タワーバーとボンネットの干渉　その2

続きです。
対策を考えるにあたって、何ミリくらい干渉しているかを調べました。
ボンネットを閉めると直接測れないので、粘土を使ってタワーバーとボンネットの隙間を測りました。

粘土！！


ボンネット閉めます


くっついた


ヘッドカバー上面からだいたい80㎜くらいの位置までボンネットは下がってくるようです


同じく、ヘッドカバー基準に、タワーバー上面高さは90㎜。
ということは、干渉しているのはだいたい10㎜。
思ったより大きく干渉しているようなので、ボンネットやタワーバーをほんの少し調整するくらいでは解決しなさそうです



…

…

製造元のレイルに問い合わせると、タワーバーの”バーの部分”だけ作製OKとのこと。
ということで、タワーバーを特注しようと決意。
ささやかながら、世界で1本のオリジナル設計にしてみます
だんだん面白くなってきました


仕様決めのためタワーバーどのくらいまで下げられるのか、下限見極めが必要です
別のタワーバーの、ストレートのシャフトを取り付けてみます


5バルブ4AGに換装しているとエンジン側クリアランスはかなり広いのですけど、さすがに曲げ無しストレートシャフトはダメです。スロットルのドラムに当たります
これではフルスロットルできなくなります(^^;


まあそんな感じで、タワーバーの曲げを浅くして量産品より「２２㎜下げ」でクリアランスの中央になることがわかりました。22㎜は中途半端なので「２０㎜下げ」に決定。




なぜ私の車だけ干渉するのかそのメカニズムはまったく解明せず、問題の本質ではない部品を安易に設計変更して、表面的に問題解決するという得意の戦法です
まあ、楽しければそれでいいです

参考まで特注価格。
AE86用フロンタワーバー　シャフトのみ特注
　　　①20㎜下げ　バフ無し：　￥7,000、　バフ有り：　￥8,000
　　　②ストレート形状（曲げ無）　バフ無し：　￥5,600、　バフ有り：　￥6,600
非常に良心的な価格です。
納期は2、3週間だそうです。

つづく。