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2016年06月16日

旋回ブレーキとG-Bowlアプリ採点機能の話

旋回ブレーキとG-Bowlアプリ採点機能の話 先日のオフミで話題になったり、お友達がブログで呟いていた話です。

G-Bowlアプリでトレーニングを始めて様々な道を走ると、コーナリング時の採点機能で減速点が0点になってしまう現象が稀に生じます。これについて経験的に横Gが生じている状態でブレーキを踏む、つまり旋回ブレーキを行うと採点されないように見えます

タイトル画像はその例です。先日のオフミを行った西伊豆某所wの第3コーナー(笑)。
航空写真では何の変哲もない90度の緩やかなカーブに見えますが、実はこれ、奥に行くにしたがってキツくなるいやらしいコーナーwです。初めて走ると大概コーナー奥に行くにしたがって旋回Gオーバー(苦笑)。しかしもっともキツい奥のRに合わせて進入時に速度を落としてしまうと前半でGが不足します。

したがいコーナー進入時から奥に進むにしたがい速度も落としていく旋回ブレーキが必要となるのですが、上下2つの走行パターンで、上では減速点が取れていますが下は0点です(^_^;)。

で、こんなことが起こってくると疑問も生じるワケですな。そもそも旋回ブレーキはイケないのか?と(^_^;)b。

このような疑問が生じたとき、貴方は以下のどのパターンが正解だと思いますか?d(^-^;)

①G-Bowlアプリが0点にするのだから旋回ブレーキはイケないに違いない!
②道路によっては旋回ブレーキは必要なのだからG-Bowlアプリの採点機能がおかしい!
③なんかよくわからないので、あまり深く考えるのは止めよう。


正解は、、、











全部不正解
です(爆)。

では順に不正解理由d(^.^)。

先ず①ですが、G-Bowlアプリは非常に良く出来たトレーニングツールではあっても万能でも完璧でもありません。これはi-DMも同様ですけどねw。ツール(道具)の出す結果を考え無しに鵜呑みにしてはイケません。盲信は禁物(笑)。

次に②ですが、過去にブログで書いた通り「道具のせいにしてはイケません」(爆)。示した例の通りで、減速点が入らないこともある一方、しっかり入る場合がある以上、減速ゼロ点だった場合の自分のドライビングを先ず見直すべきです。

最後に③。疑問点を解決しようとせずに考える事を止めてしまえば、一生正解は見つかりません(核爆)。自分で答えが見つからないなら識者に聞くとかね。もっとも身近に識者が居なければそれもままならないワケですが、、、(^_^;)

ではこのG-Bowlアプリ旋回ブレーキ・ゼロ点問題とどう向き合えばイイか?という具体的な話も一応、しときましょうかね。精神論だけじゃなく(笑)。

因みに旋回ブレーキをどうしてゼロ点にするのか?どーしても知りたい人はG-Bowlアプリの制作者であるもっきーさんに聞きましょうね。ボクは敢えて聞こうとは思わないので(^_^;)。

先ず減速0点のコーナリングがあったとき、本当に減速点が取れるブレーキングが出来ないものか試しましょう。減速点が取れるブレーキング/取れないブレーキング、それぞれの走り方を比べて、どっちがより良い走りなのかを考えましょう。

では「良い走り」とは何なのか?

例えば先日のオフミで言えば、G-Bowlスコアで順位が決まる競技ですから「減速点が取れる」方が良い走りなワケです。そして例の通り、同じコーナーで減速点が入ったり入らなかったりした場合、点が入らなかったのはドライビング・ミスですから、コンスタントに点が取れるように走りましょうね?と極めて単純な結論に至るワケですd(^_^)。

一方で、やはり先日のオフミコースですが、こんなコーナーもありました。

緩やか~な右コーナーの後、少し真っ直ぐがあってやや右にカーブして直ぐ左に90度のカーブ。
このやや右にカーブでは減速しないと旋回Gが0.3Gを超えてしまいますが、なかなか減速点が入りません。しかし続く左コーナーも含めて綺麗にGを揃えたコーナリングが出来て、左コーナーでは9点台後半が取れるのであれば「この走り方でもイイじゃん」となる場合もあります(苦笑)。

ワィンディングは変化に富んだカーブの組み合わせですから、正解を見つけるのは容易ではありません。目標Gを定めたり直線の速度に上限を決めるのは正解を導き出す(絞り込む)ための手段でしかありませんが、それらを決めるだけでも大きな助けになります。

しかし、あまりに局所的な部分に囚われ過ぎてはイケないし、かといって細部を疎かにしても上手くありません。全体を見ながら細部をチェックし、そして再び全体を見ることも必要です。

突き詰めていくと、例え一車線しかないワィンディングであってもライン取りの重要性に行きつきます。
旋回ブレーキにならないということは、コーナーとコーナーの間に例え僅かでも真っ直ぐなラインを引けることを意味します。それが出来るためには、コーナーをどう立ち上がって、次のコーナーにどう進入するか?が関わってきます。

ラインに関して最後にオマケ
ここは走った人なら判りますが、Rが大きく緩やかなヘアピンカーブではあるものの、出口の部分でRがちょっとキツくなるいやらしいコーナーwです。

がこのワィンディングを初めて走ったときのログで、コーナー後半のキツくなるところでハンドルを切り足さなければ曲がり切れないため、ヨーレートと旋回Gが一瞬跳ね上がる様子が見られます。
そしてが先日のオフミの朝、先導走行をしたときのログですが、コーナー後半もヨーレートが一定で、初日のような跳ね上がりがありません。旋回Gは下りで速度が上がるため若干増加。
なぜヨーレートが増えないのか?そりゃハンドルを切り増していないからですが、なぜ舵角一定で曲がれるようになったのか?といえば、後半一か所だけRのキツい大きなコーナーを綺麗な円弧で曲がれるラインを見つけたからです。

当日、同乗した人が気付いたかどうかは知りませんが、、、(^_^;)
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Posted at 2016/06/16 15:16:30

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この記事へのコメント

2016年6月16日 18:48
「もっきーさんに聞きましょう」の点だけ(笑) タッチさんには不要でしょうけど、他の方向けにこの場をお借りしますね。

採点の課題は「減速Gと旋回Gを目標Gに揃える(+加速が遅れない事)」だけですから、しっかり減速G一定をアピールしてから旋回ブレーキに入れば普通に5点取れますよ。それで速度が落ち過ぎるなら、手前でもっと加速しときゃいい話です、え? いや、点をとるならデスヨ(^^)

採点機能は「課題を課すことでGコントロールトレーニングの効果測定をする」ものですから、課題に沿わない前提で点だけ考えてもあまり意味が無いです。デザイン学校の「真っ直ぐ線を引きましょう」ってテストに、「曲がった線も美しいのでは?」と言うような話。どっちも正解です、意義の違い。

ある時期、この課題で点数が取れる運転が「自分の運転技術に足りないものをトレーニングするのに使える」と考えて、この機能を作り、しこたま練習もしました。最近では自分自身はあまりこの機能を使っていませんが、この訓練を積んで良かったと思っています。 みなさんもそれぞれの習熟段階においてご活用頂ければと思います。
大事なのはタッチさんの言う通り、自分で意義を考えて道具に使われないってことですね。
コメントへの返答
2016年6月17日 9:51
もっきーさん、恐れ入ります、お手数をお掛けして(^^;)。

FAQに情報があるのは知っていましたが、なにせ真面目に勉強しない人も多いwので、この手の話は何度も継続して話題に上げないとイケないよーです。しかし「何度も文句を言っている」ワケではないので念のため(苦笑)。

先日、この採点機能を利用して初めて実践のワィンディングで腕比べを行ったのですが、なかなか有効であると同時に色々な気付きもありました。

旋回ブレーキ0点に関してはボクは機能的に問題だとは思っていませんでしたが、正直発動条件についてはまだ十分に把握できていません。それでもそうならないように意識することは、結果的にライン取りを悩むことに繋がるというのは新たな発見でしたね(^^)。

一般公道で0.3Gとかゆっくりなペースで走る限り、旋回ブレーキだろうがなんでもOKですが、ボクや一部のサーキット経験者は旋回ブレーキが良い/悪いではなく「出来ればやりたくない」ことを知っています。スピンのリスクがあるからですが、タイムを追及していく過程でブレーキングは出来るだけ直線的に踏んで終わらせる、という走り方に自然に帰着します。
G-Bowlアプリの旋回ブレーキ0点は、公道走行でも疑似的に限界走行で求められるのと同じブレーキングを要求するワケなので、これは有効に使えるな、と思いました。
2016年6月16日 23:06
こんばんは。
トラックバック頂いた様に、今回のオフミで旋回ブレーキに泣かされたわけですが、、、(苦笑)

ログを見直して反省をしましたが、練習で出来ていたコーナリングが出来ないという事は、単純に自分の運転スキルが、まだまだであると言う事に行き着きました。

本番で弱いと言うメンタル面かとも考えましたが、結局は真因はメンタルでは無く、どんな状況でも目標Gの減速を素早く行うことが出来ていない、と言う事だと思っています。

と言う事で、またイチからブレーキング練習! です。
コメントへの返答
2016年6月17日 11:24
こんにちわ。

まぁ反省をして教訓を得たならば、それは次戦に活かしましょうd(^.^)。

練習で出来たことが本番で出来なかったというのは単純に言えばドライビング・ミスなのですが、

何を間違った?
ブレーキングポイント?進入速度?ライン?
なぜ間違った?
気負い?焦り?自信?不安?

まぁ色々と考えるべきはありますが、練習はいずれにしても必要だし有効です。
2016年6月16日 23:21
こんばんは。
解説頂きましてありがとうございました!

例示されていたようなカーブの奥でキツくなるイヤラシイコーナーでの走り方がよく分からなくて、奥でちょうど良いGになるような進入速度で走っていました。
だからGグラフは右肩上がりでした。
う〜ん…これって、これで良いのか?と思いつつ有効な回答が分かりませんでした。
コーナーの手前でブレーキングを終わらせる!という意識からか、コーナーの途中で減速しながら曲がっていくという頭が全然ありませんでした(ー ー;)
最近になって、たまに旋回ブレーキで点数が入ることがあって不思議に思っていたんです。
圧倒的に経験が不足していますね(-。-;(もちろん技術も)。
コメントへの返答
2016年6月29日 15:31
こんにちわ。

ワィンディングをどう走るのが正解か?というのは、たぶん貴方が考えているよりも遥かに難しいものです。
旋回Gやヨーレートの台形、ボールの丸い軌跡、その他はあくまで原理原則ですが、簡単に当て嵌まらないケースもままあります。
一方でドライバーの能力の問題で、原理原則通りに走れないケースがつまり「上達の余地」ってヤツです。

自分の運転技術の問題か、コースや車などの問題なのか?それを見分けるには同じコースを軽く100回以上走ることが必要だと思って下さい(笑)。いやマジですょ。
数回走って「このコースは…」などと語るのは10年早いです(^_^;)。

ただそうは言っても悩んだときに「上手な人はどう走るんだろう?」と考える事もあるでしょう。近くに仲間が居ないのはやはり痛いってところですねf^_^;)
2016年6月16日 23:22
こんばんは!

旋回ブレーキは、サーキットでは極力やりたくないブレーキですね。スピンしそうなので怖いです。
っていうか、旋回ブレーキになる場所ではスピンする車は少なくないですね。
日光サーキットでいえば1→2→3コーナー、筑波1000でいえば、最終コーナー手前あたりでしょうか。

G-Bowlの使い方としては、極力旋回ブレーキにならないようなラインを見つけて、きちんとG-Bowlの点数に反映できるように再現出来ているか、というのが正しいでしょうか。
まぁ、先日のオフミではそこまでのレベルには全く到達できなかったので、後日改めてコース攻略を突き詰めながら、練習して色々と試してみたいと思います!
コメントへの返答
2016年6月17日 12:25
こんにちわ。

そうボクも日光の1-2コーナー間では何度もスピンをしましたよ。限界走行の領域なら旋回ブレーキは「出来ればやらずに済ませたい」走り方ですから、自然とそうならないライン取りなりブレーキングポイントを探ることになります。
しかし公道ではタイヤの限界に余裕がありますから、旋回ブレーキだろうが横Gオーバーだろうが意識しなければ何でもアリになってしまいます(苦笑)。

その点このG-Bowlアプリの旋回ブレーキ0点問題は、限界走行では皆が当たり前に考える「出来ればやりたくない」を、「そうならずに済ませるには?」と悩ませる点で有効というか、合理的だと思っています。
2016年6月17日 16:14
タッチさんには「通じてる」のが分かるのでホントに説明不要なんですが・・・
運転の話をしているとよくあることですが、どうしても皆さん自分の思いが強いので「説明が言葉通り入っていかない」もどかしさを感じます。なかなか難しいですね。

(タッチさんにはまたこの場を借りて申し訳ありませんが、他の皆様へ)
何度も言っていることですが「点が高い=正しいコーナーリング」ではなく、「点が高い=練習課題をクリアしている」です。課題とは上に書いた通りで、それを使って何が練習できるかは想像の通りですし、それ以上の意味はありません。ですから、採点に旋回ブレーキは関係ありませんし、アプリとして「直線だけでブレーキを終えるのが正しい」という含みもありません。旋回ブレーキが必要であったり、大変重要な場面というのは大いにあります。

タッチさんはそのあたりも分かった上で、課題から逆に「これは直線でブレーキを終わらせる練習に使えるのでは」と考えている訳で、使い方として間違っていません。つまり、「正しい運転とはどういうものか?」と「この道具でどういう練習ができるか?」をごっちゃにしていないから。他の皆さんもそのあたり意識していただけると、回り道しないで済むかなと思います。アプリはただの「測定器」ですよ。
コメントへの返答
2016年6月18日 1:27
取り敢えず間違っていない事を書いているつもりですが、もっきーさん的に問題なければ、是非イイね!をお忘れなく(笑)。

一応ボクのブログは日に3,000PV以上、月に10万PV前後はありますので、Q&Aでも広告でもw、都合の良いように使って下さって結構ですょ(^_^;)

仰る通りで比較的単純なコーナーであれば「点が高い=正しいコーナリング」は成立するのですが、実際のワィンディングの様々なコーナーでは必ずしも当て嵌まらないケースも有り得ます。しかしここで「点数は高くなくても良い」と短絡的に考えてしまえばトレーニングにならないワケで、道具はあくまで道具だけれど、如何にして「使いこなすか」という視点が常に必要です。

今回の旋回ブレーキ0点もそうですが、上のコメントでサーキット経験者が書いている通り、グリップ限界で走る場合、多少理想のコーナリングラインを外してでも、極力アプローチラインを真っ直ぐにしてブレーキングすることは、スポーツ走行経験者であれば当たり前の話です。無邪気に旋回ブレーキが出来るのは、一般公道でタイヤのグリップに余裕があるから。つまりクルマの性能を使い切っていないから変な走り方も可能という話で、その辺りの事情が解っている人間が、やはりこういった問題にどう対峙すべきか?については指針を出してやる必要があると思うワケです。

結局一事が万事「貴方はどんな風に走りたいのか?」があって全ての答えに繋がるんですが、限界走行の経験もなく自動車の運動力学も知らない素人は、結局自分の経験に基づく「私はこう思う」でしか答えを出せません。それがたまたま当たればイイですが(^^;
やはり識者が時には疑問に答えてあげないと、結局"自己流"を超えるのは難しいと色々な人と接していて感じています。

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