レガシィのオーナーで、しかもこんなサイト(みんカラ)に出入りしている人なら、かなりの人が最初か2番目あたりに取り付けを考えるであろう、そんなパーツが「タワーバー」である。私も、前車にも装着していたこともあってレガシィにも納車時点からの取り付けを検討したが、まずは"素"の動きを感じてからシステムアップしていく方が楽しみもあるし・・・と思って見送った、という経緯があった。
しかし、まだ600km程度しか走っていない現時点で、やはり早めに取り付けてみたいと思ったのには訳がある。それは、長年乗った前車のタワーバー付き剛性感を早く取り戻したかったことに加えて、どうも、せっかくのSpec.B仕様であるビルシュタイン足が、今ひとつ応答性に欠けていて、しかも路面の凹凸を足ではなくボデーが吸収しているような感覚があって、延々と続く不快な微振動すら感じたからである。
レガシィは徹底した軽量化により同クラスの車としては相当軽いが、そうすると当然、使われている部材の量には制限がでてくる訳で、やはり、ガッチリ鉄板が入った欧州車のようなボデー剛性が望めないのは言うまでもない。となると、せめてタワーバーのような補強部材でもいれてやらなければ、ビルシュタインが泣いてしまうのでは?という気がした。
というわけで、各社から発売されているタワーバーのなかから定番中の定番、クスコの
オーバルシャフトタイプのタワーバー(フロント用)をチョイスし、取り付けてみることにした。STIからもほぼ同様の製品が出ているが、違いは、ストラットと共締めする台座部分の材質(鉄/アルミ)くらいで、味付けは多少異なるかもしれないが、本質的な効果に差はほとんどないであろうと考えて、ぶっちゃけた話、安い方を選んだだけのことである。ちなみに、前車でもクスコのものを使っていたが、その時はアルミ中空丸型のシャフトのタイプであった。
クスコの製品は、BP5向けのパーツリストには「ターボ車用」と書いてあるので、NAである2.0Rにポン付けできるのか多少の不安もあったが、STIの製品は全グレード共通の品番となっており、またBL5とも共通品番であることから、恐らくそのままつくであろう、との見込みで購入してみた。
結論から言えば、無事そのまま取り付けることができたのだが、実は取り付け時に多少苦労した。というのも、ボデー側のステーのような補強材とタワーバーの台座が微妙な切り欠きにより干渉しないようになっているのだが、タワーバー自体の構造もターボのエア・インテークと干渉しないように大きくボデー側に迂回した構造になっている関係で、台座とバーを本来の位置に固定したままだとうまくはめ込むことができなかったのだ。結局、バーを台座から一旦取り外し、台座を先に仮組してからバーを取り付け、全体を本締めするという手順で難なく取り付けが完了した。
なお、バーを台座から外すためには太めの六角レンチが必要となるが、クスコの製品はどれも同じサイズを使っているらしく、前車で取り付けの時に角度調整のため必要に迫られて買ったものがそのまま使えた(確か10mmだったと思うが今手元にないので確信はない)。
取り付けてみてのインプレッションは、また改めて。
Posted at 2008/01/03 00:23:10 | |
トラックバック(0) |
パーツ | クルマ