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えーっと…本来であれば本日開催された北海道地区ラリー選手権「ノースアタックラリー2018」の参加記なんぞ書く予定だったんですが…あまりの大雨に心が折れてしまい遠征は断念。orz
代わりに、ラリーカムイの続きをどんどん進めましょうかね。(^^;

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オフィシャル作業は、2本目以降も全く同じ。
したがって特筆事項は特にありませんが、路面が柔らかめのグラベル(非舗装路)なのか、コースはだんだん荒れてきているようです。
中には、道路を横断している雨水排水路との段差が生じている箇所もあるんだとか。

暫定タイム表を見ると、ドライビングが慣れてきたのか、2本目は1本目よりも速いタイムを記録しているマシンもちらほら。
特に、トップカテゴリーであるJN6クラスは、新井選手や鎌田選手、勝田選手、柳澤選手といったVAB型スバルWRXに乗る名選手が驚異的な速さで拮抗しているようです。
一方、奴田原選手や福永選手をはじめとしたランサーエボX勢は、どんどん引き離されているのが分かりました…。
まぁ、考えてみればデビューから10年近くになるマシンだし、今はもう生産が終了しているので、開発され尽くしちゃったのかもね…(T_T)。

2本目終了後、アイテナリー(日程表)を見ると、次の3本目までは2時間近くの空き時間がある様子。
時間もちょうどお昼だし、そろそろ待望のランチタイム♪…と思っていましたが、そんな希望をあざ笑うかの情報が入ってきました。

「このコースオフィシャル用の弁当は、次の000カーが配達に向かう予定です。」

ん？
アイテナリーを見ると、000カーが次に出発するのは14時過ぎぐらい。
まぁ、それだけならともかく、000カー以降は10分～20分おきに各マシンがやって来るので、ランチ食べてる暇なんて無いっしょ！？

さすがにステージコマンダー(SS毎に配置されている統括責任者。通称”山長”とも言います)も、それでは皆の士気に影響すると考え、幹部オフィシャルさん達で協議した結果、とあるオフィシャルさんが弁当を買い出しに行って下さる事になったようです。

…が、待てど暮せど弁当はおろか、買い出しオフィシャルさんからも連絡が一切入らなくなってしまったのです。

こりゃどうもおかしいと思い無線で何度か通信を試みたものの、電波状態が良くないのか全く応答がありません。orz
一方、時計を見ると000カー到着まであと40～50分ぐらい。
このSTOPポイントから最寄りのコンビニまでは車で片道約10分ぐらいなので、今から大急ぎで別部隊で買い出しに行けば、何とかランチタイムは設けられそうです。

そこで、配達される予定の弁当はここで諦め、小生のマシンで皆のオフィシャル弁当を急遽買い出しに行く事となりました。

とはいえ、たとえオフィシャルカーでも、コースカー通過後は安全のため一切コース内には立ち入れないので、000カーが到着するまでの間に買い出しも食事も全て終えねばなりません。

ってなワケで、本来ならみんなで座ってノンビリ食べるはずが、見事立ち食い＆ドカ食いになりましたとさ。


う～ん…何か観戦してる時と変わらないな。(^^;

どうやら、ラリーではこういうハプニングが時々あるようです。
まぁ、競技車がSS途中で転倒してコースを塞ぎ、弁当が届かないなんて事もあり得るでしょうから、食べれただけでも良しとしなきゃぁね。

大急ぎでランチを済ませ待機していると、やがて000カーが到着したのですが、何やら乗務員がトランクを開けて…

000カー：「はい、弁当持って来ましたよ！」
私：「(心の中で”遅ぇよ！”と叫びつつ)あのぉ…弁当は確か別なオフィシャルさんが買い出しに行ったはずなんですが…何があったんですか？」
000カー：「どうやら車のタイヤがパンクしたらしく、タイヤ交換しようとしたらジャッキが突然壊れたらしく、仕方なく自走出来る範囲で移動していたら燃料タンクに穴が開いたらしく、仕方なく救援を呼ぼうと林道を走っていたら別な車と接触しかかったらしいですよ。」

…。

さすがにこれでは弁当配達どころではないワケですわ。
悲惨な目に遭ったオフィシャルさんには不憫ですが、まぁドリフコント的に言えば↓な感じですかね。┐('～`;)┌


ともあれ、3本目のSSスタート時間もだんだん迫ってきたので、ここはひとつ気持ちを切り換えて役務モードに入ります。

ラリーは走る方も運営する方も大変ではありますが、中には嬉しい出来事なんかもあったりします。
この3本目のSSでそんな事がありました。

それはJN6クラスの選手が続々とSTOPポイントへ到着した時のこと。
JN6クラスからご参戦の奴田原選手が到着した際、ご自身やライバルの走行タイムには一切目もくれず、以下のように話しかけて下さいました。

ヌタさん：「すいません、ここからスタートポイントへ無線連絡は出来ますか？」
私：「はい、出来ます。」
ヌタさん：「スタートから●km付近にある道路横断排水路前後の路盤が大きくえぐれています。あれでは小型車や車高の低いマシンの下回りにダメージを与えかねないんで、走行時に注意するよう、スタートから各選手へ伝えてあげて下さい。」
私：「はっ、はい分かりました。情報提供ありがとうございます！」

どうでしょう！
前述のとおり、ただでさえライバル勢に差をつけられ、内心は悔しい思いで一杯でしょうに、そんな中でも自分の事より周囲への気遣いなんて、そうそう出来るものではないと思います。
いやぁ～このお言葉を頂いた時はホント感動しましたね！
これで益々ヌタさんのファンになってしまいました。( ´ー｀)

この3本目のSSでもリタイヤ車が続出するなど荒れた展開にはなっていましたが、何とか無事終了。
スイーパー通過後は、さっそく備品類の後片付けに入ります。




特に、路盤の柔らかいコーナー部には大きな轍が出来ていました。
中にはペットボトル1本分ぐらいの溝が出来ている箇所も…((((; ﾟДﾟ)))



林道を降りた下界に設置してある看板類も忘れずに撤収です。



撤収した機材は翌日のコースに使用するため、一旦サービスパークへ持参。
ってか、サービスパークへ足を運んだのは、何だかんだでこの時が初めてでしたわ。(^^;


ちなみに、サービスパークはスキー場の敷地内を利用。
車両移動路線の取り回しが結構大変だったようですが、なかなか効率的に構成されているようです。



宿に到着後は、昼食で食べるはずだったオフィシャル弁当を何とかせねばなりません。
ってなワケで、夕食前ながら残り弁当の”もぐもぐタイム”に突入です(笑)。


その直後に夕食だったのですが…さすがに炭水化物系は胃に入りませんでした。(^^;


夕食＆入浴後は、成り行きでオフィシャル飲み会に突入。

いやぁ～この日の出来事だけでも話題は尽きませんでしたね。
これもオフィシャルならではの楽しみの一つです。( ´∀｀)

とはいえ、早朝からの活動に加え、翌日も朝早くからの行動が予定されているので、”遅寝早起き”にならぬよう、適度な時間に布団へ向かうのでありました…。

LEG2に続きます。