ユーザー車検ってなんだろう

2018年6月27日

青服着ている人が工具を持っている図

日本でクルマを所有する上で避けられないのが車検ですね。しかし、これがあるので、路上で故障するクルマも今くらいで済んでいるのかもしれません。定期的に基準を設けてその状態をクリアしているかどうかチェックする。クルマを安全に走らせていくためには大切なことかもしれません。しかしながら、出費を伴うのもまた事実。これはユーザーとして悩みの種になることも。そんな時、ユーザー車検を利用してみてはいかがでしょう。普通の車検よりもユーザー車検の方が多少手間がかかってしまうところもありますが、こんな方法もある実はあるのですね。そんなユーザー車検のお話です。

ディーラーや整備工場での「お任せ車検」から「日常点検・都度メンテナンス+ユーザー車検」のススメ

費用面でもう少し安くしたいという方は、車検自体を自分で検査を受けるユーザー車検に切り替えてみてはいかがでしょうか。そんなの大変そう・・・と思われるかもしれませんが。実はそんなに大変ではありません。

あらかじめディーラーや整備工場で24か月点検をしてもらいます。ここでは各項目車検の基準を満たしていることを確認しましょう。もし交換の必要なパーツなどがある場合は交換してもらいます。基準を満たしていることが確認できたら、インターネットから車検の予約をします。これは検査レーンの混雑状況が日にち時間帯によってさまざまなので利用しやすくするためです。

予約時間に検査登録事務所(通称陸運事務所)に行って、受付を済ませます。このとき、検査料(印紙代)、重量税二年分、自賠責保険二年分の法定費用(諸経費)とういうものを払います。これはだいたい35,000円ほどで収まります。

検査レーンに並びます。並んでいる間に灯火類ワイパー、ウォッシャー、警笛などを確認します。最近ではユーザー車検の人も多くなってきたので、初めての時など、このときに確認に来た検査官に「初めてです」というといろいろ案内してくれます。レーンでは排ガスの検査、速度計の精度、ハイビームロービーム、あとは車両下部から各所をハンマーでたたいて緩みなどがないかなど確認します。そうした一連のチェック項目を経て、レーンを通過して適合の判定がなされれば車検通過となります。晴れてまた二年間、そのクルマを使用することが認められるわけです。

車の整備・チェックをしている外国人男性

ダウンサイジング以上にジャストサイジングを考えよう

実はユーザー車検を自分でしてみると、重量税、自賠責などをそれぞれ支払いますから、より法定費用のコスト感もダイレクトに実感できるでしょう。タイヤ四個ついている自動車でも、排気量ごとに分かれている自動車税には目が行きますが、それだけではないですね。重量税も車重によって変わります。軽自動車にすれば、目が覚めるくらい安くなったりするものです。(軽自動車の登録と登録車の登録は管轄が違いますのでこの場で如実に実感することはないかもしれません。)

バイクならもっと安くなります。色々と気づくことも多いと思います。例えば、逆にその程度のプラスならバイクもありか、とか、2リッタークラスのミニバンでも車検証の重量が1530㎏のクルマではなく1490㎏のクルマを選ぶメリットはあるな、とか...。

一昔前の一般車検では、費用が高いなどと言われていることもありましたが、最近の車検ではユーザーの希望に合わせた車検ができるようになってきました日本の自動車の制度「どうせユーザーはそこまで見ないから」とザルに設定されていることが少なくありません。こうしたことは自分で体験してみるとよくわかると思います。一度ユーザー車検体験してみてはいかがでしょうか。

赤いミニカーとガラス瓶に入ったコイン



(中込健太郎)

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