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前回は強化セルモーターの交換を行いまして、その続きでーす！



武川 FI CON2
武川 S STAGE KIT(中古）
中古シリンダーヘッドwith武川 スポーツカムシャフト

S STAGE KITは中古のためガスケットキットを別途用意しました。
FI CON2はS STAGE KITを付けると燃料が足らなくなるので必須パーツです。

シリンダーヘッドは今の奴より程度が良い中古品に変更、武川ハイカムを組み込んであります。


FI CON2の取り付けはサクサク進んだので作業中の写真は撮り忘れました。
ただ説明書に書いてあるままの接続ではありませんでした。（商品が日本仕様専用で、この車輌は台湾仕様のため）




で、FI CON2の取り付けに引き続いてS STAGE KITの取り付けに入ります。
シグナスはエンジンを降ろさなくてもこの作業はできるのですが、
シリンダー周りのエアシュラウドを全部取り外すのが非常に厄介でした。
フレームや各部突起物に邪魔され知恵の輪状態でなんとかシュラウドを外します。




カムスプロケとカムチェーンが見えます。
圧縮上死点に合わせてある状態です。




カムスプロケを取り外し、もう後戻りできないぞ！




シリンダーヘッド取り外し
ピストンとご対面です。

またフレームが微妙に邪魔して、スタッドボルトが長いのでシリンダーを抜き取ろうとするとフレームにぶつかってうまく抜けませんので、強引にいろいろやって交換しました。

このへんからいっぱいいっぱいになって写真撮ってなくて




どうにか組み込み完了
さっきのシリンダーよりサビもなくキレイでしょ？

しかしこのカムチェーンにカムスプロケを嵌める作業がまた苦労しました。
合いマークとシリンダーヘッドの△を合わせるように狙ってスプロケを指先でつまみながら左手でチェーンを持ち上げて引っ掛けるんですが１コマもずれちゃダメ！　
だけど見るのはここだけじゃなくて




反対側のフライホイールのTマークとクランクケースの△マークも合わせておかなきゃならない




で、なんとか完了しました～
ピストンの組み付けとかカムシャフトのベアリングにはベルハンマーを使ってみました。




FI CON2の本体はメットインのここにマジックテープで装着しました。




ついでに
メーターのボタンが一切効かなくなってたので困っていたのですが、
今回試しにKUREコンタクトスプレーを使ってみたんですけど

無事完全復活しました！
これでTRIPメーターのリセットもできるし無茶苦茶な時刻も直せました。
そして今回直って初めて知ったのですが、バックライトのカラーが３色から選べるんですね（青・緑・橙）




リアサイドには純正のストロボラインステッカーを追加！
速そうｗ




実際今回のカスタムで出足から体感できて、高回転の伸び方がエキサイティングなマシーンに変化しました。

まだレギュラーガソリンが残っているので高負荷走行は避けていますが
燃調の微調整をしながら決めていきたいです！

シグナスは走行2万キロ超、年式的にも10年落ちぐらいになっているので、リフレッシュの一環としてエンジンの方にも手を入れてみたいと思います。

というのは建前で、真に求めているのはモアパワー！！

具体的には、シリンダーとピストンとカムシャフトがSP武川製となります。あとは察してください。

で、前置きが長くなりましたがその仕様にするためには色々と準備が必要で、今回行った作業はセルモーターの交換です。




画像左が取り外した純正セルモーター
右の黒いものがNCY製の強化型セルモーターです。
まぁ予算内に抑えるため中古品なんですけど。


パッと見は薄汚れたモーターで強化っぽい雰囲気はあんまり感じないが（いや中古だからか）
ピニオンギアを指でつまんでローターを回してみると確かに、
薄汚いボロ雑巾のようなNCYのモーターはコギングを強く感じコイツのやる気を感じました。
純正はコギングをほとんど感じずスルスル回りやる気のなさがにじみ出ています。


モーターを抜くのは簡単なんですが、はめる際は取付スペースの関係やピニオンとアイドルギアの嵌合の問題もあるので、




クランクケースカバーを外して、
このアイドルギアをいったん抜いてから行ったほうが楽でした。

なぜセルモーターを強化品にするかというと、
ボアアｐｐ、じゃないこれから取り付けようとしている部品を付けると
圧縮比があがってセルに負担がかかるらしいということ、
あと前々からセルの動きがおかしい気がしてたのでそんなかんじです

交換前後でのセルの回りの違いですが


擬音でものすごくわかりやすく現すと


交換前
キュッ、、、キュッ、キュキュッ、キュキュッ！ドドドド


交換後
キュキュフイーンドドドドド


純正は最初のキュッ、、、ていう間がまずおかしいなーって思ってスターターリレー変えたりしたけど効果なかったのが今回改善されて良かったです。

社外のはキュキュだけでかかってその後フイーンってなんか余韻みたいな一仕事終えてのため息なのか余裕のあらわれなのか知らんけどそんなのが聞こえます。




あとはプラグですね




これも今回行うカスタムをする上で、マニュアルに「最低8番を使ってね」（純正は7番）っていう記載があったので、せっかくDXプラグの7番を付けたばっかだけどもう交換する羽目になりました(;´∀｀)




ヘッドのほうはもうハイカム組みこみ済みで、
バルブクリアランスもインテーク側とエキゾースト側の調整をしておきました。




う～んかっこいいぜシグナスＸ
愛猫にゃーも家の中から眺めております。

いきなりですけどこれはシグナスの足元パネルです。
バイクカバーが破れて以降、ずっとカバーなし雨ざらし状態だったので
無塗装黒樹脂パーツの退色が一気に進んでしまいこんな状態です。

ワックスをかけてもその場しのぎですぐ効果がなくなるので、
カウルの塗装の前にまずはこいつらの黒さを復活させるべく、ガスバーナーで炙る作戦を決行！




炙るとこうなります。




車体に組み付け
炙ってないパーツとこれだけ差がでてますね～




メーターまわりも




こうなり




ステップまわりも




こうなる


そんなこんなで全体的に炙って黒さが復活！
完全にとはいきませんが真っ白だった最初の状態より格段に良くなりました。




あとシートなんですけど、
シグナスを譲ってもらった当初はワイズギアのハイシートが組まれていたんですが、タンデムをするときつま先ツンツンなのが怖くて、純正シートに変更してました。
交換した当初は良かったんですがシート表面がメッシュみたいな素材になっているせいで、雨ざらし保管のおかげか凹凸にヨゴレなのかカビなのか、取れなくなっちゃってたんで今回またハイシートに戻しました。

というか純正シートの段差部分でおケツが痛くなってたけど
ハイシートはフラットだし肉厚で乗り心地いい！！
つま先ツンツンは慣れるけどおケツの痛みは慣れません(;´∀｀)


おつぎリアカウルの件

ぶっちゃけシグナスはフロントフェンダー以外の塗装は突貫作業により失敗してるんですが、とくにリアカウルだけは酷かったので今回コロナ絡みで仕事がヒマな時に再塗装しました。




ちなみにこのシグナスは本来ブラック塗装なのですが、
剥いでみるとその下はなぜか赤→グレーサフとなっていました。

その赤塗装がどうやら曲者で、かるーくシルバーサフを吹いただけで赤く露出している部分の輪郭がもやもやもや～っと浮いてきました。
全部剥ぐのはさすがにだるいんで、一旦表面慣らしてから２液のホワイトサフで封じ込めてみました。




シンナー少なくネタ濃いめの調合にして吹いて、硬化してからまたペーパーで研いで、もっかい２液サフで少しシンナー増やしてガッツリサフ入れ　で復活しました。




２回目のサフを軽く研いでからは、キャンディー下地色にデイトナのMCペインターシルバーサフを吹きます。

　


そんで同じくデイトナのMCペインター　ディープパープリッシュブルーメタリックC を吹いて、30分ほど強制乾燥かけてから2液のウレタンクリアでフィニッシュ！

まぁ最初のひどい状態と比べると相当見栄えが良くなりました(*´▽｀*)




今回は46番ゼッケンやGAULOISESステッカー無しにしたんで（デザイン的にあれも気に入ってなかったｗ）
せっかくだしシグナスのエンブレムを貼ろうと思って用意してたんですが

届いたエンブレムは
「CYCNHS X」という、、、、さすがに恥ずかしくて使えないんで
もう一回別の商品を用意しました。




下のが今回新たに用意した奴です。
今回はちゃんとCYGNUS Xになってますよ！




なかなかCOOLじゃないですか～

ついでに



この給油口のリング部分も




同じメーカーのやつで揃えてみましたよ(*´ω｀*)











そしてついに禁断のエンジンチューンに手を出してしまった、、、

近日、SPタケガワのやつをブチ込みまーす(≧▽≦)