
稲穂に実っているお米粒を、籾(もみ)と云います。
籾から籾殻(もみがら)を取り外したものを、玄米と言います。茶色いです。
玄米を精米機にかけると、表面や胚芽が削り取られて、精米(白米)と糠にわかれます。
家で食べるお米は、玄米に近い「分づき米」を食べています。
お米の胚芽と表面に多くの栄養素が含まれているので、なるべく摂取したいからです。
玄米は、白米と比べるとビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでいるため、栄養面で優れています。
玄米のまま炊いても美味しいのですが、ねばりが弱くて食べにくく、お年寄りにとっては少し硬く感じるようです。
カレーライスやチャーハンに炊いた玄米を使うと、香ばしくてポロポロとした食感で食味もいいので、美味しくいただけます。
今、家庭用の精米機を使用しているご家庭も多くなってきているようです。
精米したてのご飯は、香りがよく、お米の風味もそこなわれないため、とっても美味しいです。
ここで、お米の栄養素について、ご紹介します。
精米した白米にも、こんなにたくさんの栄養素が含まれているのですね゚+。:.゚ワァォ(*’▽`人)゚.:。+゚
「お米とごはんの基礎知識」より
お米・ごはんに関する基礎知識を紹介。歴史・品種・栄養成分・精米や炊飯の方法まで。
http://www.okomehp.net/eat/eat008
この秋、子供たちが「糠漬(ぬかづ)け」作りに挑戦しました。
何気なく見ていたテレビ番組がきっかけです。
将来シェフになりたい、という弟が兄に提案したようです。
普段から、料理本を読んで、作ってみたい料理に付箋紙をはったり、夕飯の支度をしていると手を洗って、お手伝いを申し出てくれたりする料理好きです。
まずは、精米機から、普段は田んぼや畑の土壌改良や肥料に使うため、堆肥と一緒に混ぜて自然発酵させている米ぬかを、精米してすぐに持ってきます。
精米機に玄米を入れます。

ん? 何しているの?

お友達を連れてきていました(*´▽`)*´▽`)*´▽`)ノ

普段は持ち帰らない米ぬかを、袋に入れて持ち帰ります。
我が家のお米は、低農薬で有機肥料を中心に作っているので、玄米の外側のぬかも、そのまま食べても安心です。
お米が甘いから、きっと糠にも、甘味があるのではないかしら。
百円均一で購入したタッパーを洗って、用意してあります。
今回、「ぬか漬け」づくりの参考にさせてもらったサイトは、
こちら ↓です。
白ごはん.com
おもてなし料理から和食の基本まで ♪ いちばん丁寧な和食レシピサイト
ぬか床の作り方と手入れ
<このサイトは、料理研究家 冨田ただすけによる、昔ながらのほっこり系ごはんを伝えるためのレシピサイトです>
http://www.sirogohan.com/nukadoko.html
まずは、本漬けする前に、糠に塩水を混ぜ、良くかき混ぜ、野菜を入れて発酵させる「捨て漬け」の作業をします。

13%の塩分になるように、鍋で塩水をつくり、冷まして糠と混ぜます。
自然塩「男鹿の塩」を使ってみました。
香ばしい糠が美味しそうで、思わず糠床を食べてしまった兄弟。
「しょっぱーーー!」

思い切りまぜたたいから、外にシートを敷いての作業です。
美味しくなるように、昆布、煮干し、干しシイタケ、するめ、そして「玉ねぎの皮」をいれます。
これは、母がスーパーで玉ねぎをバラで買う時、子供たちは皮をビニールに詰めていただいてきます。コンソメスープやみそ汁、カレーなどの出しに、煮出して使うと、とても美味しくなります。
「玉ねぎの皮は乾燥してるし、味がマイルドになるんじゃないのかな?」との提案。
・・・恐れ入ります。

毎日、朝と夜、二回ずつかき混ぜます。
朝、のんびりしている弟の糠漬けを、兄が「しょうがないなあ」といいながらかき混ぜてくれます。

畑になっていた最後のスイカも、実を食べてから皮を入れてみます。
その他、大根、人参、オクラを捨て漬け野菜として漬け込み、一週間待ちます。
野菜は、途中で一度とりだし、また新しい捨て漬け野菜を漬け込みます。

3日間漬けた捨て漬け野菜です。浸かり具合を知りたくて、ちょっとかじってみました。
・・・。ものすごく、しょっぱいです。浸かりすぎは注意だと分かりました。
二回目の捨て漬け野菜を取り除きます。糠が柔らかく、いい感じになっています。

「煮干しの目が白くなってる!死んでるみたい」
「・・・。はじめから死んでいたよね(笑)」

畑から抜いてきた大根。

良く洗って、皮をむいて、浸かりやすいように1/4の太さに縦に切ります。

いよいよ、本漬けができあがりです。糠床に、それぞれ、名前をつけてあります。

まず、反日、(←すぐこれに変換orz)いえ、半日つけたものを出して、表面の糠を洗っていただきます。
パリン。ポリン。
歯ごたえがあって、生に近い食感。
人参の甘さに、驚き!
「おかあさん、ぬかどこに、まちがえておさとう入れていないよね」
「ぬかどこたべたら、しょっぱかったでしょ~((´∀`*))ヶラヶラ」
野菜の水分が抜けて、まだ塩分が入りきっていないため、甘さがひきたつのだと推理。

一日漬けたもの。
バリ。ボリ。
まだ歯ごたえはありますが、漬けものっぽくなってきました。
「これ、食べ慣れないから、苦手・・・」
「あははは。初めて食べる漬けものだから、食べ慣れてないよ~」
漬けものと云えば、浅漬けか酢漬け。塩もみ程度で食べることも多かったので、糠漬けの味は予想とちょっと違ったようです。
はじめは香ばしかった糠が、だんだん発酵して変質し、匂いも変化していったのが気になっていたようです。
「これが、糠漬けの香りと味だよ。すごくいい匂いだよ」と云っても・・・。
弟は、ただ一つ、納豆だけが匂いが気になって食べることができません。
発酵は、納豆だけじゃなくて、ヨーグルトもヤクルトもカルピスもチーズも、みんな発酵食品だよと教えましたが・・・。
『おもってたんとちがう』の幼い子供たち。
まだまだ、諦めるのは早いぞー、早すぎるぞーー (・´ω`・)困ッタナァ…
ここでちょっと、ぬか漬けの栄養と乳酸菌についてご紹介します。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪゛
以下、
「綾瀬はるかも気になる「ぬか漬け」が美肌にすさまじくいい理由」
NAVER まとめ より 一部転載します。
ぬか床は 『ぬか』 と 『水』 と 『塩』 を混ぜ合わせて出来ています。
そこに野菜を漬け込むと、塩の浸透圧で野菜の水分が出て、それをエサに乳酸菌や酵母などの菌が発酵・増殖し、ぬか漬けの「旨み」を作り出します。
ぬか床の「ぬか」にはビタミンB類が多く含まれているので、「ぬか漬け」にすると「ぬか」の栄養素も野菜に染み込むことになります。特にビタミンB1は、豚肉やきな粉に多く含まれていますが、他の食品にはあまり多く含まれません。
きゅうりを「ぬか漬け」にすると、ビタミンB1は漬ける前の約5倍に増加します。
ビタミンB1には水に溶けやすい性質がある為、ぬか床の中の野菜にどんどん吸収されていきます。野菜には魚や肉類にはない貴重なビタミンが多く含まれていますが、煮たり焼いたりする事によって大半が壊れてしまうのです。
お野菜をぬか漬けにすると、浸透圧で野菜の水分が抜け、“ぬか”に含まれる栄養分を吸収します。そのため、生野菜よりビタミン含有量が増えるのです!特に大根は栄養素の吸収が良く、生大根と比べると、ビタミンB1は16倍、ビタミンB2が4倍、ビタミンB6が6倍、カルシウムが2倍になるというデータもあります。
ビタミンB1は、脳のエネルギーとなるブドウ糖の分解に必要な成分で、もともと玄米に含まれていますが、米の精白過程でその多くが失われてしまいます。そのため、白米とぬか漬けの組み合わせは、お互いを補い、脳の働きを高める食べ方といえます。
漬物に含まれる乳酸菌は「植物性乳酸菌」と呼ばれています。
ヨーグルトなどの乳製品に含まれる乳酸菌より厳しい環境の中で生息している植物性乳酸菌は、生きたまま腸まで届く乳酸菌として、より効果的に働いてくれるのです。
最近は、生きたまま腸に届く動物性の乳酸菌を使ったヨーグルトなども発売されていますが、植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌よりも酸やアルカリ、温度変化にも強く、過酷な環境条件でも生息でき、生きたまま腸の奥まで届くものが多く、腸が長めの日本人のカラダにはあっていると言えそうです。
ぬか漬けにはビタミン、カルシウム、タンパク質など豊富な栄養が含まれているだけでなく、ぬか漬けにするだけで生の野菜に含まれる栄養価を何倍にも増やします。そして、なんと言っても豊富な酵素を含んでいます。酵素は新陳代謝を助けたり老廃物の排出を促す働きがあり、美容にも最適なのです。
以上、
「綾瀬はるかも気になる「ぬか漬け」が美肌にすさまじくいい理由」
NAVER まとめ より 一部転載しました。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪゛゛
私にとっては、出来立てのぬか漬けの味は、とても美味しく感じます。
糠床に名前までつけて、毎日大事にかき混ぜてきましたが、これからは母がひきつぐことになってしまうのか。
なんとか、子供たちが美味しいと思える糠漬けまで、到達したいです。
あっ。そうだ。
故郷の友達が、さんしょの身を入れると美味しくなるって教えてくれた!
今の時期に、生のさんしょが手に入るか分からないけど、やってみるわ!
我が家の糠床との同居生活は、まだ始まったばかり。
母が続きを任されそうな予感がしていますが、さて、どうなることやら。
ぬか漬けといっしょに、新米に合う「ごはんのとも」をご紹介します。

湯気が立ち込める炊きたての白ご飯に、ぴったり!
いつもはスーパーで買う、ちょっと紅いたらこを食べますが(ばあばの大好物)、なんと、本場福岡のたらこが送られてきました。(先月、我が家に滞在した主人の姪っ子さんから)
自然な色が、よろしいですわねえ~。
たまらなく美味しい逸品です。
…実家では、いつも「ふくやの明太子」をお取り寄せしていたなあ...( ¨)遠い目
次は、イワシのみりん漬け焼き。
じゅうじゅうと、油が滴り落ちて、たまらない柔らかさと香ばしさ。
ご飯の向こう側にある青魚は、さんまのみりん漬け。
青魚はお刺身にするのも美味しいけど、焼くとどうしてこんなに白ご飯が欲しくなるのでしょうか。
今回最後に紹介するのは、佃煮です。
佃煮と云うと、しょっぱい味を思い浮かべる方が多いと思いますが、こちらの地方は、ちょっと甘く味付けしています。初めて食べた時は、あまりにも美味しくて、びっくりしてしまいました

我が家の一押し。くるみとわかさぎの佃煮。
くるみの香ばしさと魚のしっとりとした食感がマッチして、堪りません。
あつあつのごはんに載せていただくと、最高です♪
今回、ぬか漬けと魚を載せた食器は、こちら。
寺門広気さんという作家さんの器です。友達のお店で見つけました。

「寿造園」シリーズや不思議な動物やロボット、車など、可笑しくて可愛くて堪りません。
新米の美味しい季節。
自家製の漬けもの、是非、一緒に作ってみませんか。
我が家も、子供たちが「食べ慣れる」くらい美味しいぬか漬けの味に、深化させます!
日本の畑や海や湖で取れた、美味しくてしかも安全なおかずで、美味しいお米をいっそう美味しく、もりもりたくさん食べましょうね ヾ(o´▽`)ノ゙♪