雨の日もポルシェに乗って

　先日のドラスクから雨の日でもボクスパに乗るようになりました。ただ洗車が二時間近くかかって大変なので、二日続けての雨は片方諦めますが・・・。因みにリアフェンダーのモールですが、隙間に小さいゴミや石が挟まってしまいます。取りたいなあ。

　オープンカーで雨の日の一番の心配は雨漏り。ボクスパの場合、標準車より作りが簡素ですから余計心配です。でも今回の長距離ドライブでは一度も漏りませんでした。また幌を被せると視界が悪くなると思われがちですが、リアウィンドウがものすごく小さいボクスパでも視界はケイマンとあまり変わりません。というかケイマンも、斜め後ろの視界があまりよくないだけなんですけどね。

　ドラスクでボクスターやケイマンの挙動を観察していたのですが、ウェットではプロの同乗走行でもコーナー出口で姿勢が不安定になりがちでした。LSDが付いてないのが原因かな？
　ボクスパやGT4はLSDが標準ですが、ピタッとコーナーリングが安定されるかと言えば、ある程度までは踏ん張るものの、限界を超えると一気に滑ります。LSDがあると限界は高くなる半面、滑り始めの挙動が非常にシビアですね。ポルシェは通常モデルのボクスターや９１１にLSDを標準装備しませんが、一般道を走る車ですから挙動が急激に変わる事を非常に嫌ったのだと思います。

　あと雨の日のポルシェで感心したのが、ブレーキ性能。安っぽい車は雨の日にちょっと強めにブレーキ踏んだだけでABSが効いてしまいますが、ポルシェはかなりギリギリまで我慢してくれます。
ドライのブレーキ性能は言わずもがなですが、ポルシェは天候に関係なくブレーキは一流です。

　結論として、ボクスターは雨の日でもドライブを楽しめる車です。オープンの爽快感はありませんが、幌に当たる雨音を聞きながらのドライブもなかなかオツなものですよ。