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前回のサーキットで予期せぬクラッチトラブルに見舞われた事から、これも何かのタイミングだとミッション乗せ換えを計画する事にしました。
各方面に色々当たりながら、今後のチューニング方針をじっくり考えたプランで慎重に行きます。。


…とは言っても、自動車税、車検が連続で控えるこの時期に、なかなかまとまった出費をするのも非常に勇気のいるタイミングなんですが・・・(^^;

車のセッティングにおいて軽さが最強のチューニングとは理解しているつもりですが、自分のクルマは現状どういった特性なのか、まずは出力荷重比の観点から考察する事にしました。

＜パワーウェイトレシオ＞
インプレッサSTiベース車両
1230kg 300ps GC-WRCar 　　 4.1kg/ps
1240kg 280ps GC-STi(ﾉｰﾏﾙ) 4.42kg/ps
1300kg 280ps 私(GC改) 　　　　4.64kg/ps
1430kg 280ps GDB(ﾉｰﾏﾙ)　 　 5.1kg/ps
1470kg 308ps GRB(ﾉｰﾏﾙ)　 　 4.8kg/ps

まずGDの重さは相当なものがあります。
自分の車の位置づけとしては、ノーマルベース相手では新旧問わずそこそこのアドバンテージがありますが、意外とGRBに近い加重比だと分かりました（WRカーはさすがの運動神経です）
もちろんトルク、ギア比、バネ下重量比等でも変わってくるのでどれが一番速いかという話は出来ませんが、軽いというだけで、止まる、曲がる、加速する運動性の向上のほか、燃費、各部の負担低減などメリットはたくさんあります。
出来るならこれ以上重くはしたくないという結論に達しました。

さらにミッションについてギア比の観点で見てみると、私のクルマはGCの純正タイヤ外径より数センチ大きい18インチ仕様ですのでせっかくのクロスミッションもハイギアードになってしまっています。

＜トランスミッションノーマルギア比＞
インプレッサSTiクロスミッション
　　　GCクロス GDクロス
1速　　3.083 　3.636
2速　　2.062 　 2.375
3速　　1.545 　 1.761
4速　　1.151 　1.346
5速　　0.825 　 1.062
6速　　- 　　　 0.842
ﾌｧｲﾅﾙ 4.444 3.900

GDの６速を搭載するとさらにハイギアードになります。
本体の重量も約30Kgほど重くなるため、ミニサーキットではおそらく今より1つ下のギアで引っ張るような走り方になるのでしょうか…他にプロペラシャフトやリアデフも交換しないといけないと出費もかなりのものがあります。
心臓の強いGD以降ならまだしも、GCの非力なトルクで今よりアドバンテージがあるとも思えません。

そこで出した結論は、多少剛性の上がっているGC8 Sti Ver5以降の５速クロスを選択。
とあるところからど真ん中ストライクのミッションをGetすることに成功しました※詳細は整備手帳にて
偶然にもFデフ装着済み（ほぼ未使用）で、２、３速ギアもJUNにて強化済みのDCCD付きポン乗せ可能ミッションを手に入れる事が出来ました。

今日は早速このミッションを次のサーキットまでに稼働させる方向で、キヨシマに相談に行ってきました。もちろんローンになってしまいますが、クラッチの新調と合わせこれでミッションもﾌｧｲﾅﾙチューンに突入する事になりました。しかも社長は5/15より北海道ラリーで２週間ほど不在となるため、来週１週間の突貫作業を予定しています。

とうとうエンジン以外別のクルマになってしまう訳ですが、不安な個所も格段に減る事になります。
5/22備北でシェイクダウンを予定していますので、何事もなく来週が終わる事を今から祈っています(^^