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今回の旅は事前調査を入念にしたつもりだったが、新野地温泉は立ち寄り湯再開していなかった、無念
ぽっかり空いた予定、どこで埋めようか、そうだ近くの赤湯温泉に行ってみよう
旅館までの取り付け道は例によって未舗装路、400メートルくらいだしとタカを括っていたら底を擦った…


駐車場は広いが結構な台数が停まっている
駐車場を挟んで建物とは対角線にある露天風呂から、兄ちゃんたちがタオルをぶら下げてこっちに歩いてくる。おお大人気ではないか
女将さんに湯銭を払うと、今内湯は満員だから先に露天風呂に行くよう勧められる
タンクを改造した脱衣所で裸になり、露天風呂に行くと先客が二人、上品そうなおじさんと全身日焼けしてコリコリの精悍なおじさん


まず風呂に浸かろう。かけ湯すると結構熱い
湯船に体を滑り込ませる。ぎゃっ、湯船の底はコンクリートが劣化してトゲトゲだ、ケツに刺さる
湯は灰色味が強い白濁りの湯、硫化水素系の硫黄臭がぷんとする。温度は44℃といったところか
湯ざわりはキシキシ系


先客と話しはじめる。上品そうなおじさんは写真家で、アフガニスタンで街や子供の写真を撮っているそうだ。ほう、ロードスターで温泉巡りですか。私もオープンカーが好きでロータスに乗っているのですよ。ひい、本物ですね
精悍な人は地元のプロサッカーチームのフロントの人で、駆け足と酒と温泉が大好きなので休みになると福島県内の温泉を駆け足しながら回っているらしい。酒粕を肴に日本酒を飲むんですよ、最高ですよ。ひい、こっちも本物だ
温泉談義はしかし私の独壇場、南会津だ西会津だ、米沢八湯だと好きなことを話した。ついでに自分のブログ(アメブロの方)も宣伝しておいた(アクセス数増えた)
さて、二人と別れ内湯へ


内湯は鉄分を多く含んで赤い。色こそインパクトがあるがかすかに土気臭があるくらいで癖はない。湯ざわりはキシキシしていて、総じて浅間山荘天狗の湯に似ている
内湯には戸がついており、開けると排湯を利用したぬる湯の露天風呂がある
「あ、アオダイショウ」とSさん、見ると大きなアオダイショウがこっちを見ている。

Sさんなら捕まえて食べかねないと心配したが、そうだトカゲを飼ってるからヘビも愛玩動物に見えるのだろう。
ちなみにアオダイショウは身がブヨブヨしていて一番まずいらしい。一番うまいのはマムシだよ。わかりましたら第三次世界大戦が始まったら参考にさせていただきます

好山荘
福島県福島市土湯温泉町鷲倉1
0242-64-3217
500円
10:00〜15:00

白湯(露天風呂の方)
単純硫黄泉(硫化水素型)
(低張性・弱酸性・高温泉)
成分総計0.2234g/1kg
pH3.9
泉温49.1℃

赤湯の三番の湯(内湯)
単純温泉
(低張性・中性・高温泉)
成分総計1.055g/1kg
pH6.3
泉温66℃
湧出量60ℓ/分

県道30号は快走路。取り付け道は未舗装で荒れているので注意
駐車場は20台分