東北は「5県」？

今日はこちらでも強い雨。

お昼は小降りになったのですが、夕方再び強く。

花巻からの帰りの高速は視界がかなり厳しかったです。



今日の話しは月曜日残業で遅くなった帰り道にラジオで聴いた話。

東北応援フェアから福島県を除外問題と「なんとなく忌避」への懸念

西日本の生協グリーンコープが”夏のギフトカタログ”に

「東日本大震災復興応援」として東北各地の特産品を掲載。

ところが謳い文句は

”東北５県で青王されている商品を利用することで被災地の復興を応援しましょう。”


「東北５県」初めて聞きました。

コレを福島県の人が読んだら被災者に限らず怒りますよね。

この県に関して担当者のコメントは．．．

これまで福島県の商品の取引が無かったからというのですが．．．

本気で復興支援をするつもりだったらNetで商品を探して連絡を取り仕入れると思うのですが．．．

グリーンコープ、組織としては福島も含め支援活動は行っている様です。

夏ギフトの担当者の怠慢かと思います。

ただ、ラジオでも話していましたが、根底にある思想として、食品の品質と安全性に力を入れているのが生協。

福島県が生産する食品は放射能検査を実施し、問題無しのお墨付きが付いていても、

「本当に大丈夫なの？私は買わない。」という人達の不安を汲み取り積極的には仕入れていない様に感じます。

コレでは風評被害はいつまでも無くなりません。



もう一つ、番組で懸念していたのが、各地で開催される東日本大震災復興イベントで

福島の避難された方々の話を聞くという事が行われているそうですが、話をする方は

震災時各地に避難してきた方々、震災時・避難時の状況は話せても今の福島の状況は分からない中での話。

現在の福島の状況が正確に伝わっていないと嘆いていました。




遅れているとはいえ、着々と進んでいる津波被害の復旧。

対して、スタートラインに大きなハンデが有る福島県、復旧が進んだとしても

風評被害のハンデを腐食するのはかなり時間が掛かりそうです。

口では「東日本大震災の復興を支援します。」という人も心の中では「福島産の食品は食べたくない」

という方、結構居そうです。

コレを覆す方法、何か有りますかね。

何の落ち度も無い原発被害者の方々がこれから先、元の生活に戻るのには

膨大な時間が掛かるかと思うと心が痛みます。