外装が奇麗になったトゥデイ(水色)ですが、経年のためにのキックを踏み込んだ後戻らなくなりました。
新入りのトゥデイ(赤)はそもそも踏み込むこともできない状態でした。
これらはバネや軸がダメになっていることはあまりなく、大抵の場合中のギヤのグリスが汚れなども巻き込んで固着してしまっていることが多いです。
とりあえず取り外して清掃していこうと思います。
2台まとめてやりましたが、写真は赤のみです。
この部分を外していきます。
まずは吸気のダクトを外します。
錆びてネジがダメになっている場合もあります。その場合は直径46mmのインシュレーターバンドを買って付け替えましょう。
ハメ込んであるのでマイナスドライバーなどを突っ込んで外していきます。
下に溝があるので、つけるときにはそこを合わせるようにします。
ネジは10mmだったかな・・?全部で6本ありその中の1本、左上のだけが長いです。
結構張り付いているので、力を入れて引っ張り剥がします。
エッジ部分は結構鋭利なので、素手で作業しない方が良いです。
かなり汚れていますね。
ふき取ることができない部分は
パーツクリーナーを使います。
ここまできれいにするには結構使いますね。1台1本くらい使ってしまうかも。
ある程度汚れを落としたらギヤを外します。
キックのレバーを少し下げるとギヤが出てくるので引っこ抜くように外します。
ワッシャーがついているので、組立の時に忘れないように・・。
ふき取れるところはウエスなどで綺麗にしていきます。
糸くず一つも ゴミを残さないようにしましょう。
大きいギヤの方は、ここが原因でキックが動かなくなることはほとんど無いので、外さなくても大丈夫だと思います。
バネを戻すのも面倒ですし・・。
ギヤの溝に固着したグリスがあるので、綺麗に取り除いていきます。
綺麗になったら
新しいグリスを塗っていきます。
グリスはゴムを劣化させるのでパッキンにつかないように注意します。
高温、高圧に耐えるグリスが必要です。
軸とワッシャー、ギヤ部分に塗ります。
ゴムパッキンの方には
ラバープロテクタントを塗っておきます。
ひび割れを防止できるので、ネジについているゴム部分やゴムのホースにも塗っておいた方が良いと思います。
綺麗になったので、ゴムパッキンをつけて組み立てていきます。
ホースも接続し、インシュレーターバンドで締めます。
トゥデイ(赤)の荷台が錆びていたので、ついでに塗装しときます。
取り外して、耐水ペーパーの150くらいで錆を落とし、塗装の凹凸を無くします。
次に撫でてみて凹凸を感じるところは800くらいで滑らかにしていき、最後に塗装のノリが良くなるように1000番で全体を磨きます。
ラッカーを薄く塗って乾かし、また塗るというのを何度もやって塗装を厚くしていきます。
最後に取り付けて終了。
スムーズにキックレバーが踏み込めて、ちゃんと戻ってくるようになりました。
Posted at 2024/03/22 00:58:02 | |
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