【コロナとクルマ】ガソリンスタンドのコロナ感染対策。安全なのはセルフかフルサービスか?

2020年5月8日

ガソリンスタンドのタッチパネル

電気自動車は違うぞ! という意見はさておき、エンジン付きのクルマに乗っていれば、給油は避けて通ることができない作業です。感染対策が生活のあらゆるシーンで見直される中、セルフか? フルサービスか? どうすれば安全か? を考えていきます。

セルフ給油は給油後に手を洗うか消毒したい

タッチパネル利用後は消毒を

セルフ給油はガソリンスタンドのスタッフと言葉を交わすことなく給油作業が行えるかわりに、操作をすべて自分で行わなくてはなりません。
セルフスタンドで給油をする場合は、タッチパネルを操作して油種を選び、静電気除去シートにタッチし、その後ノズルを選んで給油するというのが一連の操作です。気になるのがタッチパネル、静電気除去シート、ノズルの3点で、感染者が触れている可能性があります。

セルフスタンドにはノズル操作時にガソリンや軽油で手が汚れないようにビニール手袋が用意されていることがありますが、タッチパネルを操作するときにビニール手袋をはめていると反応しませんし、静電気除去シートにタッチしても静電気を逃がすことができません(のちほど、EV充電の話で裏技を書きます)。
ですので、一連の操作を行ったのち、クルマに乗る前に手を洗うか消毒するのがいいでしょう。静電気除去シートを触らずに給油をするのは、発火の可能性があるので絶対に避けましょう。

フルサービスは接触を少なく 支払いはカードで

フルサービスのガソリンスタンドではどうしてもスタッフと話す必要があります。最初にチェックしたいのは、きちんとスタッフがマスクなどをしているか? ということでしょう。まあ、現在のこの状況であれば、スタッフがマスクをしているのは普通でしょうが、きちんと装着しているかが問題です。鼻を出したりしているのはNGだと言えます。大丈夫そうなら、できるだけ完結に「レギュラー、カードで」といった短い言葉で必要なことを伝えるといいでしょう。

支払いはおつりのやりとりを避ける意味でもカードがベター。
カードをやりとりしたした後は、カードや手をウイルスが除去できるウエットティッシュなどで拭き取りたいところです。また、運転用のグローブを上手に利用するのもいいでしょう。対面でのやりとりは、相手の気分を害さないように清潔を保つことが大切です。

EVの公衆充電は基本セルフスタンドと一緒

EVの充電スタンドは、給油のセルフスタンドとほぼ同じ手順になるので、セルフスタンドでの注意事項を踏襲すれば感染リスクを下げることができます。給油スタンドの静電気除去シートへのタッチがないだけ、リスクは低いともいえます。

充電スタンドの場合、タッチパネルの操作にタッチペンを使い、充電コネクターを操作するときに手袋をすれば、ほぼ完全に機器に触れることなく充電作業を終わらせることができます。

ということは、セルフスタンドでも導電性手袋や静電気対策用手袋を用意しておけば、直接手を触れずに給油を行うことができるはずです。ただし、使用したタッチペンや手袋などを車内に放置せず、密閉容器に入れてウイルスが死滅するまで放置したり(ウイルスは生物ではないので適切な表現ではありませんが)、消毒することもお忘れなく。

消毒で助かる次亜塩素酸水

諸星 陽一
  • 諸星 陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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