ハイブリッドも1種類ではない 方式の違いを理解しよう

2018年11月7日

ハイブリッド車

今やクルマのパワーユニットとして主力となりつつあるのが、ハイブリッドシステム。しかし、単純にハイブリッドと言っても、その方式にはさまざまなタイプが存在しています。シリーズ、パラレル、PHV、PHEV、マイルド……そうしたハイブリッドのいろいろを解説します。

エンジン、モーター、駆動輪の関係で決まるシリーズとパラレル

ハイブリッドの基本を理解するにはエンジン、モーター、駆動輪にどういう関係性があるのかを知らないとなりません。まずもっともシンプルなシリーズハイブリッドを紹介しましょう。シリーズハイブリッドは、エンジンで発電した電気でモーターを駆動するシステムで、エンジンが直接駆動力を提供することはありません。ノートeパワーなどがこのシリーズハイブリッドにあたります。

もうひとつの代表的なシステムがパラレルハイブリッドです。パラレルハイブリッドはその名の通り、パラレル(並行)にエンジンとモーターを配置したシステムで、エンジンだけ、モーターだけ、エンジンとモーター同時使用で、という走行モードが存在します。ホンダのフィットなどはこのパラレル式を採用しています。

トヨタのプリウスなどに代表される方式は、シリーズ・パラレルハイブリッドと呼ばれるものです。シリーズ・パラレルハイブリッドは、シリーズハイブリッドとパラレルハイブリッドのいいとこ取りをした方式です。パラレル式とシリーズ・パラレル式の明確な区分けは難しくなっているのが現状です。

マイルドハイブリッドの定義

ハイブリッドの場合はモーターのみでの走行、つまりEV走行モードが可能ですが、マイルドハイブリッドはモーターのみでの走行はできず、エンジンが不得意とする部分で駆動をアシストしたり、エンジンの始動をモーターが行ったりするものです。クルマの電気を発電しているオルタネーターを大型化したISGを使うなど、システム的にもシンプルなものが多く、使われる電圧も、電装品と同じ12Vや48Vのことが多くなります。感電の可能性の高い高電圧回路を使わないことで、コストを下げられるからです。

PHVとPHEVの違い

給油

PHVというのはPlug-in Hybrid Vehicle(プラグイン・ハイブリッド・ヴィークル)の略で、プラグを差すことで充電ができるハイブリッド車のことを指します。プリウスPHVを例にすれば、ガソリンをガソリンタンクに入れるのと同じように電気をバッテリーに充電することができます。PHEVもシステム的には同じです。PHEVとはPlug-in Hybrid Electric Vehicle(プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル)を略したもので、ハイブリッドではあるものの性格的には電気自動車に近い存在なのですよ……という思いが込められています。日本では三菱がアウトランダーPHEVを採用、また、最近ではホンダがクラリティでPHEVを採用しています。


(諸星陽一)

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