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2012年05月18日

クルマ離れのススメ

クルマ離れのススメ 久しぶりにFBに目を通していたら、MM社のカッちゃんがシェアするリンクが目に留まった。
男子学生が「ヤマグチさん、僕達はクルマなんか要らないんです」と直言第2回:クルマ離れどころじゃない、若者の生活は「クルマ不在」だった!

日経ビジネスon lineのF氏の走りながら考えるは時折目を通すことがあった。近頃は見ていなかったけれどFBの効果はこういう場面にも現れるものか。上に掲げた慶応大生とのプロジェクトは、タイトルからして確かに食いつきはいい。

思わず惹きつけられてクリックすると『クルマなど全くほしくありません』という学生の論文に、なるほどそうだよなあ。納得することしきりである。そう言っては何だが、僕は"若者のクルマ離れ"について問題視することも、対策を練るべきだと考えることもなくなっている。諦めとかそういうことではなくて、そりゃ当然だろうな…と思っているんですよ。

クルマを、戦後これまで延々と続いてきた成長は善、物質的豊かさの追求こそ国民が一丸となって取り組める国家的目標という、戦後復興体制の枠組みというか延長線上で語ることに無理がある。

高度経済成長期はすでに40年以上も前の話であり、勝ち負け関係なしに推進された戦後復興の結果としてニクソンショックがあり公害問題に覆い被さるようにオイルショックがやって来た。今にして思うのは、あれは歴史的な必然ということになりそうです。

公害問題が日常としてあった川崎で育ち、交通戦争と新聞が書き立てていた1970年に運転免許を取得した。当然、アンビバレントは原体験として身体に宿ることになった。ヤバイなと思う一方で、熱病の如くまとわりついた若さゆえの情念は止められない。

オイルショックの73年にはモーターレーシングに首を突っこむ決断をし、75年には晴れてデビューを飾った。ガソリンスタンドのバイト料だけでの奮闘は、竹槍でB29を落とそうとするのにも似た愚行であることを知るのはずっと後の話。78年の第二次オイルショックまでの5年間の真っ暗な時代に、モータースポーツを志すという向こう見ずを仕出かした自分を褒める自分と呆れる自分がいる。

一途さが人との出会いを生み、まさかの文筆業に辿り着くという神業を演出した。振り返ればすべて運が良かったということに尽きてしまうが、当然のことながら運も実力の内である。

ということで、とりあえず上記の記事を読んでもらってですね、お後はDRIVING JOURNALで引き受けたいと思います。20歳前後の若者がどういう結論を導き出すか。興味津々ではありますが、何かね、男も女も色気を感じないのが気になります。生きている実感は首から上よりも下。ま、要らぬお節介か。

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2012/05/18 17:37:36

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この記事へのコメント

2012年5月18日 18:31
 「クルマなんか要らない」という若年世代に、クルマ離れしてもらいたいという伏木さんのご意見に、当方も激しく同意します。

 でも、実際にクルマを買って維持している人たちって、例えエンスーではない平凡な軽四・ミニバンだったとしても、本当の意味でクルマに興味ない人、とは到底思えないのです。

 ストイックに、クルマには興味なくて、クルマが必要な生活環境にあるならば、2人以下で近郊限定ならば軽ボンバンで十分であるし、複雑な機能がついて高額な高級ミニバンにするくらいなら、4列10人乗りのハイエースかキャラバンにしたっていいはず・・・と思うわけです。

 クルマが好きな人たちだけで、自動車産業が成り立つようにすれば、86・BRZのような苦悩をする必要はなく、無邪気にスーパー7を作っていれば…と思うのですが、いかがでしょうか?
2012年5月18日 19:40
この記事は昨日見たばかりです。
車離れと言うよりも車に近づいていない!とか、付き合いの浅い人と密室空間になるのが怖いとか、お金をあげるから好きな車を買って良いといわれても欲しくないからお金を返すとか、自分の20代当時からするとちょっと衝撃的な見解でした。

今の世の中車を所有するより、有意義で楽しいことが溢れているかも知れないけど、おじさん世代は車への憧れやロマンを捨てきれず、幾つになってもいつかは○○みたいな幻想を抱いているんですけどね~

今後の進展に期待している一人です。w
2012年5月18日 21:46
こんばんは♪
先日マイDらーさんとこで、異様な売れ行きだと言うアクアに試乗させて戴いて、以外にドッシリしてる脚に『へええ、あ、これはPRIUSより全然良い』と思いました。でも、緩い登りの長い坂で、アクセル床ベタ踏みまでしても50km/h以上全く加速しない事に衝撃を受け、『ムリ』と思いました。
あくまで私個人の考えです。クルマには、パンチが無いとつまらないです。
2012年5月18日 22:37
追伸済みません・・・
環境とか省資源などのオブラートに包んでしまって、現代のモビリティは何だか4輪版スーパーカブをこぞって量産してる様に感じます。ミニバン、軽自動車、スーパーカブ。自動車産業の終焉の始まり?
誰が何といったって、人々にとって格好良い、憧れる、近付きたい対象はアイドル、タレント、美男美女、アスリート。子供の頃クルマに興味を持ったのは、無駄の無い(或いは無駄だらけの)美しい形の、獰猛な機能美に溢れたスポーツカー、レーシングシーン、そしてそれを自在に操るドライバー、ライダーだったでしょ。いまでもそうです、サッカー選手、野球選手。MLBなんて、日本のプロ野球以上に周知されてなかったけど、野茂さんが切り込み隊長で逝ってから、いまじゃイチローさんの一挙手一投足が報道され、お昼御飯の席でMLBが普通に話題にされる。。
クルマ界のタレント、アスリートはスポーツカーなんです。国内市場で売れてなかろうが、昔から変わらない。日本製のスポーツカーを、F1マシンを海外のレースに投入して戦う。クルマメーカーはメディア媒体に投資してそれをユーザーの目に積極的に披露し、クルマのAKBワールドを創出する。
新興国向けにクルマを作るなら、いまのダウンサイジングとコストダウンが合致したベクトルだけど、成熟市場にはそれじゃいつか息切れしちゃう。
いつでも好きな時に、好きなところへ自由に行ける。所有して眺めて乗って、その全てのシーンで官能的で興奮して満足感を得られる。そういうもので、素晴らしいよ、良いでしょ、って、何で言わないんだろう。。。
解らない人に解って貰う必要は無いって上から目線なんだろう・・・
2012年5月18日 22:44
お邪魔します。
私もあの記事を読んで、最近の若者について思うところを日記に書いてみました。
よろしければ、ご意見頂けるとありがたいです。

http://minkara.carview.co.jp/userid/477924/blog/26515906/
2012年5月19日 0:20
色々思うところあります。
でも書ききれません。
でもみんなやりたいことすればいいと思います。
人に迷惑かけない範囲であればそこに「自由」は存在する訳ですし。。
ナニを楽しみ(興味の対象)とするかは『時代』にも左右されますよね。
リアルなスキルに価値を求める自分のような古い(?)世代もあり。
バーチャルな世界に「個」の存在価値を閉じ込め引きこもる世代もあり。
否定できませんよ。
唯横目で苦笑いするのみです。
汗を流すリアルさに本物はあると信じてます。
2012年5月19日 13:28
いわゆる「最近の若者」に自分も一括りされますが、いるところにはいる、というのが個人的感想です。

むしろ若者の…ではなく、日本国民全体の、と捉えた方がいいかもしれません。

諸先輩方がたくさん楽しんだであろう20世紀の香りのするクルマを、若輩者なりに散々まだまだいけるとこまで楽しんでいきたいです。
2012年5月19日 21:33
 ちょっとたったら、この記事にトラックバックをします。
この学生、「車なんか欲しくない」と書く以上、車を所有したことがないのでしょうね。運転免許も、何回も何回も落ちて、果たして取れたかどうか??伏木さんがおっしゃるように、海外渡航経験はないと思いますし、旅行も好きではないのでしょうねえ。

そんなわけで、こういう論については出てきた経緯を見る必要があります。
2012年5月24日 12:17
NBオンラインの記事も併せて読ませていただきました。

大都市の若者にはクルマは不要ですし、大都市でクルマを所有することは昔からハードルの高いものでした。

東京や大阪だけを捉えて、若者のクルマ不要論を論じるのがそもそもナンセンスではないしょうか。

仙台や福岡などの地方大都市も含む地方では、クルマは必需品ですし身近な存在です。中古のVIPカーを弄って楽しんでいる若者も少なくないです。
もっとも、自動車メーカーからしたらそもそも人口の少ない地方はマーケットとして相対的価値の低い存在なのかもしれませんが・・・

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