愉悦

　今日はテニス大会。
　シングルスはなく、男・女・混合ダブルス個人戦のみ。総当たりのグループリーグを経て、決勝トーナメントを改めて来月行う。

　私は何度となく出場しているが、パートナーは初めて参加する勤務先の後輩。昔ちょっとやっていただけ、と話す割には、球際のしぶとさがあり頼もしい。


　結果だけを先にお話ししておくと、3組総当たりグループリーグの結果は2位で、残念ながら決勝トーナメントには進出できなかった。
　第一試合は6-4で勝ったが、第二試合は3-6で負け。それでもゲーム中、若い後輩はボレーが、私はバックストロークが思い通りに決まったほか、私のサーヴィスゲームは全てキープ。内容は決して悪くなかった。

　内容云々よりも良かったのは、テニスをとても愉しめたこと。それはコート外で応援してくれていた勤務先の人間にも伝わったようで、「残念」「惜しかったねぇ」の労いの言葉の次に、「楽しそうで良かったよ」と言って貰えた。



　スクールを辞めてしまってから随分経つ。
　たまに思い出したようにテニスコートに顔を出す程度では、上達など望むべくもない。
　テニスに誘われるのを、億劫に思ってしまうことだってある。


　あぁ、でもテニスは楽しいスポーツなんだと、今日改めて思い直した。
　上達したい、強い球を打ち返したいと思う気持ちが甦る。
　子どもが大きくなって、時間的な余裕が出てきたら、またスクールに通いたい。

　子どもの通うスクールで、同じ時間帯にレッスンを受けられれば申し分ないのだが、それはその時になってから調整してみよう。

　子どもの成長と並行して、自分自身のスキルアップも図れるのは喜び二倍。
　今から楽しみで仕方がない。


　そのうち子どもに打ち負かされるようになり、新たな悩み?闘争心?に火が点くのかもしれないが。