ちびーたのブログ一覧

あ、今日はネタないから、今から食う飯の画像で

ぐーばーぐ

靴んなかに雪入っちゃったよ

靴脱いで、出そうとしたらバランス崩して靴下のままベチャベチャの地面に足ついちゃったよ

しかたないけど、靴をまんま履いたぞ


ツメテエ！

そして歩くと、鉄腕アトムの歩く音が


ああぁぁ

「お前等、これ幾らかかった?」

「俺、二百円。こいつが百円」
「もったいねぇ・・・」

「じゃ、二百円払ったKのにすりゃいいべ。そんなことより、お化け調査どうすんだよ」
とAは言ったが、そもそもお前が原因だろうよ、と全員が思った。

　
「問題は、電波届かないってことだな。かろうじて、Hのマイクがゲーセンでつながるだけだもんなあ」


　Mは、滅茶苦茶悔しそうだった。
　だって、最新のラジカセの内蔵マイクがHのより届かないなんて!!

と、何か思いついたのかMの声のトーンが変わった。

「ちょ、C。お前、万能ナイフ持ってたよな?それ、プラスのドライバー付いてるか?」

　Cは、キーホルダー懐中電灯でナイフを照らしてズラリと機能を回転させて見た。
「ついてる。使うの?」

「ああ、ちょっと貸せ。あと・・・O、後で直すからお前のマック貸してくれ」

「えっ、何するんだよ?」

「いいから! 貸せって!!」

Oが渋々ラジカセをMに渡すと、ナイフのドライバーを使って、ラシ゜カセのアンテナ基部のネジを外してしまった。



「あーっ、俺のラジカセ!!」

「後で、直すってっだろ!! それよか、ネジ無くさない様にしてろよ」

　百円とられたりラジカセ分解されたりと泣き言を言っているOを余所にMは、自分のマイクのアンテナコードをくわえると、4～5cmも被覆を歯で剥いてしまった。
　そして芯線を、取り外したラジカセのロッドアンテナのネジ穴を利用して結びつけてしまったのだ。

「アンテナが短いから届かなかったんだから、これで届くだろ」

　おおお!
　なかなかやるじゃないか。



「スゲーけど、それで全館回れるとは思えねえ。それに、そっちからの電波が仮に届いても、こっちからの電波は、そっちに届かないんじゃ指示できねえじゃん」

　Nの言う通りだ。
　うーん。。。
と、考えた末に俺が提案。

「じゃあ、階段のとこまでは少なくとも届くんだから、探検部隊を四人にして、二人を階段のとこで中継させたら?」

「それだとオンエア機能を持っている台数が足りないぜ。今、そういうの四台しかないだろ」



「いや・・・I、お前のマックGTってオンエア使えたっしょ。持ってきてんだべ?」

と、いままでも参加はしていたのだが、ずーーっとイヤホンしっぱなしのIを全員が見る。

「だから、俺がもってきたのはラジオだっての」

「マジかよ・・・ラジカセもってきてたんじゃなかったのか」

　ラジカセが恥ずかしいからラジオといい張っていると思っていた俺の読みは、見事にハズレてしまった。



「まいったな・・・じゃ、一人が探検で二人が中継か?」

「だめだろ、それ！怖すぎるよ!!」

「じゃ、一人中継で二人が探検か?」

「なんか、それだと中継の奴って受信と送信の切り替えがスゲ忙しくね?　探検してる奴らの動向をリアルで聞けないのもつまんねーし」

　いや、ごもっともだ。
「かといって、ゾロゾロ廊下にでたんじゃ、絶対に先公に勘づかれる」

「先公、気づくかな?」
「そりゃ、わかるべさ」


　まったく八方塞がりじゃないか。

　
「したっけ、反対周りからの探検を先にやるかい?　だってオンエア機が足りないんじゃしゃあねえべさ」

　
「俺さ・・・」
　やり取りをずっと聞いていたIが割って入った。


「俺、ラジオ持ってきたけれど電波飛ぶやつなんだよな、しかも俺、秘密兵器二つ買ったんだ」

「なに?!　ラジオを二つ買ったってことか? なに買ったん?」


「一個目は、これ」
と、いってマジソンスクエアガーデンのバックをゴソゴソしだした。


　ポータブルラジオより一回り大きい、なんか丸い感じの、そのラジオは、、、

「あーーーっ!　俺、知ってる!!」
と、つい大声を出してしまった。

「しーっ! しーっ! 抑えろや!! で、なんなんだ、このラジオ」











　それは、ナショナルのマリン一号であった。
　防水ラジオで、少しくらいなら水中でも平気な優れた防水性能を持つ。
ショルダーベルトもかなり余裕があり、携帯が楽そうだ。
　状況が状況ならば、正しく秘密兵器なんだろうが・・・


「携帯出来る大きさは良いとして、今は、あんま意味ないっしょ」

「なんで風呂行く時、ださないかなあ」

「電波でねえじゃん。ただのラジオだもん」


　そんな声など相手にせずに、Iは、もう少し大きな、、、ラジカセくらいの物を取り出した。



　「いや！　こっちが! 本命だ!!」




　つづく


　　解説・・・・・・・

　ナショナル　マリン１号
　ラジオなのだが、完全防水。スピーカーは紙ではなくプラスチックの薄膜であった。
　Ｉ君から借りて風呂に入ったことがある。
　なんか水中でも鳴り続けるラジオってのが物凄い違和感あったが、長風呂になるくらい面白かった。
　写真が、許可もらっているところに無かったので、随分前のオークション写真を拾ってきた。
　ご覧のように、クーガー７の成功を受けてか、ミリタリー色強めのデザインだ。
　が、デザインのインパクトほど何が出来るってほどのものでは無かった。
　なのに価格は、あのクーガー７と１０００円しか変わらない、17900円
　随分と高かったのだ。

　ラジカセ買いすぎて、お小遣いがすっかりなくなってしまった俺。

　戦艦の改造をするのにエアーコンプレッサが欲しくて目ぼしをつけていたのだが、全然足りなくなっちゃった。

　さすがに職場で使えるコンプレッサーやらポンプなんてそうそうでやしないしな・・・
　ま、三月に買うか(；´Д｀)


　なーんて、思いながら職場の机に戻ってみると







　あれ？！

　なに、これ！！


　どゆこと？！


　「誰、置いてくれたの？」と職場の人に聞いても「いや？だいたい、そんなもんあるとか知らないし」

　それもそのはず。
　俺は、誰にもこんなもの欲しいなんて言ってない。


　こ・これは。。。。座敷わらし？！



　ともかく、きっと神様がいるにちがいない！！

　ありがとう、神様！！




















　え！！！！

　こ・これ・・・・・・・水用じゃん(；・∀・)


　ま、確かにポンブって頭で考えました。
　コンプレッサーって考えました。

　問題は、具体的に「エアー」ってよく考えとけや！ってことすかね（；^ω^）

　３６Ｖってのも微妙なんでスライダック買うかなーなんて思ってましたが、その前に「水」用ですか・・・・

　どうする、俺。

　超強力なインタークーラー用ウォータースプレーでも作るか？
　それとも、このポンプ使って後ろにラジエターでもくっつけるか？



　すんません、神様。

　今度、すぐでなくていいですから、空気用のください(´・ω・｀)

小さく扉が開く音がした。
　次にこもった声で「お前等!!」とか「寝ろ」やら「いい加減にしとけ」なんてのが聞こえてきた。

　パタンという音と共に、また扉が開く音がした。
　となりの部屋だ。
　そして、また同じようなセリフを言っている。

　「おい、聞こえてるか?」
　　Oの声だ。
　何の調子か、いきなり回復した。
　「聞こえる、こっちのは届いてる?」
　「かなりクリアに聞こえる。今、玄関前ゲーセン到着」

　「こっちは、先公が隣の部屋まで巡回してる。次、ここくるから物陰に隠れて待機してくれ。ヤバッ!!」


　ガッ
と、扉が開く音がする。
　この部屋まで先生が巡回に来たのだ。
　薄目で見てみたら、軍手でビンタする恐ろしい美術のZ先生だった。


　しかし、先生は扉を開いてすぐに小声で「あれっ?」と言った。


　そう。
　我々は前二部屋の愚かな奴等と違い、完璧に静かな狸寝入りをしていたのだ。

　先生は、かなり拍子抜けしたようだが、誰一人としてイビキすらかいていないのを不信に思ったのか普通の声で
「起きてるのは分かってるぞ。騒がないで、そのまま寝るんだぞ」
　という捨て台詞をはいて去っていった。


「今、美術のZ先生が回ってきた。このまま回ると仮に下にZが移動する場合、玄関左側の階段を使うかも知れない」

「こっちは、今、ゲーセンの隅で待機中。Zの動向で一時撤退かどうか決めたいから、先公の動きを教えて」

「了解。おい、先行隊が先公の動向を教えろってさ」とみんなに伝えると、早速、扉をそーっと少しだけ開けてMが様子をみる。


　どうやら、廊下の電灯は消されたままだ。

　「双眼鏡、貸せ貸せ!」
　Mが、廊下の窓から双眼鏡越しに覗いてみると先生のシルエットが二階の廊下を移動していくのが分かった。
　その影は、先生達の部屋のとこまで行き扉が開くと中は灯りが煌々としておりZ先生が中に入っていくのが見えた。
「先公、部屋に戻ったぞ」


それを受け、俺は、まんま先行隊に驚異が去ったことを伝えた。
しかし、この通信も一時的に回復しているだけで、彼らが今の位置から更に移動するとまた不通になる可能性が大である。
「どうする、一回引き上げさせた方がいいんじゃね?」という俺を遮る様にAが俺のラジカセのマイクをとり、こう言った。

「お前等、サイフ持ってってるか?」

「あるけど何?」


「お前等、ゲーセンにいるんだべ?クレーンゲームの電気入ってるか?」

「おう、入ってる」

「お前等、ゲーセンまで行った証拠になんか掴んで持ってこいや」

「えっ! これ一回百円もする。ちっと高いべさ!!」

「いいから、やれって!!」

本来、Aは番長グループにいくべき奴なのだが、俺とAは切手収集仲間でもあったため俺と同じグループにやってきたのだ。
　そんな奴に逆らって凹まされるよりは従った方がいいし、それにゲーセンでなんかさせてから撤退させた方が面白いじゃないか。


「いいか、なんか取れるまでやれよ?」

「りょ、了解・・・って、すぐ取れるのかよ・・・」

　なかなか良い指令だが、なんだかクレーンゲームにAが拘った気がして聞いてみた。

「俺、あのクレーンゲーム。二階に来る前によくみたんだ。したらエロゲームとかって書いてあって、当たりはパンティが入ってるって書いてあった。だから、なんか持ってこさせるべや」

　そういうことか。
　それを聞いた全員が俄然盛り上がった。

「お前等、なんか取るまで頑張れ」「なんでもいいから、掴んだら戻ってこい!!」

「お前等、人のカネだと思いやがって・・・あっ、失敗した!!　次、お前やれよ!!」
「早く取らねえと先公来るって!!ヤバいって!!」
「やってんだよ!!　焦らすなや!!・・・・お!!やった!!取った!!」

　なんか取れたらしい。
「大至急、帰還しろ」


小走りなのかハァハァ言う声か聞こえているが、途中で途切れて、また回復した。
　どうやら階段のあたりで電波が途切れる。

　間もなく、OとKが少し息を切らして帰ってきた。
　手には、マイクと共に野球ボールより少し小さい透明カプセルが握られていた。


　カプセルを見ると、なんか平たいものが入っている。
　明らかにパンティーじゃない。

「なんだ、これ?」
Oがひねって開けようとするが固くて開かない。
　力を入れているうちに、安っぽいプラスチックのカプセルはビシッ!という音と共に変なとこから砕けてしまった。

　
　中の物は、厚紙で二つ折りになっている。
　開いてみると、上手とは言いがたい女性が股をおっぴろげた絵で肝心の部分が黒い丸になっている。
　開いた縁には、マッチがズラリと並んでおり

「わたしに火をつけて・・・」というセリフが・・・

　Aがマッチを一本むしって、股間の黒い部分にこすりつけると火がついた。


　その火がついたマッチを、しばらく茫然と見つめる俺達だった。。。



つづく