当時PC9821Ceを購入した時は、価格が高すぎてModelS1を買いました。
その場合、積めるメモリの最大が11.6Mになってしまうんですよね。
でも、追加で購入したメモリは最大10M積めるところ8Mしか積まずに合計9.6Mで運用してたようです。
なぜ最大にしてなかったのか覚えてないのですが、後で追加して買おうとして結局買わないままに98の時代を終えたのかもしれません。
で、今回ジャンクのPC-9821Ce modelS2を購入してきました。
これを修理していこうと思います。
model S1のマザーボードにはメモリモジュールを搭載するところに空きがあるのですが、model S2はすべて埋まっていました。
マザーボードだけで5.6M積んでいます。
メモリ拡張ボードを積んでいました。
ちゃんとこのボードは生きていました。
昔購入した拡張メモリボードはコンデンサの液漏れにさらされエラーが出るようになってしまっていたのでこれはうれしい。
さらに
オーバードライブ付き。これも生きてました。
50MHzなので、昔自分で購入した方が75MHzで速いですが、当たりの個体でした。
その他は・・
マザーボードはOK。しかし、電源動かず。CD-ROM認識せず。FDDは・・
焦げてました・・
どこまで修理できるかわかりませんが、まずはFDDから修理していこうと思います。
分解していきますが、分解の詳しい説明は過去の記事を参照してください。
コンデンサの電解液が漏れてショートしたようです。
他にダメージが行っていなければいいのですがね・・電源はヒューズ飛んでるかも。
基板は炭化して穴が開いています。炭は電気を通してしまうので、すべて削り取ります。
裏側の配線は繋がっていて、赤丸から赤丸は通電ありました。
裏側の青丸の部分はスルーホールで表の青丸に来て、表の緑とコンデンサで接続されていました。
スルーホールと表側の配線がダメになってしまっているので、裏の配線から表にピンで配線を作っていきます。
炭化した部分を削りました。大穴が空いてますね。
通電しなければならないところが通電していることと、通電してはいけない部分が通電していない事を確認。
液漏れコンデンサと、焦げたマイクロインダクター 100μHを取り外しました。
ピンをコの字に曲げて更に自立するように足を曲げたものを裏側の配線部分のこの位置ではんだ付けします。
基板の穴はエポキシボンドで埋めます。シリコンの下敷きの上で、穴にボンドを流し込んでいきます。
固まりました。
レジストを塗っていきます。
裏側から来ているピンと、その下の銅板がコンデンサで接続されるように実装します。
マイクロインダクター。茶黒茶銀で100μHだったかな?
セラミックコンデンサと、マイクロインダクタの実装終了。
もう一台の方は液漏れで内部にまで錆が発生していました。
レジストを剥がして、錆を削りまたレジストを塗って保護しました。
焦げた部分を磨いて綺麗にし、古いグリスも除去、可動部に注油し組み立てました。
ホワイトニングも完了。
無事認識したので、クリーニングディスクでクリーニング。
FDDの読み取りもOKでした。
Posted at 2024/02/11 02:24:01 | |
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