八分目の哲学。

八分目と言っても食べる量のことではありません。

私は趣味でオーディオやビデオ、楽器やパソコンなどをやってきたんですが、この殆どで欠かせないのがエフェクト（効果）です。

オーディオなら音響効果やイコライザー、ビデオなら画像処理、楽器でもリバーブなどの音響効果、パソコンではあらゆるエフェクトが挙げられます。

その全てがアナログ・デジタル問わずボリウムによって可変調整することが出来ます。

そのボリウムをMAXにすることを、あえて避けているのです。
もちろん八分目までで求めているエフェクトが得られれば、そこで止めます。

でも求める効果が得られなくても、八分目で止める傾向があるようです。


なぜ八分目で止めるかと言えば、あと２割の可能性を未知数や可能性として残しておきたいからなのです。
もし目一杯上げて求めるものが得られなかった時に、それ以上は施しようがありません。

それをあえて実感しないための八分目でのストップなんです。
他人と比べる事があるなら、まだ全力は出していないという言い訳にもなるのです。

これは私の人生の哲学でもあるような気がします。
いろんな場面で「私はまだ本気出していないぞ」って、言い訳してきたような気もします。


このある意味リミッターのような八分目の哲学が及ばない場面もあります。
その殆どがモノ造りを含めた創作活動です。

夢中になるとリミッターが外れ、限界近くまで打ち込む傾向もあるようです。

もし、我がゴルフGTIにブースト圧のボリウムがあったとして、これも目一杯上げる事はないと思います。