おとこたちのやまと

えっ！営業見地意外に理由があるの？

宇宙戦艦武蔵がありえないのと同じくらいの理由でしょうか・・

やはりテーマを伝えるにはシンボリックな解りやすい（実際解って無くとも取っつきやすいと言うことでも可）で無いと人が呼べないでしょう。興行的な意味が先にあるのは致し方ないし、どんなに良いことを言っても聞いてくれる人・見てくれる人が少ないと意味がないということでしょう。

（蛇足ですが、見に来る人の幅を考えればオッタキーな人には納得いかない描写があっても仕方ないいという事もありましょう。）

あと、日本人の民族的心のよりどころ・・規範？・・善悪？・・礼？・・義？・・行動規範？・・感情？を表すには大和魂という言葉がわかり安いと言うこともあるかもしれません。

まあ、原爆で沢山の親戚が亡っており、かなり原爆を身近に感じる私からすれば、長崎も広島も同じ悲しみを味わった土地と言う意味で同等の存在ですが、世間一般ではあまりに広島を中心に語られているように感じます。やっぱりネームバリューの差かなぁとしか言いようがありません・・

名もない復員船で無くなった（恐らくアメリカの潜水艦の雷撃を受けた？）大叔父も私にはいたりしますが、さてこれをテーマに（大叔父＝従軍歯科医やその船に乗っていた軍人・軍属・民間人にだって語れるドラマが有ったはず・・）を映画会社の人がスポット当てないよなぁ・・てかんじる事に通じるのではないでしょうか？

おう！！
すげえコメントだなｗ
問題は、その作品としての「テーマ」は何か？ってことなんだな。
んで「テーマは、戦争ってやぁーねぇー」ってことだったら、大和でなくてもいいわけで。
仮に「分かりやすいから大和いっとけ」ってしょうもない理由で大和が選ばれたんだとしても、映画という一つの総合芸術を作り上げる以上は、「大和という艦を取り巻く世界と人との関係を描いて、その中で必死に生きようとした当時の人達を表現してから大和が沈む」この順番でないと、「戦争は何故いけないのか？」という大テーマを欠いた作品となるであろうし、そのテーマを観ている人達に少しだけでも理解してもらわなければ、我々はあの大戦の二の轍を踏んでしまうかもしれないという危機感がない。
　戦争は人がいっぱい死ぬから嫌・・って、それだけの作品になってしまう。

　戦争映画に共通のテーマがあるとすれば、それは人が死ぬ様をみせることでの悲しみではない。

　何故、人々が死んでしまうことになってしまったのか？　人は、どこを間違えてしまったのか？
　本当に死なねばならなかったのか？
　
　それを教える為の大和というテーマでなくては、設計者も建造した人達も、戦死した方達もうかばれまい。
　
　鳳翔改さんの言っていることは、その通りだ。その通りなだけに、それで大作映画を作っているようでは駄目なんだな。
　
　
　

いろいろと意見はありますが、何はともあれ宿願のCG作品でした。
主砲弾の搬送＆装填シーンがあれば、、僕的には満足でしたが、、、

18世紀後半まで列強国にくらべ遅れていた日本が、短期間で最新鋭の技術を習得して、そのうち独自路線すら見出す訳ですが、当時世界を駆け巡った日本人と膨大な情報の流れを思う時、それは戦争という悲劇とは別に、ロマンと言えるのではなかろうか。
その圧倒的な情報量を表現出来るのは、象徴であるあの艦が最適なのだろうと、。
こんな理由で大和の映画を作っちゃいけないのだろうか、、、

いや？　そういう理由で大和の映画を作るなとは言わんが、大和級は単なる模倣の蓄積で出来あがった艦ではない。
　近代帝国戦艦を語る時には、まず金剛の発注から追わねばならぬが、それをして大和の生涯を語ると人間ドラマの部分がどうしても薄くなる。
　売れ筋の役者を配しての劇場作品として、それはどうか？ｗ
ってことになるだろねえ。
　大和級が建造されることになったのは、敵戦艦より有利に戦う為という判断だけだったかも知れない。
　だが、少なくとも設計の段階からは、この艦に乗る人、ひいては日本を守る・救える能力を与えようとしたことがいたる所に見うけられる。
　得られた莫大な情報を単に使って作っただけでは、こういう艦は出来得ない。
　人が、そこに関っているからこそドラマが生まれる。人を救う為に作られた究極兵器。この矛盾こそが戦争という悲劇の本質なのかも知れないな。
　して、それはロマンなのか・・・

チビータさんがおっしゃってる事もよーく解りますが、多分鳳翔改さんがコメントされてる事が当たってるんでしょうね。
映画のプロデューサーの意図もその辺りにありそうな気がします。
大和の最後の出撃が決まった経緯を見ても、大和自体が当時の海軍からシンボリックに扱われていたようなので、戦後もそのような扱いを受けてしまうのかも知れません。

あと、どうしても大和に零戦は有名なんでしょうね。
戦後の日本人に、戦争には負けたけど、当時世界一の戦艦に戦闘機を作れたんだ、って誇りを持たせてくれた存在だったんだと思います。

俺も言ってることはよーくわかっているつもりだよｗ
　ただネームバリューを利用するなら、そのネームバリューだけに頼り切る映画作りは映画人としてどうかね？

＞大和で戦ったのは、大和に乗った人達だけじゃあない。
＞大和級が日本にとって、どういう艦だったのかをこの映画で理解させるのは難しい。

あの映画の不足点は、まさにこのお師さんの言葉に尽きるでしょうね。
まさにこの点が、スッポリ抜けてます。

現場の戦闘行為のみが戦争ではない…。

コメントの主旨からははずれるけれど、このネタ・・・・
レスするのが疲れるのが今頃わかったｗ

ヘロヘロ～ってレスが書けないや（汗