今回のコロナ延期になって、改めて気付いた点は、メーカー参加が少ないことですね。まあ、ある意味、WRCの存在意義はなくなったのかもしれません。
そもそもWRCは、レース場ではなく、公道で一番早い車はなんなの?という視点から始まっているのに、実際、WRCカーと市販車両とでは、まったくの別物。羊の皮を被った狼です。
もはや初めのコンセプトから外れたレースになっています。
そこからP-WRCというものができました。これは市販車両をほとんど改造しないという車両規格で、WRCの本来の目的のカテゴリーといえます。
が、日本車が勝ち続けるためか、今は車両規格は存在するものの、WRC2と3というカテゴリーに分類されています。しかしWRC2と3もWRCのワークスマシンと同等の車両で出場できるので、P-WRC車両で出場しても、勝ち目はなく、事実上、廃止された形です。
WRC2は野球で言う2軍、WRC3プライベート出場とイメージすればよいかと思います。
まあ、市場原理として人気がないものは廃止です。
メーカー参加が少なく、それを改善しようと、車両開発費を抑えるため、出場する車両は、ヤリスなどの小型車に限定されていますが、そもそも車両開発費は抑えられていないのと、正直なところ、ヤリスが勝つより、スープラで勝って欲しいという気もします。
なんとか、WRC人気が復活することを願わずにはいられません。
Posted at 2020/04/28 12:36:46 | |
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