と、まあ至れり尽くせりのおもてなしをしていただき、恐縮するほどでした。
機械による精密製や正確性の追求と、人の手による工程やチェックの関西ならではの人情味。
この二本柱の使い方が絶妙だと思いました。
工場見学のレポートは以上です。
ただ、今回の見学会で日本ライティングさんが私たちに伝えたかったことは
他にもあるのではないかと思うのです。
というわけで、それは次回。
ともあれ、社長始め日本ライティングの社員の皆様。
本当に充実した一日を過ごすことが出来ました。
こころからお礼申し上げます。
ありがとうございました。
みんカラスタッフの皆様もお疲れ様でした。
今回の企画をしてくださったこと、気持ちの良いご対応、改めて感謝です!
※ちなみに帰宅、夕食後、我慢できなくなって「台風が来るから大人しくしとけ!」
と連呼するラジオをかけながら暗闇を求めて30キロほど走ってきました。感想?
言わずもがなであります!
Posted at 2018/09/30 10:29:32 | |
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