十二支の最後、亥年が始まりましたね。
そこで改めて、どうしてイノシシが十二支で一番最後なのか、確認しておきましょう。
神様:このたび動物の名前で1年を区別、干支として整理することとした。元日の朝、我が輩のところに新年の挨拶に来た順に名前をつけてやろう。ただし12番目までとする。動物たちよ、わかったな。
ウシ:オラ足遅いからな〜モー。早めに出発するべさ。
ネズミ: オレなんか体が小さいから真面目に争ったら不利でチュー。でもネコには負けたくないし・・・。どうすべか・・。そうだ!いいこと思いついた。
ネズミ:おい、ネコ。お前も名前つけてもらうつもりか?
ネコ:あたりめーだ。オレが一番乗りになってやるニャー。
ネズミ:そのことだけど、神様の都合で新年の挨拶は1月2日に変更になったったらしいぞ。
ネコ:おっ!そうか。わざわざ教えてくれてサンキュー。お前意外とといいやつだニャー。
ネズミ:しめしめ。ネコのやつ、まんまと騙されおったわ。これでネコは脱落だな。いい気味だ。さて次はどうやったら神様のもとへ楽にたどりつけるか、だな・・・。そうだ!ウシの背中に乗って連れてってもらおう!
ネズミはこっそり ウシの背中に飛び乗りました。
そんなこととは知らないウシは夜道をのろのろ歩き、神様の宮殿にたどりつきました
が、まだ門は閉まったままでした。
ウシ:ウシシ・・・おらが1番でねか?(^^)
ウシは喜びました。しかし、やがて朝がきて門が開いたとたん、ウシの背中から ネズミがぴょんと飛び降り、神様のもとへ一目散に走って行きました。
ネズミ:神様、新年明けましておめでとうございまチュウ!
こうして干支の最初の1年の名前はネズミ、2番目はウシとなりました。
出し抜かれたウシは「モゥ~!、モゥ~!」と悔しがったとか?。
ところが実は、ネズミやウシよりも早く神様のところにたどりついた動物がいたのです。それがイノシシ。
イノシシ:オレの突進力にかなうやつはおらん。オレ様が一番乗りだぜ。フフフ。
確かにイノシシは他の動物を矢継ぎ早に追い越し、まっしぐらに神様のもとへ走りました。
イノシシ: ゴールが見えてきたぜ。オレ様の勝ちだ。楽勝だったな。
勝利を確信したイノシシでしたが、持ち前の猪突猛進っぷりが災いし神様の宮殿でピッタリ止まることができず通り越してしまいました。痛恨のミスです。
あわてたイノシシ、なんとか走りを止めて神様のところへ引き返しましたが、ときすでに遅し。11種類の動物が挨拶を済ませた後でした。
こうして最後の干支はイノシシになりました。
ところで、ネコはどうなったか?
ネコはネズミの言葉を真に受けて1月2日に神様のもとに訪れました。
そんなネコに神様は激怒。
「なんじゃお前は!元旦の朝に来いというたのに。けしからんヤツだ!顔を洗って 出直して来い!」
以来、ネコは顔を洗うようになったという。
そしてネズミに騙されたことを知ったネコはネズミを追い回すようになりました。
ネ:何でイヌは最後から2番目なの?
北:くくく・・・。イヌは道中、サルとケンカしてて遅くなったのさ。
Posted at 2019/01/04 20:25:09 | |
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