先週まで仕事のほうもわりと平和?だったのですが、来週末に出荷予定が集中してしまったため、今週に入って少し慌ただしくなってきました。
自分は車関係の仕事ではありませんが、毎日
工具で遊んでいるネジを扱っていますので、ある意味趣味に近い仕事と言っても良いかも知れませんね。
という事で、先日ちょっとだけ
ネジの話しをしましたが、その流れ?で今日はワッシャーについて触れてみようと思います。
ワッシャーはスペーサー代わりに単品で使ったりする事もありますが、大体はこんな感じで、ネジやボルトと組み合わせて使う事が多いですよね。

写真では、スプリングワッシャー(ばね座金)と平ワッシャー(平座金)が組み込んでありますが、ここでは平ワッシャーに注目してみましょう。
で、普段何気なく?使っている平ワッシャーですが、実は表と裏があるのをご存知でしょうか?。
「なんだ、そんなの知ってるよ」という方は、一気に文末の<今日のポイント>へ飛んで下さい(笑)。
えーと話を戻しまして、正しく言うと「表と裏」ではありませんが、ホームセンターなどで一般的に売っている平ワッシャーはプレス加工で作られているため、打ち抜いた時に角が丸まった面と、バリ(切断時に出るギザギザ)が出ている面があるのです。

写真左は角が丸い面、右はバリが出ている面ですが、違いがわかりますでしょうか?。
製造方法によっては、
自分のように裏表の違いが無いものもあるようですが、普段見かけるのはこのタイプが多いかな~と。
では、それによってどんな違いがあるかと言いますと、鉄板に平ワッシャーが当たっている状態を図にしてみました。

ここでは便宜上、「表側=角の丸い面」、「裏側=バリの出ている面」、とさせて頂きます。
表側を上に向けた場合(図の左側)、バリが鉄板に当たっていますよね。
このままネジを締め込んで行くと、バリによって鉄板に円形の擦り傷が付きそうな感じです。
逆に、裏側を上に向けた場合(図の右側)、角の丸い面が鉄板に当たりますので、先ほどの状態よりは多少傷がつきにくいかな~と。
図では少々おおげさに表現していますので、実際それほど大きな違いは出ないかも知れませんが、その辺の理由などによりまして、機器製造では平ワッシャーの向きを指定する場合もあります。
例えば寸法を調整するような箇所や、塗装の剥がれをなるべく防ぐ場合には、角の丸い面を部品側に向ける、などですね。
ちなみに、予め平ワッシャーが組み込まれたネジ(アブセットなど)もありますが、その場合の向きがどうなっているかと言いますと、自分が知っている限りでは、ランダムになっているようです。
なんて事を言いつつ、自分も車いじりではこの辺はテキトーですが(笑)、パーツを取り付ける時などに思い出して、ワッシャーを観察してみると面白いかも知れません。
<今日のポイント>
仕事ではちゃんとやっているのに、なぜか車いじりではネジが余る不思議。
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2013/01/31 23:01:16