
(
④検証編からのつづきです)
私は今もドライブ好きなのか?
Rotary-EVの長距離ツアラーの資質は?
というテーマを自主検証すべく、愛知県のトヨタ博物館を目指した単独ロングドライブ。その答えは、ホテルのロビーで長旅の疲れを労ってくださった知人の声掛けであっさりと導き出されました。
朝方の出発からはすでに半日以上が経過。控えめに計算しても11時間はハンドルを握り続けてきたのに、私は不思議なほどに心身の疲れがなく、計700kmに及んだマイレージも、ひたすら楽しかった印象しか残っていなかったのです。(おそらく顔にもそれが出ていたはず)
生粋のドライブ好きでなければここまで高いテンションでゴールできなかったでしょうし、そこにRotary-EVの好パフォーマンスが大きく寄与していたこともまず間違いのないところ。
なかでもホットな残像が刻み込まれていたのが、つい数時間前、初めての新名神高速道路を走行したシーン。
三重県に入った辺りから雨足が強まり、周囲の視界が白く霞むような生憎の状況。目的地の名古屋に向けラストスパートに入った私は、大半の車両が左&中央の走行車線に留まるなか、唯一人右の追越車線を駆使して快調に巡航。もしかすると走行車線のドライバーからは、私が目を吊り上げ、リスク軽視でかっ飛ぶように映ったかもしれませんが、実際には全く逆。私はRotary-EVのパフォーマンスに甚く感心しつつ、落ち着き払って快走していたのです。
まず前提として、雨量が多いのに100km/h制限が変わらないのは、車線の構成や水捌け性能といった設計年度の新しさの賜物と解釈し、安心して"制限速度+α"で走行を継続。その上で圧倒的に心強かったのが、Rotary-EVの絶大な安定感。床下に駆動用バッテリーを敷き詰めたこのPHEVは、重量の重さと重心の低さが奏功し、大雨の高速道路で
異次元の走破性を見せてくれたのです。
実はその片鱗はすでに三桁国道を彷徨った午前中から。山の法面から湧き出た雨水の水溜りをものともせず、矢のように直進する様子に甚く感心…(水遊びのし過でバッテリーが浸水したらマズイと途中から自粛したのはココだけの話)。すると高速道路上においても、幾度となく片輪が水溜りに突入しても、ハイドロプレーニングの気配すら感じさせない抜群の安定感。軽くてタイヤの太いRX-7は論外としても、かつての長距離ツアラーのアクセラXDやMAZDA3でも、ここまで鉄壁な印象はなかったですね。
こうしてキラリと光ったウェット路面の走破性。
しかし、Rotary-EVの美点は決してそれだけに非ず。私はもうひとつ、このクルマにしかない決定的なストロングポイントを発見してしまったのです。それは・・・
モーター駆動ならではのリニアなレスポンス。
私は高速道路では圧倒的に定速巡航派で、クルーズコントロールを常用しつつ、周囲の状況に合わせて随時、設定速度を微調整するのですが、厄介なのは速度が安定しない輩たち。抜きにかかると速度を上げてくるタイプがその代表格ですね。対処法はズバッと抜いて一気に引き離すに限るので、必要な瞬間に必要な加減速がタイムラグなく得られることが極めて重要。1回1回は些細なことでも、今回のように走行時間が長いケースになると、疲労の蓄積として明快に表れてきます。
モーターのリニアなレスポンスのお陰でストレスの少ない加減速が繰り返されていった結果、今回はトータル1,400kmに及ぶロングドライブだったにもかかわらず、自分でも驚くほど心身の疲労を感じなかったわけですね。
ここでふと思い出すのは、豊かなトルク特性を有していたアクセラXD。このクルマも高速巡航中の加減速は楽チンでしたが、エンジン車である以上レスポンスにタイムラグはあるし、場合によってはシフト操作も生じるわけで、ロングツアラーとしての疲労度の少なさでいえば、やはりRotary-EVに軍配が上がりますね。
こうして、2つ目の検証テーマであったRotary-EVの長距離ツアラーとしての資質にも一定の結論が出ました。私としても、事前の予想を上回る好パフォーマンスを発揮してくれたので、今後の棲み分けを考える上でもひと安心。計5回にわたった連載ブログも、まさにメデタシめでたしの結末です。
ただし・・・
ひとつ難があるとすれば、やはり航続距離でしょうか。
今回は出発前夜に100%充電をしただけで、以降はNORMALモードに固定し、給油のみを行うハイブリッド運行で通したため、道中の燃費は11〜12km/L止まり。航続可能距離のメーター表示は満タン時でも500km台半ばで、私が安全マージンを多めに確保したこともあり、3日連続でGSに立ち寄る結果となりました(^_^;)。
よって、我が家におけるロングツアラーの筆頭格に私がこのRotary-EVを据えるのであれば、喫緊の課題は、経路充電や目的地充電をうまく併用して航続可能距離の表示を延ばし、給油/充電ピットインの自由度(と心理的な安全度)を高めることですね^^;。
Posted at 2026/07/06 07:48:57 | |
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隠れ家の走り | 日記