インプレッサSTIスポーツ
3BA-GT6
FF, CVT, 2.0L NA
モデル末期の車ですが、代車で借りれたので、高速含めてみっちり乗ってみました。
外観のデザインに特にコメントはありません。スバルの中では無難なデザインに思えます。専用のブラックのホイールはあまり好みではないです。
一番の特徴はSTIスポーツグレード専用の機械式の可変ダンパーですね。細かいショックをいなしつつ、コーナーでは踏ん張ってロールしないです。先代レヴォーグのSTIスポーツよりも乗り心地が上質で、コーナリングも気持ちいいです。ただ、大きいショックはノーマルのインプレッサスポーツほうが衝撃は少なかったような気がします。スバルのFFはおそらく初なのですが、FFでも安定感抜群なのはさすがです。ただ当然ですが、AWDのように加速時に後輪の蹴り出しを感じることはありません。
エンジンはFB20の水平対向4気筒自然吸気で、パワーはそこまでではありませんが、CVTの制御が上手く、特に高回転まで回さなくてもかなり加速してくれますね。正直ここも先代レヴォーグよりも好印象です。以前ノーマルのインプレッサスポーツに試乗した際は乗り心地が一番印象的でしたが、今回長めに乗ってみるとCVTの制御も先代レヴォーグよりももたつきが少なく意のままに加速するように感じました。やっぱVMレヴォーグはターボラグが大きかったんですかねえ。インプレッサも一瞬のためみたいなのは感じますが、VMレヴォーグと比較するとレスポンスはかなり早いです。もちろんその後の加速はレヴォーグのほうが上回っていますが。
でもやっぱりというか、ゼロ発進時のもたつきはこちらでも感じますね(アクセル一定の時)。スムーズに加速するには、じわっと少しずつ踏んでいく必要があります。ですが、ここもVMレヴォーグよりはマシかなと思いました。ただし力強い加速も50~60km/hくらいまで、ちょっと頭打ち感はありますかね。ですので、高速では必要充分といったところですね。
静粛性は低くはなさそうなのですが、街中ではロードノイズがかなり大きいように感じました。エンジン音は2000回転以下は静かで、CVTもなるべくこの辺を使用しようとしますが、2500回転くらいはかなりガーガーと音が聞こえます。下回りの防音性が低いのか、街中でちょっと踏み込んだ時はエンジン音と合わさって下周り全体から音が入ってくるような感じで、ここはかなり残念でしたね。ただ、高速ではそこまでロードノイズは気にならず、逆に静に感じるくらいだったの意外でした。
CVTのできはいいのですが、疑似マニュアルモードはもう一つですかね?ここはVMレヴォーグのほうが良かったと思います。シフトアップ時は問題ありませんが、シフトダウン時は、パドルを操作してから、みゅい~んとゆっくり回転が上がります。ただし、エンジンブレーキ自体は特にシフトダウンしなくてもよく効いていますし、パドルによる反応が遅くてもエンジンブレーキ自体は効き始めますので、そこまで危険に感じることはありません。ここがちょっと意外でしたが、シフトダウンしない状態だと2.0レヴォーグよりもエンジンブレーキはよく効きます。人によっては先代レヴォーグのほうが運転が楽しいと感じるかもしれませんが、運転しやすいのは明らかにインプレッサスポーツのほうです。なんかもっと排気量があるような感じでした。
長くなったので、次に続きます。
Posted at 2022/02/21 21:58:34 | |
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