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OSARGのブログ一覧

2025年10月10日 イイね!

NDに乗ってRFを乗ってきた

NDに乗ってRFを乗ってきた
クラブマツダのメールで試乗の案内があったので、ロードスターRFを乗らせてもらった。
実はRFは僕にとって非常に思い入れがある車だ。
老体のNBの今後を考えていたとき、ふとRFに試乗したことがキッカケで「ND買ってNBを延命させればいいんじゃね?」と異次元の解決法を思い付いた経緯がある。

その時に試乗したのは2021年式(ND1)のATのVSグレード。
で、今回はND2のATのVSグレード。懐かしい!
今更レビューしても何番煎じかという感じだが、NDに乗る前と乗った後でRFの評価が変わったかどうか、じっくり考えていきたい。

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内装はベージュ。
ND2になってディスプレイが大型化し、しかも高精細になってかなり見やすくなった!
それ以外はND1とほとんど違いがない。デビューから10年経っても古さを感じない内装はやはりND&RFの素晴らしい点だ。

走り出してみると、ATの制御が賢くなっていて驚いた。
街中の混雑した中でトロトロ走っていると、3速から薄くブレーキかけて2速に落ちた後に再加速、という場面が多々ある(3→2だけでなく4→2なども)。
そのブレーキからアクセルに踏み替える一瞬に以前(ND1)のATの場合は「ガクッ」と体がゆすられる衝撃があった。
しかし、今回乗ったND2のATでは衝撃がゼロとは言わないが、記憶の中のRFよりずっと穏やかだった。これは乗りやすくなった!

一方、NDに乗る前には気にならなかったが、3年乗って体がNDを覚えた今ではとても気になってしまった点もあった。「重さ」だ。
RFはNDにくらべ10%近く車重が重く、その理由がフロントのエンジンと、ピラーから上のルーフの重量増なので、運転フィーリングが全然違って思えた。
交差点を曲がるときのステアリングの切り始めでフロントの重さを感じるし、レーンチェンジではルーフの重さによる腰高感がある。

ただ、重さが悪かというと必ずしもそうでないことがRFに乗るとわかる。
NDにはない、重さによって地面へ押し付ける感じは路面の凹凸では有利に働く。
例えばマンホールの窪みに片輪だけ落ちるような場合、車重で押さえ込むことで乗員まで嫌な衝撃が届かない。NDだと車が跳ねるような挙動がして落ち着きがない。

最後に2Lのエンジンフィールだが、あれ?RFのエンジンってこんなにガーガーうるさかったっけ??
パワー感うんぬんより、1.5Lとの回り方の違いに驚いてしまった。エンジンが綺麗に回るのは間違いなく1.5Lの方だと思う。
ただパワーはある。トルクフルでハイパワーとは言えないまでも1.5Lと比べると余裕の登坂能力だ。ただしエンジンがとにかくやかましいのだが。


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こんなかっこいいリアデザイン、よくできたな〜。
日本メーカーでマツダデザインに並ぶところなんて今のところどこもないなあ、というのが個人的な感想。
海外メーカー?うーん、それでも大衆車レベルで比べるとマツダのデザインが目を惹く。あくまで個人的な感想であるが。

およそ4年ぶりにRFに乗ったが、NDと同じ顔して全く別物のスポーツカーだと思った。
マツダは一車種と見せかけて、実は二つのスポーツカーを売っていたのではないかと思うくらいNDとRFは方向性の違うスポーツカーだと思う(重要なのは、両者ともスポーツカーであること)。
ということで、ND乗りがRFに乗ってみた感想でした!



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僕はやっぱ自分の車が一番好きだな〜
Posted at 2025/10/16 00:50:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2025年09月13日 イイね!

マツダミュージアム再訪&島根極上温泉旅②

マツダミュージアム再訪&島根極上温泉旅②
広島に行くならお隣島根の源泉掛け流しの湯も堪能したい!
そんな思いから、マツダミュージアムを訪問した後、今度は島根の温泉を堪能した。

そうは言っても広島市内を離れる前に何か名物の一つも開拓したい。
広島は何回か来たことがあるが、そういえば広島のお好み焼きを食べたことがなかった。
よっしゃ、本場のお好み焼き食べてこ!

そうして立ち寄ったお店で出て来たのがこちら!
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豚玉の上にネギたっぷりにしてもらった。
あと、広島の隠れた名物を教えてもらった。牛肉の「こうね」と呼ばれる部位だ。
どうやら首の辺りの部位で、普通は捨ててしまうか肩バラにくっついてシレッと消費される部位らしい。
しかし、広島ではあえて「こうね」として切り分けて食べるようだ。
丁度その夜は広島カープが勝っていたお陰で、お好み焼き屋のご主人が「食ってみ?」と出してくれた笑
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うんま〜〜!
やや硬めの肉質ながら、バラ肉のような脂があり、そしてなんと言っても赤身に味があって美味い!霜降和牛のような脂身から来る変な甘さのようなものはなく、牛肉本来の旨みが味わえる素晴らしい部位だ。
これがローカルフードに甘んじてるのはもったいないなあ。広島以外でも普通にスーパーで売って欲しい。僕は味噌を絡めて焼いたら美味いんじゃないかと思った。そう、岐阜・飛騨のほうば味噌のように。日本酒が合うだろうなあ〜!


思いもよらない広島のローカルフードを知ることができて、やっぱり旅っていいなあ、と余韻に浸りながら今夜のお宿へ向かう。
泊まったのは安芸高田にある古民家「豪農の家」さん。
一度古民家って泊まってみたかったのよねえ。
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めっちゃでかいお家で、居住されていた頃は子供の遊ぶ声や、親戚の笑い声で溢れて賑やかだったんだろうな、というのが想像できた。
元々住まわれていたご家族・ご先祖様にお家を勝手に使わせていただく申し訳なさを感じ、なるべく綺麗に、元のまま出て行けるようにしようと決めた。

こういう古民家だと、NDを庭先に置いて眺められるから最高だ。
ピンポーン「お届け物でーす」
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「はいはい、なんざんしょ?」
「あらまあ、随分大きな荷物ねえ」
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「ロードスター、お届けに上がりやした♪」
「まあまあ、こんな素敵なのどうしましょ♪」
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という茶番もできたりする笑


また、こちらの古民家は五右衛門風呂も売りの一つだ。
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行く前から楽しみにしていたのだが、雨が降って残念ながら入る機会がなかった。
くそ〜、次行くときは必ず入る!

さてさて、「旅と言ったら酒!」が飲兵衛であるワタシの楽しみ。
広島に来たのは、実は新時代の日本酒を飲んでみるためでもあった。その名も「真吟酒(しんぎんしゅ)」という製法の日本酒だ。
何が新時代かと言うと、米の「削り」が新時代なのだ。
これまでの削り方だと、日本酒臭さを抑えるためには旨みのある部位まで無駄に削る必要があった。
しかし真吟酒は扁平精米と呼ばれる削り方をすることで、日本酒特有の臭みの部分は削り、旨みの部分は無駄に削らないという製法で作られている。
どういうことかというと、精米歩合60%(=純米吟醸相当)で、従来の精米歩合の40%程度(=純米大吟醸)に相当するくらいの酒に仕上がるらしい。
で、この精米技術を開発したのが広島のサタケという企業なのだ。広島の企業すげーな!マツダだけじゃないじゃん!

今回飲んでみたのは富久長のGENKEI。真吟酒では割と名の知られたお酒だ。
確かに日本酒の嫌な臭みがない。フルーティーとまではいかないが、非常に飲みやすい。飲み疲れしない味わいだ。そして独特の「いい日本酒を飲んでいる」感がする。
あと、一緒に買った広島産のピオーネ(ぶどう)がこの酒にすごく良く合った。この辺りもワインで言うところのテロワールなんだろうか。
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うーん、これは他の真吟酒も開拓してみないといかんなあ。


前置きを書いてたらとても長くなってしまった。
ここからやっと島根の温泉が始まる。
今回訪問したのは三瓶温泉・亀の湯&鶴の湯、頓原(とんばら)温泉・ラムネ銀泉の3湯だ。

三瓶温泉は秘湯と言ってもいいような静かなところで、独特の濁ったお湯が特徴だ。
亀の湯は源泉そのままを湯船に入れているので、行ったときは34℃とかなり冷たかった。
温水プールに入っているようなもので、温泉に入っているのにどんどん冷えていく感じ笑
でも泉質自体はすごく良くて、肌はモチっとした感じになる。
そしてお風呂から上がると、「プールの後の6時間目の授業」のような脱力感が味わえる(これがわかるのは昭和生まれかもしれない)。
僕にはちょっと冷たすぎて、若干合わなかった。夕方からは加温するので暖かいお風呂がいい人は夕方以降に行くといいかもしれない。
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次に行ったのは同じく三瓶温泉の鶴の湯。
こちらは源泉掛け流しだが加温している。
僕はこっちの方が好きだ。ある程度暖かい湯のほうが温泉に入っているという感覚になる。
鶴の湯の凄いところは絶え間なく出続ける源泉だろう。
写真を見てもらうとわかるように、洗い場の隅にこれでもか、と源泉が流れ出ているのが鶴の湯の特徴だ。ちなみに、この源泉は多分加温していないと思う。35℃くらいの温度で、湯船の湯よりずっと冷たい。
亀の湯もそうだが、この濁った温泉は若干の鉄臭さがあり、入った後に流さずに上がるとその後に車内が鉄臭くなる。それがまたイイんだけどね笑
白いタオルはあっという間に茶色くなるのでご注意!
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3件目は三瓶温泉から少し離れたところにある頓原温泉のラムネ銀泉。
ラムネといえば炭酸だが、まさにこの温泉は二酸化炭素泉だ。微細な気泡が溶け込んでいて、じっとしていると体に泡が付くこともある。
ラムネ銀泉の凄いところは、二酸化炭素泉(=血管を拡張させ、体を温める)でもあり、炭酸水素泉(=体を冷やす一方、美肌効果あり)でもあるという、いわば相反する二刀流の珍しい泉質を持っているところだ。
温泉の温度は40℃行くか行かないかくらいで、入った瞬間は「ぬるい」と感じた。
だが、5分くらいするとなぜか額に汗をかいていた。ぬるいお風呂でかく量の汗ではない。めっちゃ出てくる。ありえない体の反応にびっくりした。
結論から言えば、今回巡った3つの温泉の中で最も気に入ったのが、このラムネ銀泉だった。ぜひまた入りに来よう。
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行きたかった温泉も巡ったし、後は道の駅でも覗いて帰ろうか。
そう気軽に考えていた時期がワタシにもありました。。。
確かに道の駅には寄った。道の駅・赤来高原というところだ。
だが、その道の駅のレストランは、極めてクオリティの高い仰天レストランだった。
ちょうど行ったときにスペシャルランチというのがあって、ハンバーグと唐揚げの定食なのだが、写真が美味しそうだったので注文。
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なんじゃこの美味いハンバーグは!!
合挽なのはわかるが、豚ではなくイノシシの肉を使っているかのような野生み溢れる肉の味に、これでもかと効いたブラックペッパーのガツンとくる風味が絶品すぎる!
唐揚げは柔らかく、衣にしっかり味がついたご飯が進む味付け!
コンソメスープ?え?ホントに?魔改造されすぎてない!?この旨み!
そして、レモンのように見える黄色い添え物。実はこの地域のローカルフードで、糸ウリを酢漬けにしたものらしい。
シャキシャキなのにホロホロと崩れていくような、経験したことない食感に脳が記憶を急いで探って正体を解明しようとしているのがわかる笑
お盆に乗っている全てが想像以上のクオリティだった。この道の駅ヤバい!!!

こちらのレストランは「いいなんキッチン ミエル」さんというお店だが、同じ道の駅内でパンも売っている。
このパンがまた、すんばらしく美味い!ブルーベリーとクリームチーズの入ったパンを食べてみたが、レベル高い!
この道の駅、絶対また行く!温泉より衝撃だった笑


そんなこんなで、マツダミュージアムからの島根極上温泉の旅を満喫し、帰る前に地元の酒屋で日本酒を買って家で一杯やった。




ちょーーーと待って!?
月山?え!?何これ?めっちゃ美味しいんだけど?
フルーティーで若干バニラのような感じもする中に、やや辛口なボディがあって絶妙な旨口の酒だ!!
最後の最後でこの旅一番の銘酒に当たった!これは嬉しい誤算。
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今回の旅も最高だった。
最後はNDの絶妙なアングルで締めよう。
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あ〜、凄い良いアングルで撮れたのに周りに車が多すぎる。周りの車たちを消したい笑

以上、広島&島根を満喫しきったオッサンの旅行記でした^v^

Posted at 2025/09/19 00:09:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2025年09月12日 イイね!

マツダミュージアム再訪&島根極上温泉旅①

マツダミュージアム再訪&島根極上温泉旅①
3年ぶり2度目のマツダミュージアム訪問と島根の秘湯巡りをしてきた。
これはマツダミュージアム訪問をまとめた記事です。
マツダミュージアム(2025年9月当時)の展示のネタバレ多数なので、これから見学を楽しみにされている方はブラウザバックして楽しみを温存してください。
もう行ったよ、という方は写真と共に懐かしんでいただけたらありがたいです!

いや〜、今回は素晴らしい体験ができた。
まず初め。行きの道中で珍しく多数のND乗りと遭遇。
駐車場に戻って近くにロードスターが停まっているとめっちゃシンパシー感じる。
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あっという間にマツダ本社に到着。ワクワクのため普段よりハイペースで走ってしまった。
マツダに来るとはすなわち帰省でもあり聖地巡礼でもある。
あれ?自分、こんなにマツダが好きだったんだ。
うん。マツダが好きだ!
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実は、前回訪問した時と同じ構図だったりする笑
前回はよく晴れてたなあ。
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マツダミュージアムの見学ツアーに参加されたことがある人ならご存知だと思うが、まず初めに本社ビルのロビーに集合する。
そのロビーもまた面白くて、今回はラージ商品群(CX-60, 70, 80, 90)が勢揃いしていた。
日本未発売のCX-70と90に自由に乗り込むことができたのは嬉しい体験だった。
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CX-70も90も内装は60と同じ。この内装ホント好きだなあ!
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そしてCX-60のラリー仕様も展示してあった。これは流石に乗り込みどころか触れるのもNGだった。
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さて、今回は予約枠が一杯で仕方なく英語案内のコースに参加した。
しかしご安心を!マツダミュージアムの英語案内は日本人スタッフが行なっている(日によって違うかも)。なので、日本語で質問したら日本語で答えてくれる。
英語パッパラパーな自分でも、自動車用語と日本人英語のお陰で大体の内容はわかった。

見学ツアーは本社ビルからバスで出発し、マツダミュージアムに向かう。
この日は偶然にもマツダにインターンシップでやって来た学生さんが同じ時間に見学されていた。
顔は隠すが説明に当たっていたのはマツダミュージアムの副館長さん。
マツダのユニフォームを着た若い彼らが羨ましい!将来のマツダを担ってくれるだろうか?この中から未来のロードスターの主査が生まれるかもしれない。
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しかしこのソウルレッドのロードスター、やけにカッコいいな。
それもそのはず。実はこれには秘密があって、NDの真上の照明の色が「ソウルレッド専用」となっているのだ!
ソウルレッドだけではなく、プラチナクォーツや他のカラーの専用照明も存在する。
受付のお姉さんがデモンストレーションで色々切り替えてくれて、照明だけで本当に車の見え方が変わることを証明してくれた。照明だけに!!笑


ミュージアムでは歴代の名車が並んでいてマツダの歴史を振り返ることができる。
そればかりか、マツダの理念が言葉として各所に刻まれていて、「マツダを選んで良かった〜」と思わせてくれる。
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展示車の中でも異彩を放っていたのは787B。
今年リニューアルした展示のハイライトの一つに、787Bのエンジン音の視聴体験が挙げられる。787Bのエンジン始動から暖気(?)の過程を大音量で流すデモンストレーションは圧巻で、これだけでもマツダミュージアムに行く価値がある。
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だが、787Bの展示にはもう一つ秘密があって、それは本物の787Bとレプリカの787Bの見分け方だ。下の写真は前回訪問したときに展示されていたレプリカの787B。
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そして次が今回訪問したときに展示されていた本物の787B。alt

本物は走行傷があるが、見た目にはほとんど違いがない。
だが、実は決定的な違いがあって、それはとても深い意味を持っていた。
今一度2台を見比べて欲しい。本物だけ「がんばろう日本」のステッカーが貼ってある。
これは東日本大震災の後、マツダが被災地を勇気づけるために787Bを走らせたときに貼られたステッカーだそうだ。
僕自身、宮城県仙台市で震災に遭った当事者であるだけに、このステッカーの意味は非常に重い。787Bの力強く湧き上がる咆哮は「ここで負けてなるものか」という人々の心を強く鼓舞したことだろう。ロータリーよ、ありがとう!


ところで、歴代展示車の中には「なんでお前が?」という車種もある。
それが初代アテンザだ。
確かにイイ車だと思うし、よく売れた車種だと思う。だが展示の理由がわからなかった。
そこでマツダの方に聞いてみた。
その理由は、マツダのブランドイメージ確立の第一弾であり立役者だったから、だそうだ。
ベンツやBMWなど欧州車は、たとえ昭和の古い時代の車種でも一発でメーカーがわかるデザインをしている。しかしマツダの車はそうではなかった。
フォードとの提携終了が迫る中、マツダは生き残りを賭けてブランドイメージを確立する必要に迫られていた。
そこで誕生したのが五角形グリルを基調とした「マツダ顔」と「ZOOM ZOOM」のキャッチフレーズだった。
この試みは見事に成功し、今日のマツダのブランドイメージがある、とのこと。
そうか、初代アテンザはマツダの命運を担っていたのか!すごい車だったんだなあ!
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もう一つ、隠れた名展示がある。
それは、お蔵入りになった幻のマツダ製V12エンジンだ。
これはユーノスコスモよりさらに上級の車に搭載することを目標に開発が進められたエンジンだったが、マツダの経営不振のために開発中止となった逸品だ。
エンジンに小さく貼られたメモには開発者の名前と「開発凍結」の文字が刻まれている。
技術者たちは悔しい思いをしたのだろう。世に出てくる製品の影に、こうした断腸の思いでお蔵入りした品がいくつもあるはずだ。
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リニューアル後に新たに展示に加わったものとして、コンセプトカーである「靭(しなり)」がある。確か現行MAZDA6(アテンザ)の元となったデザインではないかと思うが、その妖艶なボディラインと、現行のマツダにはない紫のカラーが素晴らしくカッコよかった。
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ミュージアム見学も後半。
マツダのデザイン哲学のエリアに突入する。
「鼓動デザイン」の御神体とも言うべきオブジェが飾ってあった。
このオブジェ自体は以前も見たことがあり、初見では何を表しているのかわからず「ふーん」と素通りしてしまった。
だが、今回見たら一目で何かわかった。猫科の動物が獲物を襲うときの跳躍の瞬間だ。躍動感と生命感の塊であることを理解した。
聞くところによると、これはチーターらしい。
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マツダミュージアムを訪問する動機の半分近くを占めている展示がある。
マツダデザイン史上最高傑作であり、ソウルレッドはこの車のためにあると言っても過言ではない完全無欠の美術品「RX-VISION」
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何度見てもこの車ほど美しいデザインはない。
カッコいいNDや、美しい曲線に見惚れてしまうFD3Sを寄せ付けない圧倒的なオーラと、工芸品のような繊細さと美しさを兼ね備えたRX-VISIONは、史上最高のデザインだと思う。これがコンセプトカー止まりなのが悔やまれる。街を走る姿を見てみたかった。


さてさて、マツダミュージアムの最後にして、現在のマツダのハイライトとも言うべき展示で見学ツアーはフィナーレを迎える。
マツダ・アイコニックSPのお出ましだ。
写真では何度も見ていたが、実物を前にするとサイズ感とデザインの躍動感が相まってかなり凄く興奮した。
これが市販されて街中を走っている姿を想像するとニヤけるなあ。フェラーリが横に停まっても見劣りしないどころか優っているとさえ思える。
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以上を持ってマツダミュージアムの見学ツアーは終了した。
展示がリニューアルされ、ますますマツダの想いが深まっていて大満足だった。
写真撮影NGなので紹介しなかったが、見学ツアーにはマツダの工場見学も含まれていて、様々な車種が同じラインで作られていく「混流生産」が見られる。
マツダ乗りでなくてもマツダミュージアムの見学は楽しいし、見学に参加したらマツダに乗り換えたくなるくらい魅力的なツアーだと思う。
マツダミュージアムは僕にとって某ネズミの国よりもよっぽど魅力的で、何度も通いたいと思わせる夢の国だ笑

見学の後、この日は安芸高田の古民家に泊まりマツダミュージアムでの余韻に浸りながら地酒を楽しんだ。
翌日からは島根の温泉旅が待っている。
それは次の記事にまとめることとする。




Posted at 2025/09/18 01:12:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2025年09月07日 イイね!

見知らぬスイスポ乗りと新型プレリュードの車内で話し込むND乗り

見知らぬスイスポ乗りと新型プレリュードの車内で話し込むND乗り新型プレリュードが気になる。
買いたいわけではない。そもそも高額すぎて眼中にもない。でもこのご時世に出てきたクーペとあれば、好奇心が掻き立てられる。

いてもたってもいられず展示車のあるホンダディーラーに、我がマツダ・NDロードスターで乗り付けてみた。

店内に案内されて入口を入ったところで早速お出迎え。
真っ赤な新型プレリュードが来客全員の目を引いていた。
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プレリュードのパッケージングから、ライバルはどの車種か?と考えていたが、第一印象では日産・フェアレディZな気がした。
GR86やロードスターRFをライバルにしているのかと思っていたが、サイズが全然違った。デカい!

僕の他に先客もいて、80は超えてそうな紳士がボンネットを開けて眺めていた。
僕は外装を一周眺めてからエンジンルームをチラ見。
「う〜ん、さっぱりわからん。

気を取り直して内装に目をやる。
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「白内装か〜」
僕はたまに不注意で内装を汚してしまうので、白はNGだ。

ちょっと乗り込んで運転席に座ってみた。

シート柔らかいなあ
・・・僕の心の声ではない。
先ほどの紳士がなぜか助手席に乗り込んできてシートの出来について語り出した笑(※僕は関西ネイティブではないので以下、記憶を頼りに書き起こしたエセ関西弁が出てきます

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紳士「こういうクルマなのにこんな柔らかいシートは合わんな〜
僕「・・・確かに、思ったより柔らかいですねえ」
紳士「ほんでこのダッシュボード。黒い樹脂丸出しで。600万でこんな安っぽいのないわ!
紳士「白い革貼ってるけど600万ならカーボン貼ればええのに!
紳士「ほんでなんやねん、このセンターコンソールの太さ。車内狭〜見えるわ。なんで隣の席こんな遠いねん

・・・80の紳士(じいちゃん)、大暴走である笑
話してみるとこの紳士、かなりのクルマ好きで、車歴の中にはNA/NBロードスターやS660、ジムニーがあり、
紳士「今はスイフト乗ってねん。納車1ヶ月じゃ。ほれ、あそこに停まっとぉヤツがワシんじゃ
見るとブルーのスイスポがホンダ車を差し置いて店の真ん前に停まっていた笑

僕「ND買う時にスイスポもS6も試乗したんですよ〜。スイスポはハンドリングが良かったです。あと剛性も。結局ロードスター以外考えられなくてNDにしましたけど」
紳士「ロードスターはエエ。ミッションの感触がエエなあ
紳士「それと運転席から見えるフロントフェンダーの盛り上がりや。アレがごっつかっこええ。ロードスターはエエよ

紳士ーーーーーーー!!!!!!!涙

僕もクルマ好きスイッチが入ってしまって、そこからはクルマ談義に突入する(注:プレリュードの車内である笑)

紳士「シビック・タイプRと比べたらコレ(プレリュード)は全然買いたいって気せんわ
紳士「しっかり走りようけど乗り味乗用車やねん(※紳士は昨日試乗したらしい)。タイプRみたいに地面に吸い付くような乗り味のクルマとちゃう
紳士「ホンダの最高傑作はS2000や。それに比べるとプレリュードはワクワクせん
紳士「ハイブリッドがあかんねん。純ガソリンで出して欲しいわ
僕「確かに。そしたら車重も100kg近く軽くなるし、MTで乗りたいですね」
紳士「せやろ?ワシもミッション派やねん。スイスポもMTや
紳士「ワシな、プレリュードは純ガソリンでタイプRが出る思てんねん
紳士「プレリュードは販売開始してすぐに最初の受注止まってもうたけど、2年くらいかけてハイブリッドを行き渡らせると見とる
紳士「ほんで満を持してのタイプRや

プレリュード・タイプRかあ。
足回りがシビックRと同じだそうだから、パワートレインだけ変えれば即席タイプRができそうではある。しかもシビックよりホイールベースが短いので、運動性能は断然上だろう。
そうなるとタイプRのヒエラルキーに地殻変動が起きそうだなあ。
今までシビックしかタイプRがなかったところに新たにプレリュードが加わったら、シビックRの価値が下がるかもしれない。

・・・まあ、ワタシはマツダ乗りでありロードスター信者なので「あ、そうですか?」くらいの感覚だが笑


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再びプレリュードの話に戻り、
紳士「このクルマ、どんな層が買う思う?こんな白い内装で。NDにも白内装の限定車あったけど、あんま売れんかったな
僕「僕もそれ考えてたんですよ。600万のこのクルマは誰に向けて作ったのかって」
紳士「ワシなあ、これはお金持っとる女の人を想定してる思っとる。バーのママとかや
僕「!!」(僕に電流走る)
紳士「そしたらこの価格でこの白内装もしっくりくるやろ?女性の中にはこういう派手なクーペで白い内装のクルマごっつ好きな人おんねん
僕「その発想はなかった!」
紳士「600万でこの内装。全然魅力ないやろ?樹脂ばっかりで。でもそれは「600万」の価値で考えてしまうからや。そしたらクラウン買ったほうがエエってなる
紳士「男はエアコン吹き出し口とか一点集中で物見てまうねん。だからここにカーボンが、とか言う
紳士「でも女性は全体のコーディネート見てんねん
紳士「さっき言ったセンターコンソールの太さだってそうや。ワシは無駄に太くて邪魔や思うけど、女性ならiPhoneやiPad置けて便利って評価になったりする
紳士「だからプレリュードは女性に人気出る思うわ

この紳士、何台ものクルマに乗って来てるだけあって、視点が鋭い!
そういえば、僕らがプレリュードの車内でバチくそ語り合ってるときにも、女性の方が写真を撮って行かれてた!(※紳士とおっさんの写真ではなくプレリュードの写真を笑)

気づけば見知らぬスイスポ乗りの紳士(じいちゃん)と1時間近くプレリュードの中で話し込んでしまった笑
お互いプレリュードを買う気はさらさらないのに熱く語ってしまうのは、やはりこのクルマに何かしらの魅力があるからに違いない。

ホンダのディーラーにとってはクソ客だったなあ。片やスイスポ、片やロードスターで乗りつけた得体の知れぬ客二人が、なぜか店内で意気投合して新型車の車内で延々とクルマ談義する。店側から見たら「なんやねんこいつら」だっただろう。すみません、周りが完全に見えてなかったです。反省。

結局、プレリュードには価格に見合った魅力を感じなかったのだけど、「一見の価値あり」というのは強調しておこう。

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Posted at 2025/09/07 21:34:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新型車 | 日記
2025年09月05日 イイね!

プレリュード

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ホンダ・プレリュードが遂に発売されたようだ(9月5日)。
第一印象は「プリウスに2ドアクーペが出る!?」と早とちりしたが。

ただ、、、
ただよぉ、、、

600万って。。。
月並みだけど、お値段設定が日本人離れしてるんじゃ〜ありゃせんかい?=3
プレリュードが600万って。。。

そう思ってふと調べると、90年代のプレリュードの新車価格って200万ちょっとだった。
当時のR32 GT-Rが400〜500万くらいだから、プレリュードの2倍ちょっと。
で、現在のR35はというとベースグレードで1400万。新型プレリュードの2倍ちょっと!

あ〜、なるほどね!
ビッグマック指数ならぬ、GT-R指数で車両価格を測ると、新型プレリュードはちゃんとプレリュードの価格帯なんだ。

でも高いもんは高いんすよ笑

※アレ?GT-R指数で言うとNAは170万くらいだったから現在だと500万ちょっとの価格に相当するなあ。
NDが300万ってもしかして令和の時代には破格の安さなのでは??
そしてもうすぐ追加されるMSRロードスターの500万って実はロードスターとして妥当なのでは??



そんなわけあるかーwww
Posted at 2025/09/05 01:24:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新型車 | 日記

プロフィール

「@*-ちょもん-*@ロドらんまいけ さん 我慢できなかったんでしょうね笑 そういう人には道を譲ってあげましょう!」
何シテル?   10/13 22:56
マツダ・ロードスター沼にどっぷりハマってます。 みんカラを始めたのは、兵庫県のとある場所でロードスターand/orオープンカーミーティングを開催し、ゆくゆくは...
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