一時期最強のトランスミッションとして期待されたDCTでしたが、日本ではあまり普及しませんでした。まあ、AT好きが妙にDCTを押してきたりすることがありましたが、わたしの感覚ではDCTとMTは近い機構だと考えています。
これなんて、2クラッチが一体となっています。すごい技術です。
ただ、意外と半クラを多用しているようです。もちろん、渋滞がなければ問題ないのですが、半クラを多用すると、クラッチの摩耗だけでなく、熱が処理しきれなくなるようです。
そのため、多くのDCTのクラッチは、湿式になっているようです。ただ、湿式にすると、クラッチ板がオイルで満たされるため、スリップするだけでなく、変速時の抵抗となったり、冷却用オイルが歯車のオイルと兼用しているため、トランスミッションのオイル交換が早めとなるようです。
これよりトルクの伝達効率は90%程度と低めで、最近高性能化されたステップATが伝達効率を90%程度に上げてきたため、DCTの価値が低下しているようです。しかもDCTはステップATと比較して多段化が苦手です。
MTの伝達効率は98%と高く維持されており、軽量で部品点数も少ない。やはり軽自動車ならMT一択ですね。
そしてS660のファイナルギヤ。5にしてくれ~。笑
Posted at 2024/02/10 11:01:04 | |
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