• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年08月26日

SPCCIとSKYACTIV-R

SPCCIとSKYACTIV-R 衝撃のSKYACTIV-X(第二世代SKYACTIV-G)の発表から少し時間が経って、このニュースもすっかり影が薄くなった感がありますが、ボクは未だにワクワクしています(笑)。

2018年末から2019年初頭に掛けてSKYACTIV-Xを搭載した次期アクセラがデビューするのはマツダが明言したので確定ですが、モデルライフから考えれば、その半年後くらいに次期デミオ、更に半年前後後に次期CX-3が出るハズで、ボクの妄想wでは、その後あたりに

アクセラに搭載したSKYACTIV-Xのシリンダー容量をそのままに、2個足して6発にした直6をボンネット内に縦置きして、後輪を駆動する次期アテンザが出るんじゃないかなー♪♪

なんて考えてたりするんですが、どーなんでしょー?玉谷さん!ww

まぁそれはそれとして、今日の話題はSKYACTIV-Rについて。

一昨年のモーターショーで発表されたRX-VISIONはハリボテwでしたが、魂動デザインの進化の方向性を示すと共に、タイトル画像の通りでマツダはいつか、こんなスポーツカーを出したいと考えていて、そのパワーユニットはロータリーエンジンにしたいんです!と宣言したワケですねd(^_^)。

RX-VISIONの美しいスタイリングも合わさって、その主張は多くの消費者の共感を得たと思うのですが、、、勿論ボクもね(^_^;)

しかしながら、ロータリーエンジンを最新の燃費規制、排ガス規制に適合させるのはもの凄く大変というのがボクの当時の認識で、しかもマツダの社内情報なんか得られるワケもないので、これらの難問をどうやって解決するのか、否、そもそも本当に解決可能なのか?には大いなる疑問(というか興味)を持っていました。

因みに当時、このことに関連して書いたブログは以下の三本。

2015年10月06日:マツダスポーツコンセプトに見るRE搭載車復活の可能性
2015年10月15日:REヲタの勝手なロータリーエンジン復活のシナリヲw
2015年11月18日:RX-VISIONに見たマツダのブレイクスルー


まぁ3本目はパッケージングとスタイリングに関する話題なのでアレですが、2年前に少なくともボクが集めた情報を考察した限りでは、外部の人間にはわからないマツダの内部で何か画期的・革新的なブレイクスルーが成らない限り、数年の内に動力源としてのロータリーエンジン搭載車が市販されるなんて無理だろうと考えていました。

当時のマスコミは「ロータリー復活のキーテクノロジーはHCCIだ!」なーんて騒いでましたが、当時レシプロエンジンでも実用化出来ていないHCCIをロータリーで実現するなんて、夢物語もイイところなんじゃないの?なーんて、冷めた目で見ておったワケです。

と・こ・ろ・が、、、d(^_^)

そのマツダがHCCIを実用化しちゃったワケですね(笑)。
そうすると、2年前にボクが書いていた事は、前提条件が変わってくるワケです。d(^_^)

マツダがCI(圧縮着火)を可能とした独自のSPCCIという燃焼方式は、果たしてロータリーエンジンに応用が可能なのか?もし可能であれば、クリーンで省燃費なロータリーエンジンの復活には、大いに期待が持てることになります。

勿論ボクは専門家ではないので(^_^;)、限られた情報からアレコレ考えても的が外れている可能性は大いにありますが(爆)

SPCCI燃焼はロータリーエンジンにも十分に応用が可能なのではないか?

という風に見ました。

まだSKYACTIV-Xの最初のエンジンの排気量も圧縮比も、エア供給機能と称されるスーパーチャージャーもどきの中身も何もわからないのですが(苦笑)、少なくともマツダは

スパークプラグによってCI(圧縮着火)の制御に成功すると共に、かなりの広範囲でCIを可能にした

と言っています。例のエア供給機能もCIを成立させる領域を高負荷域に拡大させるためのモノに見えます。つまり負荷が高まって燃料の噴射量が増えてくると自然吸気では空気量が足りなくなって空燃比が30対1を下回ってしまう。混合気が濃くなるとプラグで制御出来ずに火が点いちゃう(つまりノッキグンが起こっちゃう)のかはわかりませんが(^_^;)、マツダのこの資料からすると
燃料の増量に伴ってEGRと圧縮空気を加えることで、CI領域を高負荷域まで広げたと言っています。

つまり、かなりCI燃焼に関するノウハウが蓄えられたことが明らかですが、結局のところそれって混合気の組成、温度や圧力といったCI成立条件に関するノウハウなのではないでしょうか?

であるならば、円形シリンダーではないロータリーハウジング内に於いても、このノウハウは活用可能なのではないか?と思えるのです。

なぜならば、従来のSI(火花点火)燃焼は炎の伝播によって混合気が燃えていたため、燃焼室の形状の違いから円形シリンダーの燃焼メカニズムは全く応用が利きませんでした。

しかしCI(圧縮着火)燃焼は条件さえ整えば燃焼室内の混合気は一斉(同時多発的)に自己着火するワケで、そこに燃焼室形状に由来する流体力学的な炎の伝播などは関係ありません。

更に高圧縮比による圧力上昇でCI成立条件を満たそうとするなら、ピストンリングに対して気密性に劣るであろうロータリーのアペックスシールやサイドシールで、果たして圧縮比18なんてロータリーエンジンが作れるのか?なんて疑問もあったのですが、エア供給機能の活用や、プラグ点火によるエアピストンで高圧・高温を作り出す制御ノウハウがあるのなら、後はロータリーで同様の制御が可能となるように、実験を繰り返せばいつかはモノになるのでは?という期待感が今はあります。

というワケで、SKYACTIV-Xの発表を受けて、SPCCIによるロータリーSKYACTIV-Rが実現するのでは?と、今はお考えて期待しているボクであります。

但し!d(^_^;)

先ず手を出す次の愛車のパワーユニットはSKYACTIV-Xの直6が第一候補なんですけどね(苦笑)。
ブログ一覧 | SKYACTIV | 日記
Posted at 2017/08/26 21:41:09

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

お盆の中日‥(2025/08/14 ...
hiro-kumaさん

「ジュラシック・ワールド復活の大地 ...
トホホのおじさん

調子こいて、ちっくと!歩き過ぎたぁ ...
S4アンクルさん

日本海側の京都・福井ドライブ1日目 ...
ババロンさん

週刊】今週の国土交通省発表(リコー ...
かんちゃん@northさん

江口洋介氏!
レガッテムさん

この記事へのコメント

2019年1月11日 23:44
ロータリーエンジンはアペックスシールが難しくて、燃費がどうにもならない。
エンジンの重量当たりの出力は大きいので、車込みでは燃費を改善できる可能性はあるのですが、果たして、このご時世に帰って来れるんでしょうか?

1サイクルで3回爆発とか、シャフトが9000rpm回っててもローターは3000rpmとか(そら、ワイングラスのワインは揺れない)、素姓の良さは面白いんですけど。

遅コメでした。
コメントへの返答
2019年1月12日 12:10
こんにちわ。
コメント、ありがとうございます。

プロフィール

「無事帰宅しました。
トロフィー争奪戦参加の皆様、お疲れ様でした😋」
何シテル?   12/08 20:22
意のままに、思い通りにクルマを操ることに興味があります。 ドライバーの意のままに反応するクルマが好きです。 そんなクルマの技術的背景、メーカーのクル...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

G-Bowlはなぜ0.4Gまでなのか? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/07/21 21:31:10
ミスターロードスター 貴島孝雄さんインタビューまとめ① 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/23 17:58:12
予想外の反響? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/07/19 07:55:58

愛車一覧

マツダ MAZDA6 セダン 家族車[ファミリーカー] (マツダ MAZDA6 セダン)
Mazda6に乗っています(笑)。
ホンダ NSX 玩具車[おもちゃ] (ホンダ NSX)
別名「愛人」。つまり家族車は「正妻」(笑)。 極めて従順。しばらく放っておいてもスネたり ...
ホンダ CBR1000RR(SC57)後期 なんちゃってサイクロン号 (ホンダ CBR1000RR(SC57)後期)
2007年式の300台限定、国内仕様。 アラカンとなって、人生やり残したモノが何か無い ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
フルSKYACTIVの何かに買い替えるまで、とBLアクセラに15ヶ月。 XDのAWDが出 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation