MAZDA3

いよいよ発売開始されたマツダ３に早速乗ってみました。試乗したのはファストバックの1.8Lディーゼルと1.5Lガソリンです。マツダの新世代商品ということですが、まずはデザインの話題が先行しているように思います。確かにキャラクターラインを排した側面は実車で見るとさらに斬新で、プレスラインがビシーと通ったA3とは対照的です。微妙な色調の塗装も相まって、なかなかの鈑金屋泣かせで、ドアパンチには要注意ですね。インテリアもお値段上昇分以上のクオリティーアップを感じました。センターコンソールがFF的ではない高さにあって、高級感に寄与していると思います。乗ってみた感想としては、1.8Lディーゼルは充分なトルクがある半面、音振は試乗程度では大丈夫ですが、日常使いするとなると自分としてはちょっと気になるレベルです。一方で1.5Lガソリンはトルクが細くて回転数だけ上がって車速がアクセルについて来ない印象が強かったです。やはり本命は２Lガソリンなのではないかと思います。実際に予約台数も一番多いらしいですが、試乗車も7月頃からデリバリーとのこと。また今回からリアが独立懸架ではなくなりましたが、18インチを履きこなしており、乗り心地など特にネガは感じませんでした。とは言え、ファミリア以来の伝統が途絶えるのは、効率重視だとしても、ちょっと寂しい感じもしました。