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ボロデミオのブログ一覧

2020年06月27日 イイね!

コペンのアイドル振動原因究明~その3

コペンのアイドル振動原因究明の続き~その3です。
マウント交換も終え、改めて他の原因を探ってみます。

メンテナンスを始めだした当初、吸気系の部品も疑ってみていました。
12万キロ走っているのだから、その他の原因もあるだろう、といった考え方です。
そもそも、振動の根本的な原因はエンジンから発生する振動です。
今回、体感的に気持ち悪い振動の原因も、もちろんエンジンです。
アイドル状態で下回りとかチェックしていると、下記のような順番で振動が発生していることまでは推察できていました。

【振動伝搬の原因推察】
 ①エンジンがアイドル状態で結構揺れている
 ②エンジンの振動に合わせてマフラーが振動する
 ③エンジン&排気系の振動が車体に伝わってくる

前置きはここまでにして、話を戻します。
エンジンが振動を起こす原因は、燃焼不良です。
エンジンがアイドリングで安定をしようと思ったら、以下の条件が必要と考えられます。

 1.吸気排気に関わる状態が一定
 2.燃料噴射量が一定
 3.点火時期が一定
 4.点火力が一定
 5.圧縮圧力が一定

もちろん上記条件は、どんなエンジンでもばらつきが発生します。
この中で、比較的確認がしやすいのは、1の吸排気系です。
インテーク関係のパイプを外して、汚れを見ましたが、少しブローバイガスによる汚れはありましたが、目立った汚れではありませんでした。
また、エアフィルターも交換して2万キロぐらいで、見た目も問題なしでした。
ですので、吸気系も違うと判断しました。

排気系も疑ってみて、試しに近くの山を2速ホールドで高回転キープし、排気系に詰まっているかもしれない煤を、吹き飛ばしてみましたが変化なしでした(吹き飛んだかどうかは不明)

次に疑ったのは4の点火系です。
点火系は点火プラグから確認しました。
結果、特に目立った異状はなし。
気持ちプラグ周りに煤が多いかな?といった感じ。


2の燃料系はポート噴射型なので、故障しにくいと考えました。
ポート噴射系のインジェクターって、最近の直噴インジェクターと違い、実績も長く、駆動圧力なども低いから、そうそう劣化するものではないと判断しました。

点火時期はいじれないし、コンピュータ制御で一定値指示するので、これも違うと判断。
圧縮圧力は、測定器具持ってるけど、パワーも十分出てるし、違うと思ったから違う笑


で、結論は点火系に戻って、IGコイルを交換することで直りました!
なぜ、IGコイルを疑ったかというと、LA400K型コペンに搭載した3代目KF型エンジンは、高着火スパークプラグを採用していることに着目したからです。
高着火ということは、IGコイルで高電圧をかけていることは間違いありません。
ですので、着火しないまではいかないが、IGコイルが劣化して、着火力が劣化しているのでは?と考えたわけです。

↓KF型エンジンについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%83%84%E3%83%BBKF%E5%9E%8B%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3#%E7%AC%AC4%E4%B8%96%E4%BB%A3KF%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3


ということで、IGコイルを購入しました。
純正品を買うのでもよかったですが、部品を検索してるとハイスパークイグニッションコイルというのが、評判良いようなので購入。


写真に写っているのは交換した後の純正品です。
実物もほぼ純正品と見た目の大差がなく、IGコイルのてっぺんに、High Sparkと印字されてるぐらいの違いしかないです。



交換して、慣らし運転をした結果、

アイドル振動が改善されました!!


結構長くかかりましたが、アイドル振動の原因は、やはり起震源であるエンジンにありました。
皆さんも振動が最近気になるなと思ったら、エンジン側自体の問題にも目を向けてみてください。


ちなみにですが、High Spark IGコイルは良いとは思うのですが、
純正のIGコイルの新品でも改善される可能性がありますし、
High Spark IGコイルが12万キロ持つかどうかわかりません。
また、High Spark IGコイルの性能が良いとする根拠づけ資料は、自分的には完全に納得まで至ってないです。

交換前後での比較動画が公式であがっていたりするんですが、新品かどうかわからないIGコイルと比較した動画なのでちょっと不安ではありました。
誰か「新品」の純正IGコイルと、High Spark IGコイルの比較動画を上げてくれたらよいのになぁと思います(これはメーカーさんでやってもらえたらよいかなと思いますが)

まぁ実際交換してみたら、明らかに吹けは良くなりましたし、アイドル振動もなくなったので、満足ではあります(^^)
このブログを見て、購入を決断した人がいて、交換後、もし性能に不満に思った人がいたとしても、僕のせいにしないでくださいね笑


今回でコペンのアイドル振動原因探求は終了です~♪
Posted at 2020/06/27 20:20:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | コペン | 日記
2020年06月26日 イイね!

コペンのアイドル振動原因究明~その2

コペンのアイドル振動原因究明の続きです。
交換作業については、割愛します。
早速ですが、交換したマウントの比較を行います。

コペンには3つのマウントがあり、
エンジン側上部についているエンジンマウントが、液体封入タイプで、へたってくると液が漏れたり、マウントの位置が下がってきたりするそうです。
他にもマウント系はゴム部品なので、ひび割れやちぎれがあると振動悪化要因になります。

ということで、交換した新旧マウントの比較です。

エンジン上部側


ミッション上部側


エンジンとミッションの後方側




ここで、あえてどちらが新旧か明示せずに写真を載せてみました。
見てわかる通り、大して劣化していないです(^^;
強いて言うなら、ミッション側のマウントの根本がだいぶヒビが入っていますが、ちぎれるにはまだまだ時間がかかりそうです。
ちなみにこのコペンは12万キロ使用です。
走行モードや年式にもよると思いますが、一般的な使用をする方は、
15万キロ以上走行するまでは、マウント交換は必要なさそうです。


さて、ここまでじっくり見てる方は、大体察しがついているかと思います。


はい、そうです。



マウント交換ではアイドル振動は改善されませんでした。



次回はやっと答えに行きつきます!
ちなみに犯人はO2センサ!!…ではないです笑
Posted at 2020/06/26 22:20:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | コペン | 日記
2020年06月23日 イイね!

コペンのアイドル振動原因究明~その1

コペンのアイドル振動原因究明~その1コペンの修理ブログ、まだまだ続きます。
ホースの修理をしてもアイドル振動は直らずでした。
しかし、ホースを修理したことで、燃料噴射補正は改善されました。
このことを踏まえて、準備した部品の交換順序を考えます。



■この前購入した部品
 ①吸気関係のホース ← 交換済み
 ②エンジン/ミッションマウント
 ③フロント/リアO2センサ


上記部品を見てみると、③の劣化はなさそうです。
元々、O2センサを買った理由は、ホース交換前に燃料補正値のデータをOBDスキャンツールで取得してみていたためです。
当初の予想は、O2センサの劣化によって、燃料補正値がくるっている可能性を考えていました。
先日のブログのとおり、ホースの交換によって、燃料補正は改善されていました。
しかし、実はこの前お見せしたグラフの中で、ショートターム燃料トリムの値だけは大きくずれたままなので、まだO2センサへの疑いは晴れていませんでした。

とはいえ、OBDスキャンツールが出している値も、何の値を出しているのか少し怪しいところがあったので、アイドリング中にフロント/リアO2センサのカプラーを抜いて、データの確認をしてみました。
結果は、ショートターム燃料トリムの値に変化はありませんでした。
おそらく、ショートターム燃料トリムとして出力されている値は、リニアに反応する学習地ではないようです(あくまで予想です。合っているかどうかの責任はとれません笑)


ということで、O2センサの交換はいったん見送ることにしました。
やっとここでマウント交換に移ります。
コペンのマウントですが、3つあります。

1つめ(エンジン上部)


2つめ(ミッション上部)


3つめ(エンジンとミッションの後方部で下側)
写真なし




交換作業の詳細説明はしませんが、ミッション上部側の取り外しは
超面倒くさいです

DIYでやろうと思っている方は、ちょっと心構えをしておいてください。
正規なやり方はわかりませんが、ABSユニットからはえているブレーキラインの下に、ミッションマウントの取付ボルトが隠れています(--;
僕は、ちょっと力づくでブレーキラインを押しのけながら、ボルトを緩めました。
それ以外にやり方は思いつかんかった…
あと、ミッションマウントに引っ付いているボルト類が多数あります(^^;
油断せず、隠れたところに取り付けボルトが潜んでいないか、最新の注意を払ってください。


続きはまた次の機会に。
次は交換したマウントの状態観察から始める予定。
Posted at 2020/06/23 22:38:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | コペン | 日記
2020年06月21日 イイね!

コペンの吸気関連配管に穴~その4

まだまだ昨日の続きです。
次に移りたいけど、言いたいこともまだあるので続けますw

昨日の写真は交換前後での写真で、少しわかりづらいところがあったと思います。
ですので、そもそもどこのホース同士が削れていたのか写真で表しておきます。

①エンジン上部側の擦れていたところ


②エンジン後方側の擦れていたところ


走行距離が長くなってきている方は、おそらく擦った跡があると思うので、見てみてください。


別の写真で、交換するホースを写真に撮っていたのでそれも紹介しておきます。

①穴が空いていたほうのホース

対策品は一本ものになってて、クリップでホース同士の距離を保つようにします。ちなみに昨日も書いた通り、クリップは本来1つだけで、2つめのクリップはエンジン上部の擦れ防止のために使用しました。

②穴は開いてないけど、擦れていたホース




そして装着後のイメージは下記のような感じです。
ホースの交換自体は、説明省略します。




交換作業後、アイドル振動のテストをしてみました。
結果は前述のとおり改善はされずでした。
ですが、二次エア吸いはなくなったため、違う面での改善はありました。
その結果はこちら。



データはOBDスキャンツールで取得したCSVファイルをExcelでグラフ化したものです。
左が交換前、右が交換後です。
比べてみてわかりますが、燃料補正値が改善されています。
これはおそらく以下のような流れになります。


■エンジン制御の流れ(予想)
 ①ホースに穴が空いていたことにより、予想より空気が多く入る
 ②燃料は予想通りの量を吹く
 ③空気多めの状態で燃焼する
 ④排気ガスの状態をO2センサでフィードバックして、燃料を多くするように補正する



結果的に目的のアイドル振動は対策できていませんが、車の状態としては改善方向になったので、交換作業については満足です。
ホース交換については以上です。
次はやっと他の部品の話をします笑
Posted at 2020/06/21 22:14:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | コペン | 日記
2020年06月20日 イイね!

コペンの吸気関連配管に穴~その3

コペンの吸気配管に穴の続きです。
パーツを色々仕入れて、せこせこと交換です。
原因特定するために、一つずつ交換して進めていきます。

まずは穴の開いたホースの交換から。
穴の開いたホースですが、なんと対策品らしい部品が出てました(^^;
部品構成が明らかに違います。
どんな感じに違うかというと、交換前と、交換後を見比べてみましょう。
(ちなみに、ホースの穴は先日のブログのとおり暫定処置していましたが、完ぺきにはエア漏れを防げていなかったです。たぶん)


■交換前1

 交換前2



■交換後1

 交換後2



まぁディーラーで部品を発注する時に、整備士の人から話を聞いてわかってはいましたがw
対策品ではクリップが追加され、ホース長さやL字アングル的なものもなくなってます。そうすることによって、隙間を作って、干渉を防止しているようです。
ちなみに上の方のチェックバルブ(円柱の丸っこいプラスチック部品の黒い方)についているクリップは対策品にはついていませんでした。
実は、上側のホースも、スロットル前の大きなホースと干渉して擦れていたので、干渉防止のため、クリップを一つ余分に買い、自己提案での干渉回避をしてみました。

文字で書いているとよくわからないと思うので、詳しく説明するのは次の機会にしようと思います。
ということで、今日はまだマウントの話までいきません笑

次回はホース交換による効果の検証です。
Posted at 2020/06/20 19:37:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | コペン | 日記

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「2020年10月11日_雑記 http://cvw.jp/b/476132/44469629/
何シテル?   10/11 20:15
大学時代は自動車部というディープでライトな部活にはまり、DC2インテグラ等を乗り回し、2009年ではダート、ジムカーナと2つの学生全日本大会に出場しました。 ...
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