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カム角が進角することで起きていたトリガ1エラーですが、とりあえず原因はつかめた感じ。

LINK本家とやり取りすると、やはりカム角が進角することでトリガ処理に不都合が起きていました。
こちらの方も、メーカーからの解説を頂きました。（英語でやり取りだから、間違って解釈してるかも…？(笑)）



上図の青がクランクセンサーの波形、緑がカム角センサーの波形です。
波形は進角ゼロ（最遅角）の状態ですが、この状態だとカウンティングエリアの中にカム角信号の立下りが2つあります。（ピンクの数字で1と2）
この状態であれば正常に信号が読めてます。

しかし、カム角が進角することで、カム角信号が左にずれますので、カウンティングエリアに3つ目の立下りが入ってしまうことで、トリガ1エラーが出ることになります。

また、10°程進角したあたりがカウンティングエリアの境界付近なので、実際の症状と合致します。


…今後の展開ですが、とりあえずファームウェアを新たに作ってもらうようにお願いしましたが、最低6か月は仕事がたまっているという事なので、フルコン化はここで一区切り。

ぶっちゃけ進捗無し！(笑)

ただ、NZ本家の技術サポートとやり取りを開始したので、これで解決できなかったらあきらめる！ｗ

ただ、ファームフェア担当の人が病欠というｗｗｗ
復活したら回答くれるとの事。

まあ、気長にやりますか！

前々から想定されているトリガ1/2の波形とは反転していたので、なんとか反転出来ないかとチャレンジしてみました。

mazda3の波形（LINK Forumより）


変換前の波形

汎用ロジックICを使って反転した波形


アイドル状態だとトリガ2（カム角）の波形が反転したりしなかったりするのが気になる…
3000ＲＰＭくらい回してるときは、mazda3の波形と一緒になりましたので、とりあえず波形の反転はできました！

…ですが、やっぱりVVTは動きませんでしたとさwww

気を紛らわせるためにシフトポイントで鳴らすブザーだけ作って、今週は終了…
ファームウェアが少し古いようなので、次週とりあえずアップデートだけしてみようとは思うけど…

ぶっちゃけ、けっこう厳しい状況かも…？

色々設定変更してテストしたり、LINKのフォーラムでディスカッションしていましたが、どうもカムが進角してトリガ1/2の位相がずれるとエラーが出る模様…

そんな中、トリガ2の信号が3000ｒｐｍ付近で反転していることが判明…

アイドリング


3000rpm


こんなのってあるの～…？
非常にまずいわー。アダムさんにもらったアドバイスはことごとく玉砕です…

三回目にて、ついに完結…、とはならず（苦笑）

実カムポジションが10°以上進角するとトリガ1エラーでリミッター当たります。
PIDの値を色々振ってみてもダメ。試しにトリガ2オフセットの値を変更してもダメ。
カム制御モードもデュラテックやってみましたがダメでしたー

症状としてはこんな感じ↓


あと、カムテストをするとカム角＃1～6VVT絶対ポジションが変わったりするのは正常なのか…？