こげぱそのブログ一覧

最近よく見る電光掲示板。
「横断歩道は歩行者優先！」。

まあ、その通りなんですが、
ちょっと前までは止まって道を譲ったら、
ほぼ確実に会釈するなり、小走りで渡るなり。
渡り終えてからみんなで並んでこっちにお辞儀する小学生なんかいたりして、
それなりにお互い気持ちよく譲り譲られ、でしたね。

ところが昨今取り締まりが強化されて以来、歩行者様というのが随分と偉くなってしまいましてね。「こちらは弱者なので守られて当然」と権利を振りかざすかのように、のうのうとスマホを見ながらわたる歩行者にイラっとしたのは私だけではありますまい。大人だけではなく、子供ですら。だいたい親の姿かたちが想像できます。

そして話は戻って、岡山市内で見かけた例の電光掲示板。
「ああ、またあれか・・・」と思った瞬間画面が切り替わり「歩行者は手と目で合図！」と。おお！！！！！これだよこれ。素晴らしい。よくぞおっしゃった。

だってそうでしょ。「渡ります」という意思を示してくれないと何ともならない場合があるわけです。横断歩道にきちんと正対して左右を確認しているような人に対しては、必ず譲ってあげなければいけません。それは分かります。当然です。

でも横断歩道から少しずれて立っているやつ。景色眺めてるだけ？だれか待ってるの？渡りたいの？
スマホの画面に一心不乱のやつ。そこでスマホいじってるだけ？渡るの？
輪になって横断歩道の前にたむろしている高齢者。ただの井戸端会議？渡るタイミングを待ってるの？

一瞬で判断できますか？ところがその先には白バイがアイドリング状態で獲物を狙ってる。うちの近所にもいますよ一匹。

権利を主張するには、必ず義務が伴います。
そして歩行者保護、とその違反基準について明確なガイドラインというのは必要なのにそれもなく、ただただ「止まれ」とバカみたいに連呼する岡山県警以外の警察（他にもこういうまともな警察さんあるかもしれませんが）。

もう40年も前にかの松崎真さんはおっしゃいました。
「手を挙げて横断歩道を渡りましょう」と。
まさにその通りなのです。

なので岡山県警さんの大英断「歩行者も意思を示せよ」というお言葉には心から拍手です。

ただ、よそのバカ警察から「飯の種を奪うな」とたたかれないか心配ですわ～。